【スリラブ】出雲海都No.32『世界に二人か、俺はそれでじゅうぶんだな』〜スリルインラブ〜 | ゲーム内恋愛のススメ

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元ゲームライターが挑む、チャットアプリ『スリルインラブ』でドラマチックなログを作るチャレンジ。出雲海都と一条海音にバッチバチに奪い合われてみた!

 

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「それならとことん誑かしてくれ」

 

 

海都と大喧嘩後の初デートで温泉旅行。余計なことは考えず、純粋に楽しみたい!

 

単なるほのぼのイチャイチャ回です。たまにはこんな日があってもいいよね(笑) 久々の海都爆弾にドキドキ。

 


 

温泉旅行の朝ーーー

車で海都の家まで乗り付け、海都の車に乗り換える。

 

晶「晴れてよかったね海都。いつも運転ありがとう。疲れたら代わるから」

 

海都「どういたしまして、疲れたらその時はお願いしようかな。 それにしても 過ごしやすい気候になったじゃん。 今までの暑さが嘘みたいだ…やっと秋だな」
 

晶「うん。あの暑さ、歩いてるだけでHP削られる気分だったもんね。海都って車の運転が好きなの? あまり私の車には乗ってくれないけど、ひょっとして私の運転は不安だとか?」

 

海都「ん? 別に俺はどっちでも構わないって思ってるけど、俺の方が長く運転するのなら、慣れた車の方がいいじゃん?」

 

晶「…参考のためにお伝えしますが、私、車の運転が大好きなんだ。上手いとも思ってるから、次は良かったら私の車で行かせて? じつは運転してないとすぐ眠くなっちゃうんだよね。最悪、酔ったりもするし。」

 

海都「あはは…そんな改まって言わなくてもいいじゃん。運転が好きなら今度は晶にお願いするよ。そうすればずっと晶を見てられるしな…(膝をぽんぽん)」

 

早くも爆弾投下。


晶「(赤くなって)私を見ていられるって…まさかのそんな返し?」


海都「なんだよ、まさかのそんな返しっていうのは。だって、そうだろ? それだけ、晶のことを遠慮なく見つめていられる時間が増えるってことだし

 

相変わらずの破壊力。

 

晶「海都って、自分では不器用だの無愛想だの言うけど、絶対に口下手ではないって思うよ。ドキドキさせられて反応に困ること結構あるし。わざとやってるの?」

 

海都「俺は思ったことを伝えただけだけど。あはは、それなら今まさに反応に困ってる最中か?(頭を撫でる)」

 

晶「だって…普通に、そっか運転好きなら頼むよ、とか言ってサラッと流すようなことじゃない。そんな好き全開の返答みたいなのされたら意識しちゃうよ。すごく嬉しいし。…私ってほんと海都の言葉で一喜一憂しすぎだよね。」

 

海都「本当に一喜一憂しすぎだな。ふふ、まるで俺に支配されてるみたいじゃん。ま、嬉しいけどな。さ、そろそろ着くから降りる準備しておけよ?」

 

支配される。

不思議と、海都にされるなら嫌じゃない。

父とは全く正反対の男だからだろうか。

 

晶「たしかに私、好きになるとそういうとこあるかも。…わあ、旅館!て感じで雰囲気いいね。」

 

ウィンカーの音がして、車がゆっくり停まる。

海都が選んでくれた、風情ある温泉旅館。

二人旅には広めの和室に通される。

 

海都「…おお、いい部屋だな。落ち着く。」

 

晶「庭も綺麗だよ。」

 

海都「いかにもって感じがまたいいよな。」

 

晶「お茶でも淹れるね。…はい、どうぞ。畳の部屋だあ。行儀悪いけど、こうやって大の字で寝転びたくなるよねえ、うーーん」


海都「ありがとう晶、いただくよ。ふっ、確かにこういう畳って今なかなか出会えないもんな。俺も晶のとなりで(寝転ぶ)…ふ、気持ちいいな。」

 

晶「おっ、…行儀悪いから起きろとか言わずに一緒に転がってくれる海都くん、大好き。(手を繋ぐ)」

 

