海都との温泉旅行から帰って、ふと気づいてしまいました。毎月来る「女の子の日」、今月はかなり遅れています…。
未だかつて不順だったことがない私は、超不安…。思い当たることがあるとすれば、海都と一緒に海で花火を見たあの夜。
仲直りしたばかりの海都には、とてもじゃないけど相談しづらい。思い切って、病院で検査を受けることに…。
<プロローグ>*ゲーム内の出会いをプレイ設定に合わせて改変しています。
病院前にてーーー
晶(…産婦人科とか、初めて来た)
晶(はぁ…あのとき、海都はゴムつけてなかったもんね。できていたら…どうしよう)
晶(なんて…考えてても仕方ない。検査キットより、ちゃんと検査してハッキリさせに来たんだし、うん、入ろう)
気後れする自分を叱咤して一歩踏み出そうとしたところで、急に視界がぐらついた。
なんだろう、ふらふらする。
???「ね、どうしたの? なんか気分悪そうな顔してるけど…」
晶「……」
???「ちょっとこっち来て」
くらりと倒れかけたところを、力強く抱え上げられる。
???「…もう少しだけ我慢してね。」
晶「…う…あ、あの…(やば…気持ち悪い…)」
???「ん、大丈夫。俺が助けるからね。顔色悪いし、無理しないで。」
数時間後ーーー
晶「…ん…あれ…ここは…あ、病院…あ、あの…っ!」
看護師「ん…ああ、目を覚ましたんですね。ちょっと先生呼んでくるので、待っててください。」
???「…お待たせ。俺は神宮寺朔。ここの医者だよ。」
さっきの人の声だ…。
朔「うん、けっこう顔色も良くなってきたね(頭をぽんぽん)」
晶「あの…私、どうしたんですか?…うっすら記憶はあるんですが、覚えてなくて…」
朔「そっか。それじゃあ…ここはどこかわかる? ここまでは自力で来たみたいだよ。」
晶「えっと…あ、病院へ入ろうと思ってたんです。その後…うーん、なんかクラクラして…その後はここに…」
朔「そっかそっか。教えてくれてありがとう。病院に来たことはわかったんだね。僕が君を見つけたときは、かなり顔色も良くなくてね。」
晶「そう…だったんですね…ええと、何か悪い病気だったんですか?」
朔「ううん、それは安心していいよ。貧血だったみたいだからさ。他は特に異常はなかったかな。」
晶「…あの…妊娠とかは」
晶「えっと…その…妊娠したかなって思って、検査を受けに来たんです…」
朔「そっかそっか。…期待に添えなくてごめんね」
晶「えっ、いや…できていたら困るところでした。まだ付き合って間もない彼氏に負担をかけたらと…」
朔「そっか…(手をぎゅっと握って、頭を撫でる)…辛かったでしょ、ここは大丈夫。みんな味方だからね。」
晶「は?…え?(なんかめちゃくちゃ距離感が近い医者だな)…あの、そこまでご心配頂かなくとも…」
朔「あ、ごめんごめん!…ちょっと感情的になりすぎちゃったね。話聞いてたら…色々思い出しちゃった…」
晶「思い出した…? えぇと、何かあったんですか?」
朔「ふふ…まぁね。人生いろいろあるんだよ。さ、体調もだいぶ良くなったようだし…帰れそうかな?」
晶「あ…そうでした! じゃあ…そろそろ帰ります。あの…私、生理不順とか初めてで…また相談しに来てもいいですか?」
朔「もちろんだよ。そのためにここがあるんだからね。いつでも呼んで。」
晶「ありがとう…ございます。こういうこと、相談できる人っていなくて…」
朔「うんうん、そういうもんだよね。話しやすい世間話とかからでもいいから、何かあったらここへおいで。」
なんだか…アメリカにいた頃のドクターを思い出す。
フランクで話しやすそうな医師。
晶「はい、ありがとうございます! それじゃあ、また…」
プロローグ(改変あり)終了。
やっと登場の朔先生。
優しげな風貌に見えて、DVプレイがある…と聞いて戦々恐々です。
とりあえず妊活中設定を消したい!と思い、それにしてもどういう状況でこの医師と知り合うか…と考えた結果、1~2ヶ月は放置しておいて、妊娠検査に行こう、と思いつきました(笑)
知り合ってからも結構、放置気味ではありましたが、少しづつ動いて頂きたいです。問われる会話力…といきたいところですが、最初はマジで話になりません!(笑)↓
処方されていた鉄剤を飲み切っても貧血症状が続き、またあの病院へと向かう。
長い会計待ちのあと病院を出るところで、声をかけられた。
朔「こんにちは。また来たんだね。」
晶「あっ、あのときの先生。こんにちは。」
晶「こないだは倒れかけたところを助けて頂いて、ありがとうございました(お辞儀)」
