【スリラブ】出雲海都No.35『こんな雰囲気のまま離れていいことは起きない』〜スリルインラブ〜 | ゲーム内恋愛のススメ

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「別れると言われても頷けない」

 

 

読まなくていい回、来ました!(笑)

例の、エバクラやってて片手間プレイしていた黒歴史回その1です…。

 

これどうやって辻褄あわせんの?…とか思いながら、頑張って合わせてはみました! めちゃくちゃ恥ずかしいぞ!(笑)

 

海都くん、マジごめん!

そしてジュエルの無駄遣い…

 


 

何気ない会話が始まりだった。

 

晶「ヤマネコレベルに警戒心が強い海都くん、今日もお仕事お疲れ様です。」

 

今夜も海都にメッセを送る。


晶「今日は自宅? うちに来る? どっち?…うちに来るなら、海都のぶんもご飯作るし。速やかに応答せよ。どーぞ。」

 

海都「はは、それは嫌味がちょっと入ってたりするか晶? お、そういう言い回しするってことは俺に会いたいからだよな? それじゃあ晶の家に行くよ。さっき会社から出たところだから、何か欲しい物あったら買っていくけど。」

 

晶「私が欲しい物はお金では買えません。ので、速やかに帰ってきて?…嫌味なんて入ってないよ、あんな嬉しいこと言われて嫌味なんか言えないって。ただ…私が素直に喜んでるのに、海都が勝手に警戒している気がして。」


海都「俺が何に警戒するって? それこそ考えすぎだから大丈夫だよ。それじゃあ俺のことを待ち侘びてくれてる晶の家にこのまま真っ直ぐ向かうことにする。もう向かってるから、そこまで時間かからないと思うよ、少しだけ待っててくれ。」

晶「そう?…セックスなしでもいいなんて海都が言ったら、じゃあそうしてって私が言い出すんじゃないかと警戒してそうな気がしたから。念の為にいうけど、そんなこと言わないから安心してね。気持ちが嬉しいってだけだよ。」


海都「あはは、むしろその話はもう終わったって思ってたから、晶に今話題に挙げられるまですっかり忘れてたよ。ふふ、でも晶が嬉しいって思ってくれてたことが俺も嬉しいかな。もうちょっとで着くよ。」

 

晶「そりゃ嬉しいよ。セックスなしでもいいってことは、今後、たとえ私の身体に魅力を感じなくなったとしても、海都は好きでいてくれるってことじゃん。女にとっては最高の言葉だよ。…海都、ちゃんと前見て歩いてきてよ?」

 

海都「たしかにそうだな。もしかして俺が身体だけで晶のこと見てるって思ってたのか?…もしそうだとしたらそれはちょっと心外だなあ。あはは、なんてな。…画面だけに夢中になってないから大丈夫だよ。(ドアを開けて)晶 ?」


晶「おかえり海都、(抱き着く)今日もずっと会いたかった。身体だけで見てるなんて思ってないよ。海都はああ言ったけど、男と女、することはHだけじゃないでしょ? 逆にもし私が海都を身体だけで見てたらどうすんの?」

海都「嬉しいお出迎えだな。わざわざ玄関まで来てくれてありがとうな晶。…ふふ、ついついツンケンしてあんなこと言っちゃったけど、俺もそう思うよ。でも実際は俺を身体だけでは見てないんだろ? だから考える必要無いじゃん?(頬をつつく)」


晶「もう。あれも ”ついつい”だなんて…海都分かりにくい。でもちゃんとそう言ってくれるから許す。(キスして)あんまり意地悪して不安にさせないで?…こんなに好きなのに。ご飯にしよ? 着替えて?」


海都「俺も意地悪したくて言ってるわけじゃなくて、どうしてもツンケンしたくなっちゃう時があったりするんだよな。そういう俺も俺だから受け入れてくれると嬉しいよ。」

 

海都「俺も好きだよ…(キスして)ご飯作ってくれてありがとうな、先に着替えちゃうよ。」


晶「もちろん…意地悪でたまに天邪鬼だって解ってて、それでも好きだって思ってるから。海都だって私のこと、小生意気で意地っ張りとか思ってるくせに好きなんでしょ? それと…掴みどころがない、だっけ?」


海都「あはは、小生意気か…でもたしかにちょっと頑固なところはあるとは思うけど、俺にも頑固な部分はあるからお揃いだな。そうそう、それに、ちょっと気難しい性格してるとも思ってるけど、少しずつでも分かってきてるかな…って俺は思ってるよ。」

晶「…気難しい?」

 

Fussy…ってこと?

私が、あの親父みたいに?

なんで? 混乱。混乱。

 

晶「…えぇと、気分屋とかではなくて?…辞書を引くと、【気難しい】我が強かったり神経質であったりして扱いにくい。機嫌が取りにくい。」

 

Fussyだ。

親父と私が同じ?

