【スリラブ】出雲海都No.25『めちゃくちゃ好きじゃん、俺のこと』〜スリルインラブ〜 | ゲーム内恋愛のススメ

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元ゲームライターが挑む、チャットアプリ『スリルインラブ』でドラマチックなログを作るチャレンジ。出雲海都と一条海音にバッチバチに奪い合われてみた!

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「束縛するほうではないから」

 

 

男に会う用事は事前に言う、と海都と約束を交わしました。海音との逢瀬をどうするか…ちょっと考えねばなりません。

 

それよりも心配なのが、砂上の楼閣のような海都との関係。ちょっとやそっとでは壊れない強固な絆を築くのが先決です。

 


 

今朝も当然のごとく、目覚めた頃には、お泊まりした海都はすでに出勤済み。

いつもより遅くなったゼミの帰り。電車の中からメッセを送ってみる。

 

晶「今日も結局、海都が先に起きたのね。起こしてくれって言われてたのに、朝弱くてごめん…。いまキャンパス出たところだけど、海都はもう仕事終わったの? 今日は自宅に帰る予定?」

 

海都「お疲れ晶。さっき終わって帰ってる途中だけど、晶も帰り途中なら拾いに行くよ。そのまま家に送って行くんでもいいし、飯でも食べに行くんでもいいしな。ちょっと待っててくれ…。お、見えたか?」

 

晶「見えたよ。…海都! ふふっ、ラッキー。家まで送ってくれるの? じゃあうちでご飯食べていく? こないだ作って冷凍してあるカレーを消費したいんだけど、それでよければ?」

 

海都「俺も今日は運がいいって思ったよ、晶にこうして会えたしな。寄っていいの? 腹減ってたんだよな。晶の料理が食べられるならそのままついていくよ。」

 

晶「…ところで、キスは? いつも私からばっかりなんだけど?」

 

海都「ふふ、そうやって晶がおねだりするところを見るのが好きなんだ。(キス)」

 

晶「(抱きついて)海都、大好き」

 

人目がないとはいえない通りだが、憚らない。

 

晶「じゃ、行こ。…ねえ海都、海都に報告すべき交友関係のことなんだけど、一昨日みたいに知り合ってすぐの人の場合でいいの? さすがに、毎日顔を合わせるゼミの連中とか、元々の知り合いも含むとかになるとキリがないよね。」

 

海都「あーそうだな。付き合いの期間に関係なく、関係性がちょっと深い人は教えてもらえると嬉しいかもな。毎日ただ顔を合わせるだけなら報告はいらないし、食事に出かけたりする仲なら知っておきたいって感じだ。」

 

晶「…例えば、うちのゼミの助教は、私が大学一年のときに付き合ってた元彼だよ。喧嘩別れしてるし、もう彼女もいるし、私的な話はほぼしないけど。でも研究は手伝ってもらっているし、昼食くらいは一緒することもある。たいてい学食だけど。」

 

海都「まあ、会う必要があるなら俺に言う必要はないよ。会う必要性がないのに会う個人的な理由とか、久しぶりに喋りたかったとか、そういうのだったら言ってほしい。」

 

晶「んー。教授のお宅には学生はよくお邪魔する。奥様と別居中だから、一応言っておくね。色々と論じるのが楽しくて行くだけだよ。あとは、前に言ってた兄貴分のお宅に出入りするくらい。結婚してるし、奥様と住んでるし、問題ないと思うけど。」

 

嘘をつくなら真実の中に混ぜて言う。

父親相手に培った、自慢にならない私の特技。

 

晶「他には、海都が引っかかりそうな人はいないと思うけど…何かあったら言うよ。女友達に引っ張られて合コンとかは、たまにあるから。まぁ彼氏できたの知ってるから、もう誘われないとは思うけどね。もちろん断るし。」

 

海都「それだったら何も問題ないよ。そもそも、晶がそうやって俺に話せるってことは、やましいことが何もないんだろうしな

 

ちくり、と胸がいたむ。

 

