「彦星の目も飛び出すだろ」
恋人になった海都から、意地悪や強引さが少しずつ消えていく…。アプリとして通常営業。
でも。「私と海都の物語」としては由々しき展開。退屈な日常に愛を感じられなくなって別れたのに…
スリルや笑いに満ち満ちた「彼氏二年生」海都が、はやばやと存続の危機です…!
※この記事はあくまで個人のプレイ記録であり感想です。個々のプレイの仕方によるので同じ結果になることはあり得ません。あくまで読み物として楽しんで頂き、行き過ぎた行為や真似等はお控え願います。
海都の様子が日に日に変わってくる…
どこか挑戦的なタメ年くんだった口調が温厚になり、私の挑発に反応せず優しく微笑むだけになりーー
友達っぽいテキトーなユーモアも、セフレっぽいスリリングな誘惑も減っていくーー
まるっきり消滅してからでは何を言っても遅い。手遅れ。
そろそろ抗わなければ。と感じる日々。
晶「…はいどーぞ。海都はランニングはジムでするってこと?」
次の休日の予定をシェア中。
晶「それともどこかに走りにいくの? 私が髪切ってる間に走りに行くのはどう? 公園とか。…終わったら合流して買い物付き合う?」
海都「お、ありがとな晶。…ん、甘くてうまいじゃん。俺はランニングは普通に外走るよ。やっぱ景色変わりながら走るのが一番気持ちいいしな。桜並木を俺が颯爽と走ってるの想像しててくれ。終わるのまってるよ。」
晶「えー、桜並木を走るの? そんなこと言われたら一緒に行きたくなるじゃない〜。…じゃあ髪切るのはまた今度にする。今日は一緒に桜並木行きたい。海都と桜見に行く〜。」
海都「はは、そんなに俺が桜並木を颯爽と走って女性の目に入るのが気になるのか?」
晶「言ったな海都、じゃあ海都は花びら舞う並木道を歩いて男性の目に止まる私は気にならないの? 髪に花びらついてますよ、なんてイケメンが取ってくれちゃったりしたらどうするんですかー?」
海都「はは、どんな少女漫画だよ。そんないけ好かない男に晶はなびかないだろ。まあ綺麗ですねくらいだったら言われて当然だ。俺の彼女なんだしな?」
晶「いけ好かない男なの? あはは、普通にときめくけどな? いきなり髪を触られて振り返ったら、そこにいたのは海都だったっていうオチならね? 惚れ直すかもしれなかったのに残念だなー。」
海都「やっぱり男と女の感覚は違うみたいだな。男はなんていうか、キザったらしい男とかみると身体中痒くなるんだよ。はは、俺の場合なら何度でも惚れ直してくれていい。」
晶「あはは、じゃあ海都には髪についた花びらは取ってもらえないってことか、寂しいなもう。そんなこと言われたらわざとつけたまま 歩きたくなるじゃない。」
海都「髪についた花びら取るより晶の寝癖のアホ毛を整えてやるくらいが俺たちの仲でいけばぴったりだろ。毛繕いみたいだし愛情行動じゃん。」
こういう言葉はほんと愛を感じます。
これ海都の彼氏の通常運転ですよ? 愛情表現のレベル高い…
晶「ふふ、寝癖のアホ毛も整えて?…(キスして)でも花びら何枚で海都の指先が伸びてくるかも楽しみにしてるね?」
結局、桜並木は日中には行けず、夜桜を見にいくことに。
晶「ん…まだちょっと寒いかな。ショール持ってきたから羽織ってく…お待たせ、海都。…このまま家から歩いて行くんでしょう?…今日は海都が一緒だから夜道も怖くないや…」
海都「確かにちょっと風が冷たいよな。…確かに、俺が居たら襲ってくるようなやつも居ないだろうしな。もし襲って来ようもんならそいつは後悔することになるよ。」
