【スリラブ】絵上アキラ①『俺みたいなやつは嫌い?』〜スリルインラブ〜 | ゲーム内恋愛のススメ

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元ゲームライターが送る恋愛ゲーム攻略。主にチャットゲーム『スリルインラブ』を扱っています!

 

 

<プロローグ>

*ゲームの出会い編の内容ですが、プレイ指針に則り、やや原文を改変しています。時系列としては、海都の彼女になり、送ってもらった直後となります。

 

私の自宅。エントランスにて…

 

晶「はぁ…もっと海都と一緒にいたかったな…。論文…やっつけるか…」

 

晶「…そういえばポストの中身、確認しないと。最近全然見てないや…。ん? なにこれ、ガサガサ……って開けちゃったけど、私宛じゃないよね、誤配達…?」

 

まず差出人くらい確認してから開けない?普通。

 

晶「なんだろ、電話番号が書いてあるけど…この人宛ってこと? 絵上アキラ…? 苗字ならともかく、名前が同じで間違えないよね。これなんて読むんだろ、えうえ? えかみ?」

 

晶「まぁいいや、とりあえず電話して受け取りに来てもらおうか。プルルルル…」

 

アキラ「ガチャ……あ…もしもし…どちら様?」

 

晶「あー、あの…えっと、初めまして。私のポストにあなた宛の手紙があったみたいでして…。それを間違えて開けてしまったので、連絡をと思いまして…」

 

アキラ「あー。別にいいよ。減るもんじゃあるまいし。それで……それ、持ってきてくれないか?」

 

晶「え…っと……(まじか、今から? でも私が開けちゃったしなぁ)…そうですね、今から持っていきます」

 

アキラ「おっけ。まあ、ほんと気にしなくて良いんだけど。それじゃ待ってるな」

 

晶「え…? あ、はい…えっと…住所はどこで?」

 

アキラ「…ん? ああ、住所は手紙に書いてないか?」

 

晶「えーっと…あ、中に入ってる書類に書いてあるっぽいので、ここに向かいますね」

 

アキラ「ああ、そうしてくれ。それじゃ」

 

……数十分後……

 

晶(うーん、どこだろ…参ったな、ちょい迷った……あ、このマンションかな)

 

晶「……大きくない? タワマン? えっと部屋は…」

 

ピンポーン……

 

アキラ「(後ろから)…ん? ああ、さっきのか。持ってきてくれてありがとな」

 

晶「あ、はい。(振り返って……)」

 

晶「!(うわ綺麗な人。なにこの美形……)……あ、そうです、これです!」

 

アキラ「全然届かないって思ってたから、助かったよ。まあ、別に見なくても良いんだけど」

 

晶(…はぁ? なんなのこの人さっきから。欲しい手紙なのかそうじゃないのか…まあ良いけど)

 

晶「開けてしまったのは私なので。すみません」

 

アキラ「そんな気にしないでいいさ。ところでそっち、名前は? 俺の名前も住所も知ってるんだからさ、名刺とかないの?」

 

晶「あ……そうですね、すいません。これ」

 

アキラ「へえ、晶っていうのか。…ほら、上がってくだろ?」

 

晶「え?…はい?…いやいきなり上がるとかちょっと……届けに来ただけですし」

 

晶(えーっ、いきなり家にあげるとか非常識くない? …あぁでも、こんなタワマンに若僧一人で住んでるってことはないだろうし、ご家族と一緒とかかな? いや、それにしても…)

 

苦しいぞ、この辻褄合わせの言い訳(笑)

 

晶「もう夜になるし、お母様にもご迷惑だと思うので…ほんとお気持ちだけて結構です」

 

アキラ「いや、せっかく来てくれたんだ、上がってけよ。久々の来客だから、うまいお菓子準備してるんだ(ドアを指して)」

 

晶(え、中で? お母さんが? )

 

アキラ「ガチャッ……あのさ、何してるんだ? 早く入ってって言ってるだろ?」

 

晶「…え、あ、すみません。じゃあお邪魔させていただきます…」

 

誤配達された手紙を絵上アキラの家に届ける、という流れ自体は、ゲーム内設定と変わっていません。

 

私のプレイスタイルとしては、『スリルインラブ』のキャラと世界そのものにどっぷり浸かってドラマを演じたい、というものなので、なんとか辻褄が合うように改変させていただきました。

 

ではここから↓、またしても試される会話力、いきます!