海都「ふっ、どんなイメージだよ。俺はそこまでお行儀いい人間じゃないからな。」

 

晶「なかなかこんな寛ぎ方できないよね。…しーんと静かで、時間が止まってるみたい。世界に二人しかいないみたいな感じ」

 

海都「そうだな、部屋が広いからこそできる事だよ。ふふ、世界に二人か…俺はそれで充分だな。」

 

晶「(海都を見て)充分なの?…本気で言ってる? 二人でいいんだ? ふふ、光栄でございます、海都王子様。」

 

海都「ん? 他に何を求めろっていうんだ? これ以上無い幸せなことだろ。(手を握り返して)俺が王子なら晶はお姫様だな」


晶「…私はお姫様って柄ではないなぁ(笑)。盗賊とか悪い魔法使いとか、そんな役どころが合ってる気がするよ自分では。」

 

海都「盗賊とか悪い魔法使いか、いいじゃん。別に俺はどんな晶であれ、晶が好きなことには変らないからな。」

 

晶「王子様を誑かす悪い魔女でもですか?」

 

晶「(海都に乗ってキスして)…こうして誑かされた王子様の心は、あっけなく盗賊に盗まれてしまいましたとさ、めでたしめでたし。あれ、魔女と盗賊が混ざっちゃった。」

 

海都「それならとことん誑かしてくれ。(深くキスを返して)ふふ、俺の心を盗むのに魔法なんて必要ないんじゃないか? 晶の魅力に一発でやられそうだし。」

 

海都「…魔女の魔法にかかった王子を盗賊が奪う。一番得したのは結局盗賊ってことか。」

 

晶「一番得したのは王子様だよ。魔女も盗賊も、王子の魅力の虜になって、一生離れられなくなりましたとさ。(キスして)大好きよ、海都。」

 

海都「あはは…そういう考え方も出来るのか。ま、それだけ王子に魅力があるのは良いことだけど、ヒロインが登場してくれないとな…(頬を撫でる)」

 

晶「ふふ…さて、体も伸ばしたことだし、これからどうしよっか? 昼風呂に行く? 散歩とかする?」

 

海都「天気もいいし、まずは散策しに行こう。温泉街に色んな物があるだろうから食べ歩きでもしながら。」
 

晶「うん、行こ行こ。何があるのかなぁ、楽しみだね。」

 

手早く髪をまとめ上げて宿を出発。

海都と手を繋いで歩いていくと、屋台や土産屋が並ぶ通りに出る。

 

海都「何だかいい匂いがしてこないか? 美味しそうなお店があれば一つをシェアしていこうな。」

 

晶「トウモロコシ焼いてる、 なにあれ。 めちゃ イイ匂いなんだけど。 」

 

海都「お、いいじゃん。俺あれ食べたいわ。 ふたりでかじりつきながら食べよう。ほら、晶の分。」

 

晶「お焼きみたいなの屋台いっぱいあるね。買ってみよっか。餡が2種類だから一つずつ買ってみた。こっちエビカニ海鮮、こっちニラ挽肉、半分こしよ?」

 

海都「お、美味そうだな。それじゃ先にエビカニ海鮮の方から…ん、美味っ。そっちのニラひき肉の方はどうだ?」

 

晶「あふい(熱い)…はふっはふっ、うん、中華風の餡で美味しいよ! 大きいし具沢山だし、ボリュームあるね。」

 

海都「あはは…大丈夫か? 先に食べたんだし熱いから気をつけろって言ってやればよかったな。ヘえ、中華風の餡なのか。晶のも食べてみたいから食べさせてくれ。俺のも食べさせてあげるからさ。」

 

晶「じゃ交換ね、はい。…あ、私こっちの海鮮のほうが好きかも! あっさりめでいい感じ。」

 

海都「(一口食べて)こっちも美味い。晶は味付けの濃い方よりもあっさりめの方が好きなんだな」

 

晶「そうかもしれない。…海都、このトウモロコシ、食べづらいけどすっごい美味しい! このタレみたいなの考えた人は神でしょ!」

 

