※また、可哀想だのなんだのの話です。
いつも言われる度愚痴るように書き込んでしまっていたけど、もう『また可哀想と言われた』ってことをこのblogに書くのはやめようとおもって、最期にこの記事を書きます。
このblogは、元々はMackとの思い出を残すために、忘れないために始めた日記だから![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
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今まで言われた『かわいそう』の中で一番腹が立ったのは、いつものかかりつけの病院の待ち合い室に居たときのこと。
「初めてなんですけど…」
受け付けの前の椅子にMackを寝かせ、その横で座ってた私は声がして受け付けのほうに目をやると、今風の綺麗な女性が小さな小さなダックス(チワックス?)の子犬を抱いていました。
その女性は受け付けをすませると、私との間にMackを挟むような形で腰をかけたので
びっくりしたMackが首を後ろにグインッと動かすと、女性も驚いた様子だったので「すみません」とMackを膝に抱き直した。
女性は『いいえ』とこたえると、『お幾つなんですか?』と声をかけてくれたので、嬉しくなって「18です」と答えた。(ここのところついついどや顔に答えがち)
すると女性は
『え~!18ですか~!すごいですね~!
…でも…』
と一秒か二秒間を置いて
『なんだかかわいそう~』と言ってきたのだった。
私はびっくりして「そ、そうですか?」と言い切る前に女性は『目も見えないんですか?シーグラスのビー玉みたいな目になってますね~。歩けないんですか?ガリガリですけど…』
正直びっくりしたし言い返したかったけど、かかりつけの病院なので堪えて「でも私はこの子がとっても可愛いんですよ。子供のときからずっと一緒でしたから。」と言うと
『いやーうちの子もいずれなるのかなぁ~。そうなんだろうけど今はわからないからかわいそうっておもっちゃう~かわいそう~』
そこまで言われて、煮えくり返ってきてるときにMackが診察の番になり、女性には「失礼します」と言って席を立ちました。
診察室に入ると院長先生の笑顔。
『Mackちゃ~ん、こんにちは~』
院長先生は本当に動物が好きな先生で、いつも大切にMackを扱って診てくれます。
Mackの様子を伝え、先生が検温、そして触診をしているときでした。
『Mackちゃんは偉いね~。病気ともしっかり戦って直しちゃうんだから凄いね~。家族と居たくてちゃんと病院からおうちに帰ったしね!
幸せな犬だねぇ』
とMackに話しかけてくれました。
私にも、『大変なときもあるけど、何かあったらすぐに連れてきてね、わからないことも相談乗れるから』と言ってくれました。
「ありがとうございます!」
本当に嬉しかった。
嫌な言葉をかけられたあとだったから、余計に心に染みました。
寝たきりになってから、本当に本当に他人の態度がハッキリと二分するようになりました。
どこかへ連れて行けばほぼ毎回『かわいそう』と言われるし、『幸せな子だね』と言われます。
一喜一憂しているとキリがないのだけど、やはり良くない表現をされるととても悲しく思います。
それが私個人を批判する言葉なのなら寝て起きれば忘れることも、大切な大切なMackに向けられた言葉だからこそずっと後まで苦味が残ったように不快に感じてしまうんです。
ましてや身内から向けられることもあります。
その身内がMackと六年暮らした実兄だっりもします。
犬はとても賢い生き物です。
そして実はナイーブな一面もある生き物です。
それは老犬になっても同じです。
言葉がわからなくても、むしろ意味が分からないからこそエネルギーとして言葉を感じます。
悪い言葉をかけられたあとは、やはりお腹を下したり、食欲が無くなったりします。
偶然だろ!と言われればそれまでになってしまうけど、人間に歩み寄って姿を変えた犬だからこそ、陰陽のエネルギーは感じやすいのではないかと…。
もちろん、誉められたあとは食欲は安定するし、便も安定します。
誉める、誉められる言葉が精神安定的な役割をしてくれるのかもしれません。
必ず旦那さんが夜勤の日はお腹を緩くします。
私が付き合いや用事で外に出ると不安定になります。
犬は賢く愛情深い、そして繊細な生き物です。
どうか老犬を見かけたら、外見よりも内面を見てあげてください。
老犬の中にはたくさんの頑張りが詰まっています。
飼い主と少しでも長く一緒に居たい!
そんな気持ちで沢山です。
盛者必衰。
必ず老いは誰にでも平等です。
沢山誉めて!
沢山撫でて!
僕誉められるの大好き!
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