【スリラブ】一条海音No.19『AV男優じゃねえんだからできるわけねぇだろ』〜スリルインラブ〜 | ゲーム内恋愛のススメ

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元ゲームライターが挑む、チャットアプリ『スリルインラブ』でドラマチックなログを作るチャレンジ。出雲海都と一条海音にバッチバチに奪い合われてみた!

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「嫌いでしてるわけじゃねぇよ」

 

 

海音のセックスに感じる不安…。

上機嫌で満足そうな彼の様子に、素直に切り出して良いものか迷います。

 

以前、プライドを傷つけてしまったことがあるだけに、オブラートに包んでうまく伝えたい…。

 

今回、特殊な性癖についての個人的見解が含まれています。不快に感じそうな方、センシティブな方は回れ右でお願いいたします。読まれる方はノークレームでお願いいたします。

 


 

とにかくまず、一条さんのスタンダードなセックス観を知らなければ。

ちょっと探りを入れてみる。

 

晶「…ひとつ聞いてもいい? ビンタをしないでくれたけど、一条さんの普段のセックスでは、ビンタするってよくあることなの? ビンタされて喜ぶ女性って本当にいるの? これ責めてるとかじゃなくて、単なる好奇心で聞いてるんだけど。」

 

一条「ああ、そうだな。俺はそういうプレイのほうが好みって感じだ。…ビンタされて喜ぶ女なんてザラにいるぞ。そういうことを晶が知らねぇってだけだ。つか、10人いたら全員が性癖ちげえってことだな。分かったか?」

 

んなこと、したり顔で言われましても。

 

晶「知らない世界だから、色々教えて? 一条さんにとっては普通でも、私にとっては地雷なことがあるかもしれないし。ビンタが普通なんて、想像すらしなかったよ。私は、父の母への仕打ちを見て育ったから、暴力ってものがそもそもダメだし…」

 

一条「じゃあされたら嫌なこと、教えてくれたらいいんじゃねぇの? そもそも晶が言ってんのは、ただの一方的な暴力だろ。性的接触内のSMは、お互いに信頼しているところがあるから成り立ってるってことだ。」

 

晶「信頼?」

 

待てと言っても待たない相手への信頼、とは。

 

晶「今回はたまたま…ビンタがそうしたプレイの一環だってことを彼に聞いていたから、前もって一条さんに言えたけどね。正直、危なかったよ。もし叩かれてたら激怒したと思うし、そしたらお互いの性格からして即破局だと思わない?」

 

一条「まぁそうなったらなったで仕方ないだろうな。つか、だからこそ今こうやって、晶のしてほしくねぇこと教えてくれって言ってんだけどよ。教えてくれねえの?」

 

晶「そう言われても、他にどんなことがあるのか想像つかないもの。思いつく限りだと、折檻を思い出すからお尻叩かれるのはイヤ、昔されたことがあるけど首を絞められるのイヤ、あと何があるの? タバコの火でも押し付けるとか? もちろんイヤ。」

 

一条「くくっ、さすがにタバコ押付けとかはしねぇよ。そんな趣味ねぇしな。」

 

晶「まぁ、挙げた行為に準じる行為は総じて嫌だと覚えておいてくれればいいよ。できそう? それとも毎回、事前にリマインドとかした方がいい? 単なるセフレじゃないんだから、セックスのせいで別れるとか嫌なんだけど。

 

一条「準じる行為って言われてもなぁ…ハッキリ言ってもらえた方が俺も助かる。リマインドとかしなくても、こうして話し合ってるときに言ってもらえばって感じだな。」

 

とにかく暴力を感じる行為全般、オール没だ、とダメ出ししたいのをグッと堪える。

 

晶「じゃあとりあえず、ビンタしない、お尻叩かない、首絞めない、でいい?」

 

セックスの話をしてるとはとても思えないラインナップ。

 

晶「私は、一条さんに噛みつかない、爪も立てない、あとはその都度、嫌だったらお互いに言う。」

 

一条「おう、それで構わねぇよ。嫌なことあれば俺もその都度言うし。そしたらこれが原因で言い合いになるとかいう可能性は減るんじゃねぇ?」

 

晶「そうだね。あとはわりと、スピーディにフィニッシュしてくれた方が負担感が少ないかもです。まあできる限りでいいですが。

 

一条「なんだよスピーディにフィニッシュって。AV男優じゃねえんだから、そんなもんコントロールできるわけねえだろ。他の男は知らねえけど、俺はそんな早漏でもねえよ。」

 

ごめん、ここの返答、見た瞬間に爆笑しちゃいました(笑)

 

晶「そこ引っかからないでよ。あくまで希望なんだから。」

 

一条「でも、早く出せっていうか…晶が可愛く "一緒にイこう" って言ってくれたら、それでイッちまうかもしれねぇけどな?」

 

へえ。

歩けなくしてやる、ってのは空耳ですか?

