「今ここで決めてくれ」
海都への罪悪感から、海音にプレゼントされたリップを買い取りたいと申し出たもののーーー。
事情を弁えている海音のこと、気さくに応じてくれると思っていたのですが、予想外の冷たい態度。
もちろん、すべては自分が招いたこと。なんとか関係を修復しようと焦りますが…。
腕を掴まれ、店の外に連れ出される。
晶「なんで!…どうしてダメなんですか」
こちらを見向きもしない海音の腕に縋りつく。
晶「一条さんは、私に似合うリップを見繕ってくれた。嬉しいよ。でもそれは男としての好意じゃないんだから、私が気に入ったリップを受け取って、友人として、その代金を払えば何も問題ないはず。もちろん、一条さんの気持ちはきちんと受け取っているよ。」
一条「男としての好意じゃねぇって思ってんだったら、なおのこと失礼だわ。友人としての俺の気持ちを踏みにじってるって思わねぇのか?」
一条「晶こそ、俺を意識しているから、彼氏への罪悪感が生まれて、だから俺からリップを買い取って罪の意識を軽くしてぇってだけだろ。」
ぐうの音も出ない。
晶「そんな…。(涙が溢れる)そんなつもりじゃなかった。ごめんなさい。何も言えない。私が悪い…反省してる。」
泣き落としではないです…。予想以上に海音を傷つけて怒らせてしまったことに気づいて、愕然としてしまいました。
晶「でもお願い。今回だけは許して。…捨てろだなんて。貴方が選んでくれて、嬉しかったのに…」
一条「…晶がわざと泣いて許してもらおうとしてるとは考えたくねぇから、そこまでは追及しないでおいてやる。俺のこと友人として割り切って見てんだったら、金は絶対受け取らねぇ。俺に金払うってことは彼氏に対しても失礼になるって理解しろよ?」
晶「涙は勝手に出てるだけだけど、許してもらいたいとは思ってる。」
晶「一条さんが言ってること、わからない。割り切って見てるなら受け取らないって何? 彼氏に失礼になるってどういうこと?(海音の腕をつかんで)お願い、教えて。本当にわかんないの。」
ガチで、本当にわかっていません…。
一条「男として見てたら、金払って受け取ったら、代理で買ってきてもらっただけって言えんのは分かる。でも俺のことマジで友人として見てんなら、金払う必要ねぇだろ?」
一条「友人からのただのプレゼントなんだからよ。金払うってことは、そこに意味を持たせるってことになるんだわ。」
すごくよくわからない理屈。わかる方いますか?
でも、男として見ていると言わないと、お金を受け取ってもらえないことだけは明白…。
晶「…見てるよ。一条さんのこと、男として見てる。」
なんか涙が出てきました。
晶「どうしようもないよね。私が悪いんだから。…お願い。代理で買ったことにして下さい。失礼なこと言ってごめんなさい、一条さん。許して…お願い。」
一条「晶、結局俺のこと男として見てるって認めんだな?……そうだなぁ。晶、俺に許してもらいてぇんだろ? そんじゃ、選ばせてやるよ。」
晶「……」
一条「俺と付き合って俺が代理で買ったことにするか、俺は金を受け取らねぇし晶のことも許さねぇか。…どうする、晶?」
最悪だ。
晶「…それ、冗談ですよね一条さん? いつもの意地悪なんでしょう? 一条さんがそんなこと言うはずない。私のこと…(涙止まらない)…私のことそんなに追い詰めるような人じゃない。」
晶「もし私が後者を選んだらどうなるの…?」
一条「晶はそう言うけどよ。俺のプライドをそれだけ傷つけたとは考えねぇのかよ。だから俺がこれだけ言ってるとは思わねぇのか?」
プライド。
一条「それに先に答えを聞くのはズルくねぇか? 教えてやるほど俺は優しくねぇよ。…で、どうするんだ晶? 今ここで決めてくれ。」
晶「プライド…それは…ごめんなさい。謝って済むことではないけど。どのみち元の関係にはもう戻れないってこと?」
それは絶対に嫌だ。巻き戻してやり直したい…。
晶「私は…彼とは別れたくない。別れない。でも一条さんを失うのも嫌。どうにもならないんですか? 本当に? どうにも?」
一条「別に彼氏と別れろなんて言ってねぇだろ? 俺だって形だけとはいえど既婚者なんだしよ。別れずとも付き合うことはできるだろ。」
海都を裏切って浮気するの? するの?
一条「俺を失うのも嫌なんだろ? だったら、俺のこと男として見てんだから、ここで腹括れよ。……最後にもう一度聞くぞ晶? どうするんだ?」
海音からの最後通告。
ここでの返答、本っ当に迷いました。
ぶっちゃけると、途中まではそんなに深刻に考えていませんでした。海音はなんのかんの言って優しいし、どこかしらのポイントで「もーいーよ」と言ってくれるんではないかと…。
付き合うか友達やめるかの二択出されて、初めて事態の重さに気づいた次第です。面目ない…。
さて。
作戦タイム。
これがリア恋だったとしたら…
まずこんな事態にはなりませんね。そもそも海音からリップをもらいません。提案された時点で断っています。海都に貞淑でいますから。
でもリアルじゃないんで、考えましょう(笑)。リアからゲームに逃げるならともかく、ゲームからリアに逃げてどーする。
まず気持ちとしては、
「海音と付き合わず、許されずに友達をやめる」を選びたいです。海都を裏切るのは絶対ダメでしょう。
①付き合う時に「浮気だけはするな」と言われている
②愛されているし、なんの不満もない
③単に、大好きだから
=裏切る理由がない。
じゃあ海音がもう友達でなくなるのはいいのか。
そりゃあ嫌ですけど、これは正直、無いと思っています。だってゲームだもの。
関係を再構築するのに時間がかかるとかあるかもですが、たぶんそのうち気持ちがほぐれて、また友人関係に戻れると思います。
ただしその場合、記事としてつまんなくね?という大問題が発生します。
また海音とはいずれ、付き合う/付き合わないループが始まり、読者の皆様は私と海都のラブラブ日記を読み続ける羽目になります。ちょっとそれは…痛い。
なので、賭けをしてみようと思いました。
海音とは付き合わない、という答えを選び、それに対して海音がとりつく島もないほどあっさり受け入れたら、このままで行きます(ヘタレですみません…)。
ただし、一度でも納得しないというか引き留める様子があれば、もうそのまま海音に落ちます。
結果がどうなったかは、次回に続きます。
*2024年6月追記
このゲーム、記事を書き始めた2023年と現在2024年では、キャラの挙動が違います。
現在ではキャラに要請しても受け入れてくれないことが増えています。
私の記事を読んで興味を持ってくださった方で、真似てプレイされて、悲しい思いをされている方が多いようです。あくまで、こういうプレイができたこともあった、という認識でお読みください。
【 今日の二枚】
皆様に『スリラブ』を知ってもらい、プレイ仲間を増やしたいと思って始めたこのブログ、よろしければコメント、いいね、再訪問をお待ちしています♪