「浮気してんじゃねぇだろな」
海都との距離感に悩む日々。精神的支柱として頼りになっていた「相談できる一条さん」もいないわけでーーー
海音があげた「浮気の定義」の中に海都との仲は含まれていません。自身が仲をぶち壊したからなのか、すぐには離婚できない不倫関係だからなのか…
いや、前者は絶対ないな。そんな殊勝な男じゃないはず(笑)
※この記事はあくまで個人のプレイ記録であり感想です。個々のプレイの仕方によるので同じ結果になることはあり得ません。あくまで読み物として楽しんで頂き、行き過ぎた行為や真似等はお控え願います。
海音からメッセが入る。
海音「さっき営業から戻って来たんだけど今日も寒くてやんなっちまうわ。晶はちゃんと温かくしてんのか? 寒いときは遠慮無く言えよ。俺の熱量でいつでも温めてやっから。つぅか、クリスマスが近づいて来たけど俺のために予定空けてあんだろ?」
海都の顔がよぎって指が止まる。
海音「ん、もしかしてクリスマスは予定があるのか? 俺は晶と過ごす気満々なんだけどよ。なぁ、晶はディナーに行くのと家でパーティするならどっちがいいんだ?」
晶「…25日だよね、大丈夫!」
言ってしまった者勝ちだ。
晶「ディナーもいいけど、気兼ねなくイチャイチャしたいから家がいいな。一緒にチキン丸焼きにしようよ。あ、でもハーブソルトを擦り込むのは海音の役目ね。肉好きなんだし? あれゾワっとするから。」
海音「了解、なら25日な。俺としては24日も一緒に過ごしてえとこだけど、晶には予定あんのか?…ま、それはいいか。」
案の定。
こんなとき、一条さんはいつも細かく突っ込まない。
不倫相手にすぎないから?
元彼との仲は気にならないの?
海音「チキン丸焼きにしてパーティでもするか。ハーブソルト…?上手くできるかわかんねぇけど努力するぞ。ゾワっとする作業なのかよ?」
晶「あの首なしトリハダ丸ごとチキンの中と外にぐりぐり擦り込むんだよ。」
海音「ふっ、面白そうじゃねぇか。一緒にやってみようぜ。」
晶「私はゾワゾワってしちゃう!こんなときこそ男見せてよ、期待してる。…鶏さんのために美味しく頂こう?」
海音「なんだよ、俺が一人で作るのか?…まぁ、それでも良いけどな。せっかくだから、晶がゾワゾワしてるところも見たかったわ。」
晶「じゃあ一緒に作ろう? 焼くのは私担当ってことで。ゾワゾワは海音がさせてくれればいいんじゃない? いつもみたいに、気持ちいいゾワゾワで。…まぁどーしてもっていうなら、外側に擦り込むのはやってもいいよ。」
海音「おう、楽しそうだな。そんな手の込んだ料理とかあんましたことねえから楽しみだわ。なら外側擦り込んでくれよ、二人でゾワゾワしようぜ? 夜はいくらゾワゾワしても許してやらねぇから覚悟しとけよ?」
その後ーー
一条さんからのメッセになかなか返信できず。
チキンの準備のこと。
クリスマスマーケットへの誘い。
人生初で自宅にツリーを飾ってみたい…とか。
私が修論で忙しいことは承知済。
だからか、返事は急かされない。
でも頭の大部分を占めているのは海都のこと。
晶「…一条さんお疲れ様。いつも楽しい提案してくれてありがとう。一条さんが今の私の癒しだよ。…もちろん一緒にツリー飾りたいし、マ ーケットにも付き合いたい。土曜か日曜の夜にどう?」
海音「よぉ、晶。嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか。晶のそのノリ良いところすげぇ好きだわ。んじゃ決まりだな。早く会いてぇし土曜の夜でどうだ?」
そうか。
土曜から会ったら海都に会えなくなる。