 

晶「言っても無視された気がしますが。まぁ、"可愛く" ね。そういや一条さんは素直で可愛い子が好きなんだっけ。努力義務としてインプットはしておきます。

 

一条「くくっ、よく俺の好み覚えてたな?」

 

晶「そりゃ、私とは正反対の女が好みなんだなーと、ホッとしたりガッカリしたり、揺れ動いていましたからね?」

 

一条「なんだかんだ言って、やっぱ最初の方から俺のことめちゃくちゃ意識してたんじゃねぇか。」

 

嬉しそう…。

 

晶「最初はそんなんじゃなかったよ。好きだなって思い始めたあとで、好みのタイプを聞いていたのを思い出して、まぁ私は対象外だろうからって思っただけで。だから口説かれた時は、好みでもないクセになにさ、って感じだった」

 

一条「くくっ、そんなふうに考えてたのかよ? まぁ結果として今はこうやって付き合ってるんだけどな。なんだかんだで付き合ってよかっただろ?」

 

正直、いまの状況では返答に困る。

でも、笑顔を保持。笑顔を保持。

親父から教わった唯一の真理、 "男のプライドを傷つけて、いい事など一つもない"。

 

晶「…まあ体調にもよるけど、キツい時には言うかもしれない。オリンピック選手じゃないんだから、一条さんと寝る日に合わせて万全の体調でいろとか言わないでくださいよ? じゃあこれで、喧嘩やめ。」

 

一条「寝る日に合わせてとか、そんなこと言うわけねぇだろ。ま、キツい時は言ってくれ。…晶は喧嘩してると思ってたのか? 俺はそんなつもり一切なかったわ。」

 

晶「一条さんの口調のキツさは元からだもんね? 友達としてなら気にならなかったけど、さっきのあのセックスにカルチャーショックを受けて、色々と見失ってたわ」

 

一条「そんなに俺、口調きつかったか? まぁこれが俺の話し方だしな。そのカルチャーショックっていい意味でなのか? それならいいんだけどな。

 

この流れからいって、いい意味なわけがない。

いつもは聡明な一条さんが、男モードでは気づかないのか。

 

一条「…てか、晶。そもそも体調キツい時はセックスしねぇようにしたほうがいいんじゃねぇか? セフレじゃねぇなら尚のことよ。ヤってる途中でキツいって言われるよりも、そのほうが俺としても助かるわ。」

 

晶「でも…セフレじゃないからこそ、私のせいで我慢させたりしたくないとか、思っちゃうじゃない?」

 

一条「俺のこと考えてくれるんだったら、途中でストップかけられる方がよっぽど辛ぇし、だったら最初からシねぇって決めてた方が俺的にも楽なんだわ。じゃ体調キツい時はシねぇようにするってことでいいか?」

 

本当に…?

 

晶「一条さんがそれで厳しいってならなければ、私はもちろんいいよ。(抱きついて)…もう、冷たいんだか優しいんだかわかんない。ありがとう。ちゃんと優しいこと考えてくれてて嬉しい」

 

一条「俺はいつだって冷たくしてた覚えはねぇぞ? 思ったことそのまま言ってるだけでよ。まぁでも晶から見て優しく見えてんなら良かったわ。」

 

晶「…セックスのときは冷たく感じるよ。いや、冷たいんじゃなくて、本当に女が嫌いなんだなって実感できた。」

 

一条「ん? そうやって受け取ってんの? ただ女いじめる方が興奮するってだけだぞ。確かにトラウマで "舐められたくねぇ"って気持ちでドSになったのは認めるけど、晶が女だから、嫌いでこういうことしてるわけじゃねぇよ。」

 

晶「そっか。普段私が生意気だから、ここぞとばかりに虐められてるのかと思った。」

 

強気に友達風吹かせてたのに…と言った、あの顔を思い出す。

 

一条「なんだ? そんなことを期待してたのか? まぁそんな時がきたら思い切りしてやるよ。」

 

晶「…女いじめて興奮するとか、本当にドS。一条さんと私が似てるっていうんなら、いつか私も男をヒールで踏みつけたくなる時が来るのかもね?」

 

それいいじゃん。

いつかと言わず、すぐ試してみても構わない。

 

一条「まぁ別に晶がそんなことを考えていたところで、俺には関係ないけどな?…余計なこと考える暇もねぇくらいに、晶のことを攻めてやるよ。」

 

晶「…タイミングを逃してたけど、私、そろそろ帰らないと。」

 

来た早々から、結局セックスだけして終わってしまった。

 

一条「帰るんだったら、送って行ってやるからちょっと待ってろよ。着替えるわ」

 

晶「(押し留めて)いい。私、車で来てるから。送らなくてもここでいいよ。それじゃバイバイのキス。…じゃあ、またね。」

 

一条「(キスして)んじゃ、ここでお別れだな。晶の連絡、待ってるわ。(頭をわしゃわしゃして)またな。」

 

 

会話終了。

 


 

海音の「AV男優じゃ〜」のくだりの返し、ほんと大爆笑してしまいました(笑)

内容的にはシリアスなんですが、あの名言は絶対にタイトルに入れたいと思っていたので、チグハグ感が出ちゃってすみません。

 

あと冒頭にも書きましたが、特定の性癖をディスっているわけではないので、そこはご容赦願います。個人的には、どんな性癖を持つのも、また受け入れ難いと感じるのも、個人の自由だと思っております。

 

 

 

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