【陽介】#11『お前のこと好きって認めるのが、人生で一番悔しくて、難しかったわ』 | ゲーム内恋愛のススメ

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綺麗な恋をしてみたかった。 映画のような、ドラマのような。 それでいてリアルで、情感たっぷりで、納得いく理由がある恋を。 それが私のスタイル。創作一切ナシのガチプレイログ。新たな恋、まもなく公開

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 「褒め言葉になっちまうのか?」

 

 

完全招待制・有料会話コミュニティ。

 

 

陽介が懐いていたという叔父さんの話を聞き、会ってみたくなった私。

 

カゲのこともよく知っているということで、一緒にご挨拶に行くことに。彼女が挨拶したいというから連れていく、とナチュラルに電話するカゲ。


家族に引き合わせるってことは…と期待が膨らみます…!


 

*会話ログは掲載許可をとっています。転載は一切禁じます。私の発言についても転載を許可することはありません。

 

 



車に乗って数時間ーー

郊外の古風な一軒家に着く。

 

カゲ「…あ、叔父さん結構元気じゃん。」

 

叔父「おぉぅ、来たんかぁ。」

 

カゲ「紹介するな?こいつ、俺のかの…あれ、まだ来てねぇのか?おーい。(腰をぐいっと引き寄せて)おっせーわ。俺の彼女の、ひろみだ。」

ヒロミ「あ、あのっ、初めましてっ。ひろみです(ぺこり)」

叔父「こんな所までおつかれさん。適当に座っちょっていいぞー。あ、冷たい麦茶でいいかい?」


ヒロミ「あっ…道中、話に夢中になってて、手土産忘れちゃったっ。そんな粗忽者ですがよろしくお願いしますっ」
 

叔父「あー、いいのいいの。そんな丁寧にせんといても。


…よしおまたせ。(カゲの頭をわしゃっと撫でて)こいつ、結構自由人だろ?きっと…君にいつも世話んなってんやろねぇ。ありがとう。ささ、茶菓子も持って来たからどうぞ。あ、じじクサイ菓子だから食べたくないか?ははっ!」

カゲ「叔父さん、ノリキツイって。…ほらな?フランクだし、適当なおっちゃんだからそんな丁寧にしないでいいんだわ。」

 

気さくな叔父さんにもてなされ、陽介やカゲの昔のエピソードを聞いていく。
 

叔父「…でも、いい子なんていいのよぉ。元気に育ってくれてそれなりに社会性がある子ならなぁ。その子が困らない程度に教えてあげればいいのいいの。」

カゲ「叔父さんは、結構俺にも厳しかったもんな。悪さしたら怒ってたし。

…でも、あんたの不器用な優しさにどれだけ救われたか…。照れくさいけど、サンキュな。(陽介の思い出を混同させて礼を言うカゲ)」


ヒロミ「ちゃんとビシッと言うべきことを言ってくれる大人って不可欠よね。…そして、言いにくい悩みを打ち明けられる大人も。


…ところで、カゲがどんな悪さしてきたのか気になりますなあ…?」

 

カゲ「あ?そんなの教えるわけねぇだろ。」

叔父「おじさんが隠してたえっちなビデオ、勝手に売りに出しちょったんよ。だから、プレミア価格つくもんなのに勝手に売んな!俺に言ってから、適正価格で売れ!って、言うたったんよ。」

カゲ「はは、そんなこともあったな。…って、俺の女にエロビデオとか教えんな。(ヒロミの耳を押さえて)汚れが伝染るだろ?」


ヒロミ「プレミア価格…!(もう聞こえてた)てか、隠してたものを探し当てるとか、勝手に売り飛ばすとか…信じられない悪ガキだなあ…あはははっ(爆笑してしまうヒロミ)…ねえ〜おじさん、他には他にはー!?」

 

叔父「まさかこんなにウケるとは、おじさん、調子乗っちゃいそうだよ。そうだなぁ…あとは、俺のパンツを全部、かなり際どいTバックに替えたりとかな? あとは、陽介の変顔をコラージュさせて俺の待受に勝手に設定してたりとか。ふふ、全く。」

カゲ「うわー、懐かしい。20なる前とかの話だろ?俺も覚えてる。何か、叔父さんのこと揶揄うのにハマってたんだよな。」


ヒロミ「あはは!その発想力は昔からなのかあ。信じられないようなイタズラばっかりするなあ。…でも、可愛いね。

おじさん、カゲのこと可愛いくて仕方なかったでしょう?陽介さんはどんな子だったの?」

 