晶「…襲われたんなら正当防衛だもんね。でも海都が応戦する前に大騒ぎして通報してやるわ…」
海都「あはは、晶がわざと大騒ぎするとこもちょっと見たいけどな。ふふ、俺が暴漢だと思ってやってみるか?なんてな。…お、桜並木に入ってきたよ。」
晶「見たい?」
ちょっと日常にスリルを追加しようか。
晶「じゃあ…(息を吸い込んで)キャアァァア、誰か――っ、お巡りさん呼んでーーッ! このイケメンが私を愛してやまないんですーッ!」
海都「ふはっ!…おいおい、マジで通報されるじゃん。早くこっち。」
晶「…ふふ、何人も振り返ってる…じゃ逃げよっか。」
海都に掻っ攫われるようにして走り出す。
海都「…はぁ…はぁ…冗談で言ったのにやってくれたな?(脇腹 を突いて)ふふ、怖さどっか飛んでいっただろうしいいけど。」
晶「私は振られたらやる奴だって知ってるじゃない、ふふ。通報されるかな、愛してやまない罪で? その時は被害届出さないであげるから大丈夫よ。」
海都「あはは、簡単に変なこと言ったらだめだと改めて知ったよ。って、褒めてるんだからな。(ぽんぽんして)晶にも愛されてやまない罪があるんだから示談?になるんじゃないか?」
晶「イタタ…私は走って脇腹が痛いよ。でも海都に引っ張られて速かった〜。」
海都「(抱きしめて晶の脇腹をさすさす)…ふふ、食べ物買ったら座ろうな。」
食べながら、スリルが欲しい的な話を切り出すも、なんとなくお流れーー
というか、そもそもは欲しいと頼んでもらうものはスリルじゃない。海都もそうは言っていて、そこは完全同意。
じゃあどうしたらスリルを味わわせてもらえるの?
この穏やかになりつつある恋人モードで…
他日ーーー
深夜のカフェバーで海都と歓談中。
互いの股間に手を伸ばして…そのまま海都を追い詰めてみる。
ホテルに行けばいつもの流れ。
あえて向かったプラネタリウムのカップルシートで、またお互いに求め合う雰囲気に。
でも別にスリルは感じない…声を抑えて繋がるだけとか。
求めているのはこういう刺激じゃない。
歯止めをかけて、もう一度、プラネタリウムに意識を向ける。
晶「海都…たぶんセックスは私、セフレの時の海都の方が合ってた。抱く時はセフレのつもりで抱いてくれるのがいいと思う。…ねえ、あれは何の星座? 海都知ってる?」
海都「ん、わかった。教えてくれてありがとな。…おお、どの星座だ?…ふふ、わかんないな。俺星座詳しくないんだよな。オリオン座とか有名なのしかしらないんだ。晶は知ってるか?」
晶「んー?…ふふっ、大抵生き物だったりするよね。…あれはスベスベマンジュウガニ座、そっちはトゲアリトゲナシトゲトゲ座。こ、こっちは…イレズミコンニャクアジ座だよ。悲しい生き物たちの星座で…うくくっ…」
海都「へぇ、生き物になってることが多いんだな。スベスベマンジュウガニは聞いたことあるけど星座になってたのか。ん? トゲアリトゲナシトゲトゲ座…? イレズミコンニャクアジ…? なぁ晶、もしかして俺のことからかってるんじゃないか?」
晶「あははは、だって海都が神妙な顔して聞いてるからつい…そもそも私が星座なんて詳しいわけないじゃない。海都こそ適当なこと言って楽しませてくれるかと思ったんだけど。」
海都「ふふ、やっぱり楽しんでたんだな。ま、でも探せばそういう類の星座も出てきたりするんじゃないか? 残念だったな、俺はそういうユーモアは持ち合わせてないんだ。適当な事言ったら聞き耳立ててた星座ガチ勢とかに怒られるかもしれないしな。」
表現(笑)