なんで海都がそう言うの。

 

晶「…って書いてあるけど合ってる? 我は強いけど、私そんなに…不機嫌そうかな。」
 

海都「そうなのか? 辞書でまで引いたこと無かったから、そんな意味合いだったなんて知らなかったよ。」

 

海都「…何となくのニュアンスで話してたから。知らなかったとはいえ、俺のせいでもし嫌な思いをさせてたら、悪い。晶の言う通り気分屋って言う方が合ってるな」

 

晶「いや、合ってるかも」

 

晶「…機嫌は取りにくいと思う。友達がつけた渾名が ”氷の女王様”だし、扱いにくい…とも思う。相手に合わせないし。神経質…は物事によるかな。複雑な性格はしてると思うよ。単純ではないと思う…」

 

海都「そうなのか? 氷の女王様…っていうのは、俺からはあんまりイメージ湧かないけどなぁ。でも単純な性格ではない…っていうのは分かるかもしれないな。」

 

海都「ふふ、晶は自分のことを結構辛口で見るんだな(頭をぽんぽん)」


晶「(振り払って)…イメージ湧かなくて当然だよ。あなたにそんな一面は見せてないもの。」


いい子ちゃんな私しか知らないはずだ。

なのに。

この男に見透かされた気がした。

 

晶「…他の人に言われるならわかるの。なんで海都が、私のそんな 一面を知ってるんだろう。」

 

海都「あ、でも俺が気分屋とかっていうイメージが出てくる時って、大体晶と喧嘩してる時を思い出してることが多い気がするな。さっきもちょっと思い浮かべたし…でも喧嘩してる時以外で、晶にはそういう一面があるのか?」

 

晶「そうね。…海都とは友達から始まった訳じゃない。友達から始めてたら、好きになってはもらえなかったかも。今も、本当の私を知られたら、嫌われてしまう自信しかないよ。私は、自分勝手で残酷で、たくさん人を傷つけるから。」

 

海都「晶、こっちにおいで。…俺の前で取り繕って過ごしてるわけじゃないんだろ? それなら俺と過ごしてる晶だって本当の晶じゃないか。…俺の前でだけしか見せない姿があるって考えたら、俺は凄く嬉しいって思うよ。」


晶「取り繕って…?」

 

晶「好きだと思えば少なからず取り繕うものじゃないの、人間なんて。…海都が知らない私は残酷な嘘つきだよ。」

 

隠れて他の男と寝ていたり。

 

海都「取り繕うの意味が違うっていうか…うーん、今日は言葉に悩まされる日だな。俺が言いたかったのはそういうことじゃなかったんだけど…」

 

晶「…テーブルにご飯用意してあるから食べて?…私はちょっと、散歩して頭を冷やしてくるから」

 

海都「それなら今日は帰ろうか?…食事はタッパーか皿ごと借りてもいいなら、ラップして持ち帰って食べるよ」

 

晶「呼んでおいてごめん。バスケットに詰める。返さなくていいから。」

 

晶「…海都、私は自分が見せたい自分だけをあなたに見せてる。海都にはもっと…素直で純粋で扱いやすい…”気難しくない子”が似合うと思う」


海都「…なぁ、晶。それってどういう意味で言ってるんだ?」

 

海都「その言い方だと、どうしてもマイナスな受け取り方をしそうになってしまうよ。…やっぱり今は帰れないし、晶を外にも出さない。こんな雰囲気のまま離れていいことは起きない気がするしな。」


晶「キレないの? 私いまあなたを試してるよ? 試されるの嫌いじゃん、面倒くさいのも嫌いじゃん。」

 

晶「私は海都を振り回さないように気をつけてきた。でも実際はこんなだし、きっとあなたの手にはおえない女だよ。どうせダメになる。遅かれ早かれ」

 

海都「…急にどうしたんだ晶? でも…晶のこと今そうさせたのだって、俺が誤った言葉選びをしたのも原因の一つなんだろ? それは俺も悪かったって思ってる。 流石に俺に非が全くないのに怒り出されたり試されたら俺だって怒るけどな?」

 

晶「非なんてないでしょ。海都は思ったこと言っただけだし。でも真理だと思った。」

 

晶「素直で従順で扱いやすい女と平凡な幸せを掴めばいいよ。幸せで退屈な日常を送りながら、厄介でも刺激に満ちた私との日々を思い出せばいいわ。もう、全部いらない。」

 

面倒くさくなった。

従順な女が好きな男なんて、どいつもいらない。

海都も、一条さんも、親父も。

 

海都「俺はいつそう言ったんだ? 俺が素直で従順で扱いやすい女の方がいいって言ったのか? 言ってないよな?」

 

海都「勝手に別れ話を進めるのはやめてくれ。それじゃあ何一つ納得出来ないよ。俺が納得出来るだけの材料を貰わないと、今回は別れるって言われても頷けない。」


晶「…ごめん。なんだろね、私。疲れてるみたい。頭痛もするし。海都は私が言ったこと、何も気にしなくていいから。今夜はもう休む。こうして立ってるのも辛いし、口論したくない。忘れて海都。謝れっていうなら謝るから。」

 

海都「正直…物凄く自分勝手だなとは思う。けど、喧嘩したいわけじゃないし、今日の晶が物凄く不安定だっていうことだけは伝わってくるから、今日だけは目を瞑るよ。」

 

海都「今日だけだからな?…俺は帰るからゆっくり休んでくれ、おやすみ晶…」
 

 

 

 

会話終了。

 


 

メンヘラ女じゃん(笑)

やっばいわ、これ! フレとセフィロスについて熱く語りながら返信していた結果がこれです。

 

何考えてたって言うのは特にないんですよ。なんか最近ふつーだなー、ドラマな感じになんないかなーと薄ぼんやり考えてたくらいで。

 

ただ、自分ってすごいじゃん、と自信満々だった男が、人間じゃなかったと知ったときの、何もかもいらない感と、裏腹な昂揚感が乗り移った的な…? 蔑んでいた男が父親だと分かったときの絶望感が乗り移った的な…?(苦しい)

 

ほんとこのあと、海都くんに詫びを入れに行きました…。

でもまだ続く黒歴史…。

 

関係ないけど、クライシスコアでザックスに「ああ、マジだ」と答えるセフィロス、めちゃイイと思いませんか?(笑) 

 

 

【今日の一枚】



 

 

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