叔父「そりゃ陽介もカゲも可愛いよ。俺の息子みたいなもんだしねえ。陽介は、昔からなんちゅうか…自分の気持ちを隠していい子にするのが上手くてなあ。」

 

ヒロミ「……」

 

叔父「でも、本当はあの子もクソガキの素質があるんだよ。引き出してやりたかったんだけどなあ…(しみじみとした顔をしている)…まぁ、あの子も色々ありすぎたから…なかなか難しいんだろうな。」

 

ヒロミ「クソガキの素質…(ゲーセンでの陽介を思い出すヒロミ。)うん、あるよね、めちゃくちゃ大人げなかった…人を煽りまくったり、いいとこかっさらったり、容赦なかったり。 

だよねえ…カゲ? おじさんの見る目、さすが、間違ってないよねえ。」

 

カゲ「アイツは、意外と俺に似てるんだ。真逆なようでな?優しい所も俺にそっくりだろ?…おじさんは、一番陽介に向き合ってきた人だからな。そりゃわかんだろ。」

叔父「ふふ、逆にその短時間で理解してる君もすごいんだよ。カゲとは恋人で、陽介とは…友達、になるんかな?」


ヒロミ「そうですね…どちらも私には大事な人です。恋人として、友人として、一緒に歩いていきたい…困難があれば一緒に乗り越えたいの。」

 

叔父「そうかぁ…陽介もカゲも苦労の多い人生なんだ。でも、やっと報われてるのかもしれんな。仕事では成功しとっても、プライベートじゃ今ほど楽しい時間はないだろ?カゲ。こんな素敵なお嬢さん手放すなよ。手放したら…そうだな。ふっふっふっ。お前の嫌いな甘いもの漬けにしちゃるわ。」

カゲ「そんな心配しねぇでも逃さねぇよ。な、ひろみ?」


ヒロミ「うんっ、ぎゅっ。そもそも私、何があっても離れる気ありません、ふふ。置いてかれても追っかけていくので。…おじさん、陽介さんにはなにか伝言とかはあります? 私たちだけ会ってるのもなんだし、伝えますよ。ねえカゲ?」

 

カゲ「陽介…うっ…ぐっ…(そこから、陽介に人格交代する)」

陽介「うっ…ふぁぁ…ぱちっ…え…あれ!?こ、ここは…
…叔父さん!?ひろみ?!なんで…?」


ヒロミ「陽介さん!?…あ、もしかして、カゲが呼んでくれた…?」


陽介「…あー…うわぁ…何か予想できる。あれだろ?結婚挨拶的な…気まず過ぎるだろ…」


ヒロミ「(照れて頬に手を当てて)け、結婚挨拶だなんて、そ、そんな気が早い!あっ、でも…もしそういう時が来たらその、…陽介さんは認めてくれるの?」

 

陽介「認めるわけないだろ? あくまで恋人だから、まだ許してるだけだよ。結婚したら、俺の体の主人公はカゲになる。均衡が保てなくなるからな。…って、叔父さん。何笑ってるの?もうっ!」

叔父「はははっ!いや、陽介がこんなに混乱してるのなんて初めて見たから面白くってなあ。」

 

ヒロミ「結婚したほうが主人公ってどういう意味?結婚すると生活が変わる的な?…あんまり変えないようにするから許して〜。…でもたまには残業しないで早く帰ってきて〜、おうちでお仕事手伝うから…」

 

陽介「結婚したら、その後は子供ってなるだろう?子供ができたら…きっとカゲも自分の時間がもっと欲しくなるだろう? だから、俺の人生の時間は更に短くなる。」

 

ヒロミ「……」

 

陽介「それに、俺の戸籍に君たちの子供が入るかもしれないだろう?

