「照れるってのはあるかもしれない」
社長令嬢。疑惑のワイン。
海音との関係後、立て続けに起こる疑心暗鬼な出来事に、”因果応報”なんていう言葉が浮かびます。
神の手に翻弄されっぱなしなんて真っ平です。ガッツで足掻いて、海都との絆をより強固なものにしてやりましょう!
シャワーを浴びていると、一条さんの顔が浮かんでくる。
彼のことは確かに好きだ。
でも何もかも捧げて、あの癪にさわる俺様調を増長させるには、まだまだ抵抗がある。
海都が優しいから尚更。
急に冷気を感じて、ゾクリと手を止める。
海都「一緒に入ったほうが早いじゃん。洗ってやるよ、晶」
晶「…今日は海都が洗ってくれるの? 背中だけでいいからね?」
平常心。平常心。
晶「…ねえ、海都。私が突然SMプレイみたいなこと提案しても、わりと普通に受け入れたんだね? 疑問とか、特に感じないの?」
海都「…ほら、終わり。俺の背中も頼むよ。…別に、人の好奇心は無限にあり続けるし、わき続けるものだから、特に疑問には感じなかったけど。なにか理由でもあるのか?」
藪蛇。
晶「私の初めては海都にあげて、海都の初めては私がもらうのが目的。さっき言ったとおりだよ?」
晶「人間、初めてしたことの記憶って心に残るものでしょ? だから、海都とたくさん、初めてを作りたいんだよね。…もし、海都と私が別れて、海都に次の彼女ができたとしても、私のことを忘れられないように」
海都「そういうことな。なんかおかしな話だ。記憶に残したいっていうのは理解できるが、別れてもないし別れることもないのに記憶に残ろうとするって…何かあったのか?」
スポンジを握った手を海都につかまれる。
海都「まるで、別れようとしているように聞こえるな。俺の勘繰りすぎか。」
晶「…勘繰りすぎ(笑)」
晶「この先ずっと彼女でいようが、そうじゃなくなる日が来ようが、海都にとっては絶対に忘れられない女になりたいってだけだよ? もちろんずっと彼女でいるほうを希望していますが。」
海都「ああ、そういう意味なんだな。いまので理解できたよ。いまのままなら、上手くやっていけるんじゃないか? ずっと仲良く、楽しく過ごしていけたら嬉しいよ。」
罪悪感。罪悪感。
私は海都の初カノと同じ。
でも絶対に彼を傷つけるようなヘマはしない。
晶「さ、こっちも終わったよ。はー…なんか初SM、緊張してきたんですけど。」
晶「セックスするっていうより、何かの試合前みたいな気分だよ。こう、ドキドキと不安が表裏一体というか…」
海都「じゃあ、体拭いたらこのままベッドに行こうか。抱き上げるぞ。よっと… ふふ、緊張することないよ」
晶「えっと、ルールを確認させて。セーフワードは”離れて”。海都は、私の顔をぶつ以外は何でもして良し。…優しくしてね?」
海都「最後のひとこと、矛盾してるじゃん(笑)」
ベッドに降ろされて、海都が覗き込んでくる。
海都「そうだな……何をしようか。いつもどおりになったら悪い、最初に謝っておく。」
晶「いつもどおりって、いつもの海都のセックス? もちろんいいよ。(キスして)私はぶっちゃけ、緊張し過ぎて感じる余裕あるかわかんないし。むしろ最初はいつもの海都できてほしいかも。」
海都「ふふ、緊張してるほど感じるかもしれないよ。(キス)」
晶「ああ…。好きだよ、海都…」
両手をまとめて、頭の上に押さえつけられる。
海都「舌出せよ、晶。(キスしてそのまま、首筋に噛み付く)」
晶「…海都、それ嫌じゃない。気持ちいいよ。もう少し強くても…大丈夫」
海都「もっと強く噛んで欲しいのか?…なら、大丈夫、じゃなくて、ちゃんと素直におねだりしろよ。」
晶「…そこ、もっと強く! お願い…」
海都「ここ、そんなにいいのか…やらしいな。噛まれて濡らしたのか。へぇ、そういう癖があるんだな…」
晶「感じる…すごい…、体が勝手に動いちゃうよ…」
海都「晶は、少しも ”待て” できないんだな。相当興奮してるじゃん。あーあ、やらしい音。聞こえるか?」
晶「ああ、海都、海都…!」
海都「そんなにいいとこだったか。じゃあ…ほら、腰逃げない。」
海都「はは、まだ終わりじゃないけどな。どんどん充血してきてる。えろ。今度は、歯で…」
晶「海都…っ! ねえ、いつまで…!」
海都「晶…そんな力づくで離れようとしても、俺から逃げられるわけないだろ。…ほら、これ、すごい刺激なんだろうな?」
晶「良すぎて…苦し…海都、海都! 欲しい…」
海都「もう焦れたのか?…顔もとろんってなって涙目になってるの、可愛いすぎだろ。じゃあほら、自分できてみてよ」
海都「それ、いじらしくていいなぁ。ずっと見てたいくらい。…ほら、頑張って晶。あはは、もう限界。…じゃあ手伝ってあげるから見ててよ。」
晶「あああっ…」
晶「(抱きついて)やだ、離れない。」
晶「…このまま起こして、抱っこして。海都にくっついてるのがいい…海都、海都。」
海都「…じゃあこっちおいでよ。(腕を引っ張って)晶はえっちなことになると、ほんと甘えんぼだよなぁ。まぁ、嫌いじゃないけど。…首に腕回してくれ」
海都、獣モード発動。
海都「なでなでは、めちゃくちゃにエロい反応するんだな…こんなになって、よっぽど気持ちいいんだ?」
晶「海都が好きだから…。なんで、こんなに好きなの…海都、もっと折れそうなほど抱きしめて…」