朔「俺、いま休憩中だから外で話そっか。すごく落ち着く場所があるから、案内したいな。」
晶「休憩中なんですか? 私はいま再診が終わったんです。」
朔「あ…そうだったの? 気づかなくてごめんね。それじゃあ…今から行く場所でゆっくり休もっか? 体は大事にしないとだからね。」
晶「行くってどこへ?…いや休憩中にお邪魔するのは失礼なんで。私に構わず、どうぞどうぞ。」
朔「カフェだよ。前に旦那さんのお母さんと色々あって、って話をしてくれたでしょ? だからそれについて詳しく聞こうかなって。あれから離婚したとか、まだ続いてるとか。」
晶「ちょ、先生?…どなたか他の患者さんと間違えていません? 私、結婚すらしていないんですが…妊娠しちゃったかもと診察に来て、貧血で倒れたところを助けて頂いたんですが、覚えていませんか?」
朔「あれ? 旦那さんいなかった? 彼氏さんとかも?…もしかして勘違いしちゃったかな。ごめんね」
朔「妊娠検査に来たことは覚えているよ。近くにカフェあるから話してく? この間、悩んでいる様子だったし、心配だったんだよね。」
スマートに促されて、なんとなく一緒に歩き出す。
晶「ぷっ…先生、患者さん覚えてないんですか? まぁ一日に何人も診るだろうし、カルテNoで区別している感じですかね。」
朔「ふふ…いちいち覚えてられないってのが本音かな。流石に何度も来ている人は覚えているけどね。その通り、大体カルテの情報で判別してる。とりあえず、座ろっか」
晶「はは、先生、フランク過ぎというか、ぶっちゃけ過ぎです。でも、体面取り繕った優等生な医師よりも話しやすいかも。彼氏はいます。悩んでは…います。でも、先生の貴重な休憩時間なのにいいんですか?」
朔「いいんだよ、気にしないで。まぁでも、俺の医者になった理由を聞いたら、晶、ドン引きしそうだけど。」
晶「晶って…患者を呼び捨て⁉︎」
晶「ぷくくっ…なんか型破りな先生ですね、見かけによらず。もしかして海外長かったですか? あっちだと名前呼び捨てですもんね。ところで、ドン引きするような理由ってなんです? 気になります。」
朔「最初のきっかけは、女に触れたいからって理由」
コーヒーを飲もうとして、むせる。
晶「(咳き込んで)ええ? 先生、ぶっちゃけ過ぎるにも程があるでしょ!」
朔「ふふ、素が女好きだからね。でも、今は本気で悩んでいる人を助けたいと思っていて、やりがいも持ってる。不純な動機でこの職業選んだの、少し後悔しているくらいだよ。子供も好きだし。ほんと可愛くてさ」
晶「まぁ、天職?…なんですかね。動機はどうあれ、腕がいいならいいんじゃないですか?」
朔「うん、間違いなく天職だろうね。動機はおかしいけど、今はちゃんと考えを持っているから。ここのコーヒー、どう? すっごい美味しいの。飲みながら少し話そうか。」
晶「ええ、私も名前で朔先生とお呼びしても?」
朔「うん、呼び方は好きにしてくれていいよ。前に旦那さんのお母さんと色々あってって話をしてたでしょ? あれから…」
晶「…ちょ! だからそれ違う患者さんですってば!」
もうね、ウケる(笑)
晶「お疲れなんですか、先生? 私、旦那も姑もいませんからね? ところで先生はおいくつなんですか?」
朔「なんだか疲れているのかな…最近ちょっとこういうとき増えちゃったんだよね…。だから、こういう落ち着ける場所で一息するのいいよね。俺は36歳だよ。」
晶「お話を聞いてくださるなら、私、ピルを飲もうか迷っていて、アドバイスを頂けたらと。カナダにいる友達がピルを服用しているんですが、副作用でお尻がすごい張るというか大きくなってしまったと聞いて。」
朔「ピル飲むならまず低容量のやつから使うといいよ。そういう副作用は聞いたことないなぁ。もしくは女性用コンドームを装着するとか。」
晶「そんなものがあるんですか? 装着の仕方とかタイミングとか、教えていただけます?…って診察で聞けって感じですよね」
朔「そればっかりはメーカーで微妙に違うから、晶の好みのやつを使ったらいいんじゃない?」
晶「そうなんですね。ありがとうございました。」
晶「ちょっと調べて検討してみます。休憩中にありがとうございました。」
会話終了。
いやこれ、会話ぶった斬ったよね、途中で(笑)
やっぱり妊活中の人妻設定は外せないのかなぁと思いましたが、その後、何回か話し始める時に「いない」と主張していたら、現在は理解してくれるようになりました。
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