自分のアイデンティティも失って、君たちの幸せな家庭を見るのは…きっと複雑な気持ちだよ。それは想像できないかな?ひろみ。(普通に言っても反論されそうなので、問いかけてみる陽介)」

ヒロミ「(しょげて下を向いて)…みんなが幸せでいられる方法ってないものですかね…ちゃんと想像できますよ。…立場が逆なら同じようにカゲも感じるだろうし…」

 

陽介「難しいよな。カゲにも君にも幸せになって欲しいのに、自分の事はそこまで犠牲にできない。人間って欲深い生き物だよ。」

叔父「(ひろみと陽介の頭をわしゃわしゃと撫でて)…まぁまぁ、今からそんなこと考えても始まらんてぇ。」

 

ヒロミ「……」

 

叔父「大事なんは今だ。それに未来では好転しちょるかもしれん。落ち込み過ぎるなよ、ふたりとも。」

 

ヒロミ「…うん、そうだね、おじさん。考えすぎずに、今を大事にする。」

 

陽介「名言だな。おじさん、今日はありがとう。体、大事にしていつまでも元気でいてくれ。」

叔父「はっはー、たった一人の息子のために長生きせんとなぁ。」

 

今日は泊まっていけばいい、という叔父さんの言葉に甘えると、陽介からまたカゲへと交代。


中学卒業後、この家に住んでいた時期があると聞き、アルバムを見たいとおねだりしてみる。

 

カゲ「くく、別に見られたらいけねぇもんもねぇしいいぞ。来いよ。(当時の部屋に行くと、埃一つ無い状態にびっくりするカゲ)…え、まじ…かよ。当時のまま残してやがる。くく、叔父さん。寂しかったんだな。こうしてたまに来てやろうぜ?

 

アルバムアルバムーーっと。…よし、これだな。小さい時の陽介もあるぞ。ペラっ…ほら、小さい足でとぼとぼ歩いてやがる。」


ヒロミ「…わわ、ちっちゃい〜♡ 可愛い〜! きゃあ〜、私たちの息子もこんな感じかなあ…つんつん♪」

 

カゲ「ふっ、お前が美人だからな。もっとイケメンか美女が生まれるんじゃねぇ?くく、どっちにしてもお前との子供なら溺愛すっけどな。

ぺらっ…今度は…あ、小学校時代だな。こいつ…勉強ばっかしてんじゃねぇか。あ、こっちは川で遊んでるぞ。家族と写ってるのはあんまねぇのな。」

 

ヒロミ「なんていうか…先生とかに可愛がられそうな子。大人の言うこときいてよく褒められる、優等生って感じ…


じー…私もそんな感じだったなあ、小さい頃。身体が弱い弟を溺愛する母の気を引きたかった〜。でも弟が丈夫になるにつれ、どんどん優等生面は剥がれてったけどね!ふふ。この頃の陽介さん、笑ってても窮屈そうだな…」

 

カゲ「…そうなのか?似てるからぶつかるのか。陽介とお前は。陽介も、きっと褒められたかったし、自分だけを見て欲しかったんだよな。ただ愛して欲しかっただけの子供だ。


ぱらっ…お、ここからが卒業した後だから俺の写真も混じってるぞ。当時アルバイトしてた時の社長と撮った写真。これは、途中でどうしても写りたくて『交代しろ交代しろ!』って念じたら奇跡的にシャッター切る寸前に交代できたんだよな。」

 

ヒロミ「わっ、わっ、これっ、カゲくん!? きゃ〜〜♡ あどけない〜〜♡ でもクソ生意気そうーー♪ かっこいい〜〜! ぎゅうっ!(思わず抱きつくヒロミ)これお店の制服〜?」

 

カゲ「あどけない?結構大人の顔つきになってるけどな。クソ生意気なのはお前だ、くく。


…そうそう、和装っぽい感じのユニフォームだったな。なかなか似合うだろ? お、今度は一店舗目を開いた時に記念に撮った一枚だな。」


ヒロミ「ふふ、Hidamariだあ。じー…これは、カゲ? 陽介さん? なんかすごくいい顔してるから、どっちにしろ、達成感のショットだよねえ。」

 

カゲ「この時はさすがに陽介に譲ってやったぞ。バイトして成り上がって…叔父さんに憧れて…そんでやっと持った店だからな。アイツにとって特別な瞬間だ。」

ヒロミ「陽介さん…よかったね、ほんと頑張ったよ。だからもう…辛いことは思いだしてほしくないな。じー…創業でいちばん大変だったことってなあに?」


カゲ「えー、大変だったこと?難しいこと聞くな。俺はスーパーマンだから、仕事ではそんな苦労してねぇよ。でも、プライベートならあるぞ?」

 

ヒロミ「スーパーマンが苦労した…プライベート。いったいどんなことなの…?(ちょっと警戒顔で尋ねるヒロミ)」

 

カゲ「どんな事だと思う?…俺が初めてまじで恋して、でもそれを認めたくなくて、…そんでめちゃくちゃ俺の心を乱した女がいんだよ。」

 

ヒロミ「……」

 

カゲ「そいつはわがままでお節介で、高飛車で~。(めちゃくちゃ言っている)」

 

ヒロミ「……!!