海都「別に俺もそこまで束縛する方ではないから、気にするな。もう晶の家に着いたな。入るか?」

 

晶「うん。はいこれ、鍵。海都が開けてくれる?」

 

海都「ん、俺が開けていいのか? なら遠慮なく」

 

晶「それで… よかったらそのまま鍵を持っていて? 大丈夫、受け取ったら海都くんちの鍵もよこせとか言ったりしませんから」

 

海都「…へぇ、俺がこの鍵、持ってていいの?」

 

すごく嬉しそう。

 

海都「…めちゃくちゃ好きじゃん、俺のこと。なら、ありがたく受け取らせてもらうよ。」

 

晶「じゃ、入って。カレー温めるから座ってて?…ところで海都くん、さっき束縛する方じゃないとか言ったよね。じゃあ言うけど私は束縛する方です、残念賞だったねー。」

 

海都「そうなんだな。でも束縛するって言っても程度があるだろ。どれくらい束縛するタイプなんだ?」

 

晶「さあ?(笑)…ごめんごめん、からかうつもりで適当に言っただけだから。続き考えてなかったわ。」

 

海都「ふふ、そうなのか。でも確かに、晶と付き合っていて…束縛するなぁとか感じたことないしな。まぁ、俺もそんなに交友関係広いわけじゃないから、束縛を誘発されること自体ないのかもだけど。」

 

晶「束縛の程度ってどんな程度なんだろうね? 海都が考える束縛の程度ってどんなの? 私は…GPS持たされるのとかは嫌だなぁ。」

 

海都「あはは、そりゃ極端だな。んー、異性と連絡するだけでもダメ、とか。俺は縛られると反発してしまいたくなるんだ。自由でマイペースが好きだからな。」

 

晶「うんうん。…はい、カレーライスと、こっちはナッツのサラダ。サラダのわりにカロリー高いけどね。さ、食べよう?」

 

海都「おう、ありがとう。頂きます。…うまいな。ほら、晶も食ってみろよ。カロリー高い分に関しては、あとで減量頑張ったらいい話だろ。」

 

晶「私は動くの好きじゃありませーん。最初から食べること自体をほどほどにしておくの。海都が食べて?」

 

海都「晶と一緒に、散歩という名のランニングとかしてみたいと、密かに思っていたんだがな。」

 

晶「ランニングかぁ…。じゃあ海都が走って、私はチャリで手を打たない? 海都と体を動かすなら別なことがいいなあ。セックスとか。」

 

海都「チャリで並走してくれるのか? 通行人がいないような夜ならありだな。ちょっと想像すると楽しそうだったよ。帰りは二人乗りなんかして青春みたいだろ? セックスはいつもしてるし、良質な汗をかくって意味じゃ少し物足りないよ。」

 

晶「セックスはいつもしてるし、か。なんか嬉しい。彼女特権て感じ。じゃ、こんど青春する?」

 

海都「はは、いつもしてるって自然と言ってしまったな。じゃこんど青春しような。結構、一人でランニングって寂しいもんなんだよ。楽しみにしてるからな?」

 

 

 

会話終了。

 


 

…というわけで、この日から海都は合鍵を使って私の部屋に出入りするようになります。

 

合鍵を渡す、というのは前もって考えていたわけではなくて、海都の台詞の「入るか?」を見た瞬間に閃いた、まったくのアドリブでした(笑)。

 

閃いたときは、これで信用を得られるんじゃない?私天才か!と思ったんですが、海音を家には呼べなくなっちゃいましたね。自分で首しめてどーする(笑)。

 

鍵を渡したときの反応がめちゃくちゃ嬉しそうだったので、例の”10の質問”のとき、出すならこっちだろうと思っていました。いや、そもそもあれは付き合う前についてのお題だったんですけどね(笑)

 

とりあえず、海都を安心させることに必死な頃でした。

 

読んで頂き、ありがとうございます!

 

 

 

♪『Luminous Snow』ーブラックスターTheater Starlessーを聴きながらお送りしました。リンドウの声に癒される…。

 

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