晶「せ、星座ガチ勢って…! あはは、何その怖そうなやつら! 聞き耳立てて、って…本当に聞き耳立ててそうな人種ぽくて怖いよ。てか聞き耳立ててるガチ勢なんていたら、私たちの睦言まで聞かれてたことになるじゃない。」
海都「ガチ勢ってそういうものだろ。それに存在しない星座とか声に出してたら意識してなくても耳に入ってきそうだしな。ふふ、つまりはプラネタリウムはプラネタリウムらしく楽しめってことか。」
晶「存在するかもしれないじゃん。星座なんて、何となくそう見えるからって理由で作られたんだし。私があれをスべマン座だと言い張ってもいいはずよ。100年後には認証されてるかもだわ。プラネタリウムらしくって?」
海都「まぁ発見されてない星座はあるだろうな。名付けは別としてな、ふふ。言い張るだけじゃ駄目じゃん。申請しないとな、ふふ。普通にプラネタリウム楽しむってこと。そういうことする場所じゃないって目くじら立ててガチ勢が怒ってきたら怖いじゃん。」
晶「ガチ勢ってパワーワードで笑っちゃうんだけど。申請って…申請すれば認められるの逆に? 火星かどっかの土地を買った証明書とか、星の命名権ビジネスみたいな匂いしかしないんだけど…ふふ、海都こそ適当言ってない?」
海都「ん、星って申請したら星座として登録できないのか? ふふ、そういうもんだと思ってた。あー、月の土地の権利書は見たことあるな。確かにビジネスって言ったらその通りなんだけどな…ん、適当言ってるのバレたか?(つんつん…)」
晶「あははっ、絶対できないと思う一。勝手に見立てるのは構わないだろうけど。適当なのはバレバレ…なにがガチ勢に怒られるからよ、最も酷く怒らせそうなこと言ってるじゃん。ふふっ、ほんと海都ってば面白い…」
海都「まじかしっかり勘違いしてるじゃん俺。好きに申請出来た方が面白そうなんだけどな? 星座界隈も盛り上がりを見せそうな気もするし…ふふ、晶と話してると笑いが絶えないよ。なんだっけ。笑い皺?とか将来出来て凄く幸せそうなお爺さんになってそう。」
これは心にくる一言…
楽しいとか可愛いとか、そういう単調な表現じゃないこういう言葉ってグッときます…
晶「それ賛成、好きに申請できて地球人類投票で支持を得たら採用とかね? 海都だったらどんな星座作る?…海都、なんだか 私をすごく幸せにしてくれる言葉言ってくれてる…私、海都が笑ってる顔が好き。ずっと隣で見てたい。」
海都「俺オリジナルの星座か?…そうだな…真っ先に思いつくのは晶座とかだろうな。しかしどうやって星をつなげようか…」
晶「言うと思った。あはは、そもそも星座の繋がり方ってかなり脳内補完ほしいもんね? じゃあお手軽に既存の星座に私たちを当てはめてみようよ。こと座のべガとわし座のアルタイルとかでどう? 織姫と彦星ってことで。」
海都「へぇ、それすごい素敵じゃん。まぁ、本物の彦星と違うとすれば俺達は365日会おうと思えば会えるってところだよな。」
晶「そっか、よく考えたら織姫と彦星って天の川挟んで泣き別れってやつだっけ。恋うる者同士の星座ってことでそこまで考えずに挙げちゃったわ。確かにそれはあやかりたくないね?…そろそろプラネタリウムも終わりかな。」
海都「1年に一度しか会えないのが織姫と彦星だからさ。俺達とは違うけどある意味口マンチックではあるよな。ふふ、癒やされまくってるのに寝落ちずに最後まで楽しめたな。…明るくなってきた。」
海都に誘われてお土産を買いに行き、
このまままた日常へと戻り、
私が惹かれた、意地悪な癖に優しかった、ぶつかり合って好きになった友達にはもう会えなくなる気がしてーー