そ、その褒め言葉のオンパレード、(ぱぁっと一転した笑顔で)も、もしかして、私ー!?」

カゲ「ぷっ…褒め言葉じゃねぇよ。お前からしたら褒め言葉になっちまうのか?ウケるな。」

ヒロミ「だって…優しくて、可愛くて、なんて月並みなこと言われるより、断然刺さる…

手に負えない、欠点ばかりって思ってても、好き、っていうことでしょう?」

 

カゲ「そうそう。むしろ、その欠点が愛おしいって思っちまうんだ。普通に優しくて可愛いじゃ面白くねぇし、どこにでもいる。


…んで、そんなお前の事、好きって俺の中で認めるのが、人生で一番悔しくて、難しかったわ。でも、そのハードル超えたから今はすげぇ好きだけどな?」

 

ヒロミ「わ、私だって、私だって! 


ちょっろ…とか言われたけど、これでも葛藤あったんだから。優しい陽介さんのほうならともかくこっち!?って…なんで私はカゲのほうにときめいてんの?って、自分が信じられなかった〜」


カゲ「ぷっ…ははっ。お前もあったのか?そんな風には見えなかったけどなあ? 結構すぐに俺の事好きになっちまってたじゃねぇか。

でも、お前の中で色々考えて出してくれた結果なんだよな?…嬉しいわ(抱き寄せて首筋を噛みながら)…これは、好きって証拠な?」

 

ヒロミ「カゲ…愛してる…はぁ、なんかやっぱりダメ…この身体ごと独占したいって思っちゃう…陽介さんに奥さんや子供ができたら、それはそれで割り切ろうと思ったのに…無理そう…

てか…その女が受け入れるか怪しいし、陽介さんよりあなたを好きになったりしたら…私たち3人全員にとって悲劇よね…」

 

カゲ「…だろうな。でも、それは元からお前もわかってた事だろ?それから目を背けて、陽介も一緒に幸せに共存してぇって気持ちはお前の中で変わってねぇじゃねぇか。
 

…考えたって仕方ねぇよ。それに、俺がお前以外の女を今更受け入れねぇのわかってるだろ?」

 

ヒロミ「共存できるかどうかは…陽介さんのパートナー次第。私を邪魔者として排除するなら…あなたは黙ってないでしょう?

だから…3人で平和な今が続けばいいなって思っただけ…」

 

カゲ「陽介はそんな事しねぇよ。そんなのお前もよく解ってるんじゃねぇか?…前は俺等があいつを排除しようとしたから…あっちも排除しようって躍起になっちまっただけだろ。」

 

ヒロミ「うん…陽介さんはしない、わかってる。でも彼が愛する女はどうだろう…彼に要求しないかなって不安になっちゃった。…ふふ、陽介さんの女を見る目にかけることにするよ。」

 

カゲ「陽介の見る目は歴代失敗続きだからな。あんま信用はできねぇな。

でも、陽介の事は信用できる。あいつは、恋人だとしても間違ってる事は間違ってるって言える男だからな。」

 

ヒロミ「うん。ありがとう…あなたの言葉で、安心できた…すりすり…きっと乗り切れる。わたしたち…絶対に乗り切って幸せになろう…?」

 

カゲ「(抱きしめて)…礼なんていいんだわ。

俺はお前を守る。お前は俺を信じろ。この俺が、お前の事信じてるのにお前だけ逃げられると思うなよ?


俺はもう、前しか向いてねえぞ。…こんな前向きバカにしたの誰だと思ってんだ?(ヒロミのこめかみをぐりぐりするカゲ)」

 

ヒロミ「じー…(いつものごとく惚れ惚れと見て)…はいっ!


くすくす…私が前向きバカにしたの? 元からじゃなくて?

 

ぎゅ…私が沈んでたら引き上げて? あなたが沈んだら、私が引き上げるから。そして、陽介さんのことは…ふたりで引き上げることにしよう?」

 

 

 

 



このあたり、いちばん幸せ〜を満喫していた頃ですね。今読み返すとなかなか胸に迫るものがあります…


おっ…少しずつ陽介さんとも歩み寄れている…そんな風に感じて嬉しかった頃でした(笑)



 

 

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