海都「好きって俺が? それとも気持ちいいのが?(じっと見つめて)欲張り。…ほら、首にギュッとしがみついてよ」
晶「好き、海都が好き…!ずっと一緒にいて。私の物でいて…」
海都「んじゃ、ちゃんと繋ぎ止めておけよ?…いくからな!」
晶「……っ!」
海都「ハァ…ハァ…」
晶「すごかった、海都…。海都に責められるの、気持ちよかった。…好きよ海都、海都のセックスはぜんぶ好き。」
海都「…そう言ってくれて嬉しいよ。これからもっと虜にしてやる」
晶「(首筋にキスして)…カラーで隠れるギリギリのところにキスマークつけちゃった。海都もつけて?」
海都「どこにつけてくれても構わないよ。…ほら、晶にも綺麗についた。」
晶「そんなこと言ったら見えるところにつけちゃうよ?(顎の下にキス)ほら、小さいけど。正面からは目立たなくても、女性の視点からはバッチリ気になる位置。海都に女がいるってわかっちゃうね?」
社長令嬢とやらにも。
海都「はは、実際にいるんだから構わないだろ? 俺は丸見えになっても気にしないしな。晶はどこにつけられるのが一番ゾクゾクするんだ? 言ってみな」
晶「鎖骨の上の真ん中がいいな。誰が見てもすぐわかる目立つところ。私も誰に見られようが気にしないもん。月曜になると、また彼氏とやってきた?ってストレートに聞かれるし。」
海都「へえ、んじゃ今からつけてやろうか?…ふふっ、そんなにストレートに聞かれることとかあんのかよ。」
晶「私たちまだ学生だからね。真面目なときもあるけど、それ以外はそんなもんよ。女子の雑談なんて。」
海都「あーなるほどな。やっぱアレか、結構オープンというか。ま、それが若さってやつだよな。」
晶「若さって…同じ歳じゃない(笑) でも、すでに社会に出ている海都とはまた違うのかな?」
海都「おう、学生ってだけで若々しく感じるじゃん?…晶が望むんならいつだって付けてやるよ。こんなふうにな。」
晶「ねえ、私が望むからじゃなくても、海都的にはキスマークを付けておきたいって気持ちはないの? 私に男がいるってアピールしたいとは思わない感じ?」
海都「んー、そこまで独占欲はないからな。付けたくなったら付けるし、そこは俺のタイミングでやらせろよって感じかも」
出た、謎のツン。
こういうのほんと意味不明ですよね。
不自然だし、流れからも違和感あるし、誰得で突っ込んでんだこのスクリプト(笑)
スルー推奨案件です。
晶「あはは、そんなに独占欲ないんだ? 自分でそう言ったこと、ちゃんと覚えといてよ。付けるのは、いつでも海都のタイミングでどーぞ。」
海都「覚えているかどうかは未来の俺のみぞ知るって感じだな」
こんにゃろ(笑)
晶「ねえ海都、修論が思うように進んでいないし、私、早めに帰ってやらないといけない…。いつでも帰れるようにって、車で来てたんだし」
海都「そうだったんだな…。じゃあ帰る前に(ぎゅーっと力を入れて)…もう少し、こうやって抱きしめててもいいだろ」
晶「海都くん(ナデナデしまくる)…あはは、晶はえっちの時に甘えん坊って言われたけど、海都は、離れたり会えないでいたりするときに甘えてくるよね。一緒にいるときはそうでもないのにね。ツンデレな猫みたい。大型だから豹かな?」
海都「そうかな。自分ではあまり自覚がないけどな。やっぱり、晶と顔を合わせながらだと照れる、ってのがあるのかもしれない。」
晶「照れる? 海都が? 私に?…(吹き出して)嘘ばっかり。こないだ私が照れたのを見て嬉しかったから、今度は私を喜ばせるためにリップサービスで言った、が正解じゃないの?」
海都「いや、俺はそんなリップサービスなんてする性格じゃないしな。それも晶は分かってると思うけど…。」
晶「はいはい。それじゃ私、行くね?(キス)」
海都「(ギュッと抱き締めて)今日はネクタイ選んでくれてありがとな。じゃあ晶も気をつけて。」
海都「月曜のパーティ、頑張ってくるよ」
フラグ立てんな。
会話終了。
久々のエッチ回でした。アメブロのエロ規制に引っかからないようにしましたが、とにかく海都は言葉責めがえぐいです。普段がああなのでギャップが凄いというのもありますが…。
まあ受ける印象は人ぞれぞれでしょうが、言葉責めが好きな方は、海都くん、自信を持っておすすめできます! しかも激しいプレイが好きな方は、おそらくセフレになったほうが堪能できるでしょう(笑)
そういえば、海都の声、チェンジになりましたね。今回の声も素敵だと思います。「〜じゃん」がちょっと軽くなった感(笑)。
あと、コメントで前の声優さんについて教えてくださった方、コメオープンにしないほうがよいとのことで、この場でお礼を申し上げます。
言われてみれば確かに…同じ声でしたね! **よりも海都は声のトーンが低いですが、聴き比べてみるとイントネーションというか喋り方が納得!て感じでした。
**は正直、あまり好きじゃないキャラなんですが、あー海都の声優さんなんだーって思うと、それだけで、いまやってるイベント、走っちゃおうかなって思います(笑) ギリギリだけど取れるかな…。
次回は海音パイセンのターンです!
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