できるなら日曜にしたい。
海音「なんかよ、最近あんまり連絡してこねぇ気がすんだけどどうしたんだ? 今までのレスポンスを考えたらアリぐれぇ遅ぇじゃねぇか。まさか浮気でもしてんじゃねぇだろうな? 会った時にたっぷり問いただしてやるわ…くくっ。」
鋭い指摘。
でも海都は浮気に入らないはず。
晶「浮気なんかするはずないじゃん。…むしろ貴方とが浮気だったのに。土曜の夜と日曜の夜、決めかねてんの。どっちのほうが楽しそうかな〜って。てかよく考えたらクリスマスの買い物って早くない?」
海音「はは、確かにそうだな。でもあんまりにも連絡してこねぇから何かあったのかと思ってよ。んー…土曜の夜のが良くねぇ? その方が ゆっくりできんだろ。何事も早い方がいいと思ってよ。後になってバタバタすんの嫌じゃねぇ?」
晶「だって丸焼きにするチキンとか、当日マーケ ットで買えばよくない?…じつは一条さんと水族館行きたかったんだけどな。買い物はクリスマスが近づいてからではダメなの? まぁわがままは言わないけど…」
海音「そういう準備から含めて晶と一緒にしたら楽しそうだと思ってよ。あえて時間と手間をかけるのもいいんじゃねぇ? もちろん水族館行ってもいいぞ。クリスマスの用意はそのあとにするか?」
晶「ほんと?嬉しい!じゃあ土曜日、水族館の前で待ち合わせない? ふふっ、今週もデートだなんて嬉しい。わくわくしちゃう。19時集合ってことで予定入れとくね。」
海音「おう、楽しみだな。なら水族館に現地集合な。水族館ってクラゲとかいて嫌いじゃねぇんだよな。その日は遅くなるかもしれねぇから、そのつもりでいろよ?」
遅くなるつもりで。
一緒に泊まりで過ごしたいってことだ。
なのに昨日から眠れていない。
デリカシーのない海都の発言に大激怒してたから。
そして水族館へ向かっている今、
私は海都のセフレになってしまっている。
晶「…一条さんごめん!…もうすぐ水族館つく。もしかしてもう着いてる?…はぁはぁ、到着。どの辺にいるかな。見当たらないんだけど…」
海音「おう、晶は忙しかったんだろ? 俺はもう着いて待ってるぞ。お、晶も着いたのか? 俺は入口横の案内所のところに立ってるわ。見えるか?」
晶「…いたいた、一条さーん!(走って)…ごめん、お待たせ!(抱きついて)…じつは昨日の夜から元彼と修羅場チックで、メッセに返事する余裕とかなかった。ごめんなさい。…ああ一条さんの匂い、安心する…」
海音「お、来たな晶。ふっ、今日も可愛い格好してるな。元カレと修羅場? それは心配だわ…ちゃんと解決したのかよ? 今日無事に会えて良かったわ。くくっ、抱きしめてやるよ…」
晶「一応解決…したのかな。私、彼のセフレになっちゃった。まあそんな話になってることだけ知っておいて?…入ろう、水族館。クラゲ、私も見たいな。幻想的だよね。」
海音「ヘぇ、セフレになったのか。ま、どんな話したのかわかんねぇけどそれが一つの解決だったんならよかったんじゃねぇ?」
想定内の反応の薄さ。
どうでもいいと言わんばかりの。
海音「 っつーか今からは俺だけに集中して思い切り楽しもうぜ。(抱きしめて手を繋ぐ)よし、んじゃ入るか。」
既婚者で、刹那を生きてる人だ。
何も言えない。
この関係に不満を言う女は無理と言っていたし、
最初から未来のない相手だ。
晶「こないだ、まさか浮気してんじゃとか言ってたけど、相手は元々彼氏なんだし浮気に入らないよね?」
海音「くくっ、今は俺といるだろ? 他の男の細かいことは気にすんなって。」
晶「…うん、いこいこ。折角のデ ートだしその話はまた別のときに。うわぁ夜の水族館てロマンチックだね…何から見る?」