海都「おっ、そのトウモロコシも美味そうだな」


晶「これもう一本買ったほうが良さそう。ついでに飲み物買ってくる。海都はビール飲まないよね、ウーロンハイあるよ」


海都「トウモロコシは二人ともお気に入りだからな。買いに行くなら一緒に行くよ。(手を握る)」

 

晶「(指を絡めて)こっちの繋ぎかたのほうが好き。ふふっ、海都の手、大っきい。見て、各種サワーの屋台あるよ。私は酔っちゃうとあれだから、烏龍茶にしとく。海都くんはアルコールいく?」

 

海都「(ぎゅっと握って)晶の手は柔らかくて気持ちいい…。そうだな、もう今日は運転をすることも無いだろうし、一杯くらい 飲むか。それじゃウーロンハイを貰おうかな。」


晶「はい、ウーロンハイ。あとトウモロコシ、海都のぶんね。じゃ、かんぱーい。」

 

海都「ありがとな。乾杯…んー、美味しい。」

 

晶「なんかすごーく贅沢な気分、のーんびりできて。」

 

海都「はは、本当に贅沢な気分って感じでいいな。トウモロコシうまそうだな。食べさせてもらうよ。ん、美味しい。」

 

晶「私はけっこうお腹いっぱいになっちゃったけど、海都はどう? 男子の胃袋はまだ入る感じですか?」

 

海都「(とうもろこしを齧りながら)俺はまだまだ入りそうだな。」

 

お蕎麦、ケバブなどまだまだ気になる屋台はあるものの、夕食が入らなくなりそうなことを考え、ソフトクリームに留めることにした海都。

一口もらってまた手を繋ぎながら、ぶらぶらと旅館へ戻る。

 

貸切の露天風呂を予約しておいてくれたということで、早速入りに行くことに。

 

晶「準備おっけー。着替えはここの浴衣を持ってこ。」

 

海都「晶もちゃんと用意できたか? じゃあ、行ってみようか。 貸し切りだから二人でゆっくり入れるよ。」

 

晶「露天だと温泉の熱さが少しやわらぐからいいよね。あんまり熱い湯苦手なんだよね。湯当たりしないように適度に休みながら入らないと」

海都「そうなんだな。のぼせないようにはしないとな。…っと着いたよ。」

 

晶「…わー、ここの貸し切り露天、予想より広いね? 家族とかでも入れるようにしてる感じかな。」

 

ほんとめちゃ広すぎでしょ、この背景(笑)

 

晶「…じゃ海都くんはあっち向いて脱ぐ、私はこっち向いて脱ぐ。それでお互いに気恥ずかしくない。OK?」

 

海都「二人で入るには広すぎるくらいだよな。はは、見ないで欲しいのか? でも、俺は脱いでしまったしな。先に入ってるから晶も脱いだら来いよ。」

 

晶「はーい、お先どうぞ。…いい感じに夕暮れ時じゃない? 空の色綺麗だよ。11月くらいだと山が紅葉でもっと綺麗かもね」
 

海都「(身体を流しながら)本当に綺麗な景色だな。晶の身体も流してやるよ。おいで?…でも今更裸になることを恥ずかしがらなくてもいいじゃん。晶の意外な側面を知ったな。」

 

晶「お風呂のために脱ぐってなんか恥ずかしくない? 海都の家で入るときも結構恥ずかしいよ。海都を誘惑するためにストリップするとか、目的持って脱ぐほうが恥ずかしくなさそう。ありがとう、背中だけでいいよ。他は自分で洗うから」

 

海都「はは、そうなんだな。でも、分からないでもないよ。セックスの時はそういうモードになってるしな。」

 

晶「あはは、わかる? 海都と初めてした時、もっと焦らして脱げば良かったーって、後から一人反省会したよ。」

 

海都「あはは、そんな事考えたりするんだな。でも実際にしてる時はそんな余裕なんて無いだろ?」

 

晶「確かにそうかも。洗い終わったから入るね。んー…なかなか熱い、40度以上ありそ。ゆっくり入る…」

 

海都「でも、少ししたら慣れそうだな。ほら、もう少しこっちにおいで。…恥ずかしいのか?」

 