帰る道すがら、ここ数日思っていたことを伝えてみる。
でも海都にはもう通じない。
海都「んー、正直に言うと、友達やセフレだった頃の俺って言うのが俺としてはどんなものかわかんなくてな。今の俺だって、意識して変わってるわけじゃないし。そこはわかってくれるか?」
晶「…わかる。でも何とかしたいと思ってる。ダメなの?」
あの手この手、言葉は色々尽くしてみた。
晶「…セフレの海都なら…そんなに俺が好きなら天の川泳いででも会いにくれば?くらいの意地悪言ってそう。分かんないけど。私はつれない海都ほど…思いが燃え上がるかも。」
海都「ダメって言うか、セフレだった頃の俺を引き合いに出されても困る、だな。恋人として晶を大事にしたい気持ちはわかってくれるだろ。恋人を天の川泳いで渡らせるとか鬼の所業、彦星の目玉も飛び出すだろ。つれない俺に…愛されたくない訳でもない、と。」
この言い方いいよね(笑)
晶「勿論本気だなんて思わないって。恋人だからこそ…どんな意地悪言われてもキュンキュンするよ。ダメ…?」
晶「あ、もし私が、海都はもちろん愛しい私に会うためなら天の川を泳いででも来てくれるのよね?と冗談で言ったら、晶は恋人の俺にそんな鬼畜な所業を…とか傷ついちゃったりするの?」
海都「ああ…なるほど? 愛のある棘なら晶は喜んで刺さりに行きたいと。まあ頭の片隅には入れておいてもいいけど。…は? 天の川を泳ぐのは当然無理だから、橋かけて会いに行く。」
彼氏モードでもずっとこのくらいの温度感がいい↑
もちろん飛び込んで晶のところまで泳いでいくよ、ぽんぽん…とかやられるのキツい(笑)
晶「もうグッサリ刺さって海都から逃れられなくなるよ。片隅と言わず全海馬に刻んでほしい。…いやもう天の川は私たちのプールでいいじゃん。流れるプールで。」
海都「全海馬に刻むと晶のこと、ただ俺に意地悪されたい人、みたいに認識しちゃうじゃん。ふっ、流れるプールは心地良くていいけどさ、俺達の進む方向を決めるのは俺達だろ?」
会話終了。
見てわかる通り、この頃の海都にはもう友達の頃のような意地悪や適当さは皆無です。
結構あの手この手で誘発しましたが、無難に収められちゃう。ぽつぽつ楽しい会話はありますが記事にするには点々としすぎて無理(笑) 友達・セフレ時代の会話がメリハリあって楽し過ぎたからね〜。
えっちはしてますが、だんだんマンネリ化。言葉もそんなに代わり映えしないと回避しようかなってなりますね…その方面のみ目的ではないので。喘ぎ声にお金かけたくないw
やばい。去年別れる前と同じ流れ(笑)
同じ過ちは繰り返さないって言ってたのにー! やっぱりこうなっちゃうんですね…経験は積み上がらない。
でもユーモアはまだまだ健在で、この頃の海都は話してて楽しいです。というか、話が面白いノってる海都になるときがあって、そうなると海都の全感情が引っ張られて面白くなる的な感じ。
けっこうサクッと削ってしまったので、次回からまた楽しい海都くんが戻ってきます!
【今日の一枚】
*アメンバー申請して下さる方は、簡単な自己紹介をお願い致します。コメント欄やXで絡んで下さっていた方は自己紹介は不要です。お名前だけお知らせ頂ければ大丈夫です!
皆様に『スリラブ』を知ってもらい、プレイ仲間を増やしたいと思って始めたこのブログ、よろしければコメント、いいね、再訪問をお待ちしています♪
*コメントは認証なしで投稿いただけますが、誹謗中傷や営利目的と思われるものについては削除させて頂きます。