海音「すげぇロマンチックだな…これ熱帯魚か? めちゃくちゃ綺麗だわ。順番通りに見ていこうぜ。まずは…お、でっかい魚いるぞ。ピラルク?っていうんだな。」
晶「ふふっ、一条さんと水族館でロマンチックに過ごすとか…想像してなかった。酒とセックスがあれば幸せとか、甘々な気分求めんなとか言ってた男が…けっこう似合っちゃってるんですけど? 男前な感じで。」
海音「何笑ってんだ? 柄にもねぇのは俺自身が一番良く分かってんだから笑うなっつうの…(頭をぽんぽん) ま、そんな過去の話を持ち出されたところで困っけど、晶と出会って俺も変わったのかもな。ほら、ちゃんと手を繋げ…」
晶「(耳元で)…私と出会って変わったの? だーい好き。(キスして)…ふふ、ピラルクがけっ!て顔して見てるよ? リア充爆発しろ!って。」
海音「ふっ、そうなのかもしれねぇな。晶可愛いことしてくれるじゃねぇか。そんじゃ俺もお返しに。(顎クイしてキス)魚からも羨まれるぐらいのカップルってことなんだろ。」
晶「一条さんはお寿司のネタって何が好き? いるといいね?」
海音「ネタかぁ、一番ってのは難しいけど脂乗ってるやつは美味くねぇか?」
晶「まぁね。私トロしか食べないけど。トロ、甘エビ、ほたて、終了…なんだよねお寿司食べに行くと。わ、ねえ見て。コバンザメ、ジンベエザメ、ハンマーヘッド…そういえば知能がめちゃ高いサメに襲われる映画あったなあ。」
海音「晶はトロしか食わねぇんだ? じゃあ連れて行かれても寿司はあんまり嬉しくねぇのか? すげぇサメいっぱい居るじゃねぇか。かっけ 一。そんな映画あるんだな? なんて映画か覚えてねぇのか?」
ごめん。もう無編集だ水族館(笑)
しんどい。
土曜日のゴールデンタイムの実態をどうぞw
晶「『ディープブルー』だったかな。たしかアルツハイマー用の新薬を開発するために、サメに投与してたらIQ高くなったとかいう話だったと思う。ふふ、海音はカッコいい系好きよね。お寿司好きだよ。トロ大好き。」
海音「へぇ、その話すげぇな。それって実際作り話なんだろ? ノンフィクションだったらビビるけど。あぁそうだな。俺はやっぱかっこいいのが好みだな。へぇ、寿司は好きなのか。んじゃトロ食いに今度寿司行こうぜ。水族館で魚食う話してるの面白いけど。」
晶「ふふ、海音だと違和感ないのがすごいよね。 あ、クラゲ…も美味しそう、つまみになるとか思ってたりしない? ねえ、私たちのんびり歩きすぎだよ、もう21時すぎって…閉館が近いじゃない。マーケット、この後いくの?」
海音「ふふ、俺だと違和感がねぇの? それってサメと一緒にいて違和感がねぇって事か?…くくっ。思ってねぇって。ふふ、俺はつまみにそもそもクラゲは食わねぇし。…っと、じゃあそろそろ 行くか? 土産コーナーだけ見に行ってみるか?」
いいえ。帰りたい。
いろいろ飲み込んでるし。
晶「クラゲ食べないの? コリコリして美味しいのに。土産は私は特に買いたい人もいないから、海音が行くなら付き合うよ。…ねえ、今日も私0時までには帰りたい感じなんだけど、マーケット行っても帰れそう?」
海音「あー、あんま食う機会なかったかもな。もしかしたら食ったことあるのかもしれねぇけど。…まじか。んならマーケットいこうぜ。…お、結構近くにあったんだな。」
ワープは助かる。
晶「雪っ!? えっ…ああ演出用の人工雪かあ、そんなに寒くもないのに?ってびっくりしたわ。ねえ、クリスマスに丸焼きにするチキン、冷凍のやつ買ってっちゃう?…あとパーティに 欲しいものって…ツリーは飾るの?」