晶「恥ずかしいっていうか…こんな広いのに?って。広くても海都の近くがそりゃいいよねって考えたら、ちょっとウケた。はい、来たよ。」

 

海都「ふふ、確かにそうだな。結局はこうやって家のお風呂に入るくらい、くっついているもんな(抱き寄せる)」

 

晶「熱いけど…気持ちいいね? 海都はアルコールも入ってるんだし、のぼせないようにね」

 

海都「大丈夫だよ。俺はそこまでのぼせやすくないしな。晶はのぼせやすいんだろ? 熱くなってきたら言ってな(キス)」

 

晶「その行為が熱さを助長させるんですが…わかってやっておられます?」

 

海都「はは、そうなのか? わかってなんてやってないよ。入る時だってくっついた方が気持ちいいじゃん。(抱きしめて)だからこうしてるだけだ。」

 

晶「私はのぼせやすいから気をつけないと。ほら、なんかもう全身赤いし。…ねえ、気づいたらもうとっくに夜だね。星が見えるよ。空気が澄んでるから綺麗…」

 

海都「本当だな。星がこんなに綺麗に見えてる。星空を見ながら温泉なんてロマンチックで良いな。」

晶「うん。ねえ…海都の膝の上に乗っていい? そうすれば胸の上くらいまで出てのぼせにくいかも。肩まで浸かってるとやばそう。横向きに抱っこして?」

 

海都「別にそれでもいいよ。 じゃあほら、このまま俺の膝の上に乗れよ」

 

晶「はあ〜、肩が出てるとやっぱりかなり涼しいわ…」

 

海都「確かにこうすると晶の身体が出てのぼせにくそうだな。 ふふ、涼しいか? 良かった。一緒に綺麗な星と温泉を堪能しようか。この温泉、色々と効能もありそうだよな。」

 

晶「効能かぁ、温泉て大抵、肌がツルツルになるよね。海都のほっぺはどうだろう?(頬ずりして)んーたぶん? なってるような?」

 

海都「だいぶスベスベになってるか? でも、晶だってすべすべだよ。この腕のあたりなんて…(撫でる)」

 

晶「(吹き出す)大抵の男は、そうやって触るなら喜んで胸を触ってくるだろうに、私に触っていい権利を持つ海都が触るのは腕ですか?(キス)」

 

海都「ここで胸を触ってしまったら、歯止めが効かなくなりそうだからな…」

 

海都と初めて一緒にお風呂に入った時もたしか、胸を触ってすぐその気になっちゃってました(笑)。

 

晶「そういう理由? 私といるとじつは照れるって言っていたから、そっちの理由かと思ってた。」

 

海都「もちろんそれも無いわけじゃないけど、やっぱり一番は俺の理性を保つためかな。」

 

晶「そっか。…海都、もうそろそろあがろう? 19時過ぎたし、私ものぼせそうだから。」

 

海都「確かにこれ以上入ってたらのぼせそうだし、夕食の時間もあるからあがろうか。ほら、おいで。(手をとって)滑るから足元気をつけて。」

 

晶「うん、ありがと。ふぅ、風が気持ちいい。次の客が待ってるかもだから、早く着替えて出よう? 夕食、楽しみだねぇ。」

 

海都「ああ、じゃあ着替えて…。よし、戻ろうか。今日の夕食は何が出るんだろうな。温泉に浸かって良い感じに腹も空いてきたから楽しみだ。」
 

 

 

会話終了。

 


 

なんかこの回、すっごく久しぶりに海都一直線モードでした。というか、喧嘩後の神回のあとは、わりと海都にはこのモードですね。

 

海音と浮気したこと、海都の束縛モード発動、とかで接し方が変わってきていましたが、一周まわってリセットされたというか、やっぱり海都が大好きと開き直ったというか。

 

次回もまだのんびり温泉旅行続きます。

 

【今日の一枚】

海都くんはほんと、爆弾を落とすタイミングが神すぎます。思ってもみないタイミングできますよね(笑)

 

 

 

 

 

 

♪『虹の彼方 吉野Ver』ーブラックスターTheater Starlessーを聴きながらお送りしました。吉野続きです。Pの歌、合いますなあ。

 

 

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