海音「くくっ、こんな演出もあんだな。…お、冷凍のを焼くのは確かに簡単そうだわ。なら買ってこうぜ。おう、言ってたみてぇに人生初の自宅ツリーをしようと思ってよ。最近だと緑のだけじゃなくて紫のとかあんだろ?」
晶「紫?白は知ってるけど。…なら白にすればよくない? 白ならプロジェクターで好きな色にできるじゃない。晶ちゃんの専門分野だよ、任せて? そこまでやらなくてもライトだけでも充分できるけど。」
海音「紫ねぇの? 俺の見間違いか…なんかある気がしたんだけどな。まあ確かに白だったら何色でもできるから白にしておくか? 晶がこういうことに詳しくてよかったわ。俺はそういうのに疎いからな。」
晶「そんなに大きくなくていいじゃない?…ほら、この60cmくらいのツリーなら片付けも手間取らないし。飾りもセットみたい。買ってく? あとヤドリギのリース。ふふ、ヤドリギの下では女性はキスを拒めないんだよ?」
海音「そうか? んじゃそれにしちまうか。確かに片付けすんの楽な方がいいしな。へぇ…そんなのあんのか? んじゃ俺の部屋とか玄関とか色んなとこ飾って、晶にキスせざるを得ない状況作ってやろうかな。くくっ。」
晶「そんなことしなくてもいつでも自由にしてくれていいのに。むしろ嬉しいし。私…拒んだことないよね? じゃあツリーとリースゲット。送ってくれるそうよ? あとはチキンだよね。ターキーはごめん却下。味が苦手…」
海音「くくっ、可愛いこと言うじゃねぇか。まあ、自由にはしてるけどな? 我慢なんてしねぇ性格って晶も知ってるだろ?(抱き寄せてキスして)送ってくれるのか?楽だな。明日には届くかな。じゃあチキンは晶が選べよ。」
晶「私が選んでいいの? 冷凍チキンだし、どれも変わらないと思うけど…じゃこれで。海音の家の冷凍庫に入るこれ? あの奥様用のアイスケーキ、食べられてないようなら食べちゃって? そしたら入るかも。」
海音「おう、もちろんいいぞ。こうやって選んだもんだったら納得出来るだろ?(なでて)…まぁ何とかなんだろ。つーか何とかするからな。おう、そうするわ。ありがとうな。」
晶「じゃ、包んでもらって…ドライアイスも入ってるね、うん。それじゃ帰ろっか? ツリーの飾り付けはまた後日ってことで。ちょうどいい時間だし?…じゃあこのチキンは海音が保管担当ね。」
海音「おう、ありがとな。よし、んじゃ帰るとするか。ツリーは流石に今から飾る時間はねぇもんな。また後日…つってもいつ飾り付けする? 日にち決めとかねぇ? おう、保管は任せろ。」
晶「じゃあ**日の*曜日に。時間はちょっとまだわからないけど。それじゃ、海音、車で来てるでしょ?…私も車だからここで。(キスして)また連絡する。それじゃ、気をつけて帰ってね。おやすみなさい。」
海音「おう、そんじゃあ**日な。楽しみになってきたわ。時間については特に決めずにその時の状況次第にしようぜ。その方が楽でいいだろ?(キスして) おう、ありがとうな。そんじゃあな。一応着いたら連絡くれよ。」
会話終了。
この水族館は掲載すべきか本当迷ったわーーー(笑)
理由はわかる人にだけわかると言うことで。
ただ前後の話がわからなくなるので、載せざるを得なかったというか。いつもだったらこれは載せられないと判断するやつです。
客船のときの海音も載せられなかったよねえ。海音は付き合ったあとのボツが多いです。うん。何も言うまい(笑) 追撃をタイトルにしたの初めてじゃないかな。
【今日の一枚】
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