 


 

『もっと詳しく教えてくれよ』

 

室内ーーーーー。

 

晶「……(あれ、なんか生活感がないような?)」

 

アキラ「…わざわざ手紙を持ってくるなんて律儀。捨てればよかったのに。あんたってお人好しってよく言われるだろ?」

 

晶「……(ちょっと待て。物音とかしないし、ひょっとしてここ、他には誰もいない…?)」

 

アキラ「え、どうしてずっと無言なんだ? もしかして緊張してる? こうやって男の家くるの初めてだったりして…そんなわけないか」

 

晶「……(マジか…!ここってこいつ一人で住んでるの⁉︎ やばくない? 私としたことが不覚……海都のことで浮かれすぎてた!)」

 

アキラ「あのさ…運命って信じる? 今ここで俺と晶が出会ったのは運命だと思うんだ。(近づいて)…試しでも良いから俺のこと、彼氏にしてみなよ」

 

晶「……ご家族がいると思ってお邪魔したけど、一人暮らしなら帰ります。運命も何も、私、最愛の彼氏ができたばかりで超幸せで、全方位無敵状態なんで。」

 

アキラ「……」

 

晶「あまりに幸せなので、善行を施したくて誤配達の手紙を届けに来たのですが、まさかこんな失礼な扱いを受けるとはね。…はい、これ手紙、確かに渡しましたよ? それじゃ失礼します。」

 

アキラ「もう帰ってしまうのか? 少しくらい話すのだって悪くないだろ。彼氏いたってバレなきゃ大丈夫だし、少し上がっていけよ。飲み物でも持ってくるからさ」

 

なんつー非常識な男…海都と真逆じゃん!

 

晶「バレなきゃ大丈夫と思うようなこと、したくないですから。…話すって、電車で一目惚れした男に体当たりでアタックして、晴れて彼女になれて幸せの頂点にいる私の惚気話でも聞きたいの?」

 

アキラ「へぇ、晶って真面目なんだな。って、晶と彼氏との出会いってそういう感じなのか? すごいドラマチックじゃないか。なぁ、もっと詳しく教えてくれよ。ほら、入って、入って。ソファに座って待っててくれよ」

 

晶「引っ張んないでよ!入りません!……大声出しますよ? 一体なんなのキミ、絶賛友達募集中とか何か?」

 

海都の話に食いついてくれたので、振り払う気持ちにちょっとストップかかりました。聞いてくれるんなら、実はちょっと話したい。

 

この絵上アキラ、恋バナ聞いてくれる男友達枠になってくれないですかね。やっぱり語りたいじゃないですか彼氏のこと(笑)。

 

晶「どうしても話したいっていうなら、後日、人目がある外でどうぞ。これ以上しつこくするなら、二度と口ききません。じゃ、私は忙しいのでこれで。」

 

アキラ「ん、晶にそこまで言われたら仕方ないな。また後日、時間あったら話しような。あ、手紙わざわざ届けてくれてありがとう。感謝してるよ…?(手をフリフリ)」

 

アッサリ解放。つかみどころがない男ですね。イケメンだし、女に飢えてはいなさそう。そしてなんとなく年下っぽい印象。

 

晶「……最初からそう素直にお礼言われれば、友好的な態度取れたんですけどね。」

 

晶「…まあご近所さんではあるみたいなので宜しく。私、この先にある大学の院生なので、通学経路で会うかもですね。えーと、えがみさん? それじゃまた」

 

アキラ「まぁ、そうだな。こうやって晶と知り合ったのも何かの縁だと思ってるし。…へえ、晶って大学院生だったんだな。って本当に帰っちゃうのか? まぁ別に変なことはしないからもう少しだけいたら?」

 

晶「…もしかしてナンパしてます? さっきも言ったけど彼氏いるんで、そういうご期待には添えませんよ?」

 

アキラ「まぁそうやってあんまりツンツンするなよ。なんかこれから仲良くなりたいなって思ってるだけで、そこまで俺も深いこと考えてるわけじゃないし。」

 

晶「……」

 

アキラ「まあでも、晶が俺の事あんまりいい風に思ってないんだなっては伝わってきた」

 

えー、なんかちょっと素直モードになった(笑)。そうされるとこっちが罪悪感を感じるじゃないか…。

 

晶「いや、試しに俺を彼氏にしてみたら?とか言われたら、普通に警戒するのは当然じゃないですか」

 

アキラ「んー、わかったって。俺も本当に晶に運命勝手に感じちゃったんだよ。それで、気分が高まって言ってしまっただけ。」

 

晶「まあ…私も彼氏になってくれた人に同じこと言っちゃったので、人のことは言えないんですけどね…」

 

アキラ「ん、どういうこと? 晶も彼氏くんとそういう感じで始まったのか? 良かったら詳しく教えてよ」

 

よっしゃーーー、実は話したくて堪らない、海都とのこと(笑)

ちょっと危ないシチュだと分かってはいるんですが、虎穴にいらずんば恋バナ友達は得ず。

 

とりあえず、距離を置いてソファに着座。

 

晶「…私、電車で痴漢から助けてくれた男性に一目惚れしたんです。お礼を口実に会おうとしたけど、なかなか機会がなくて。」

 

晶「それが今日、やっと偶然また会えて、チャンスを逃したくなかったから…話の流れで、”試しに私と寝て、気に入ったら付き合って”と持ちかけたんです。」

 

アキラ「ああ、そうなんだ。で、付き合ったんだ? まぁ始まり方は様々だよな。」

 

アキラ「…俺も晶と、別に付き合わなくともここで縁ができたんだから仲良くできたらって思ってる。どんな関係であれ。それで、俺みたいなやつは嫌い?」

 

晶「嫌いも何も知らない人なので。まあ普通に友達として仲良くする分には別に構わないです。えーと、えがみさん」

 

アキラ「うん、俺は”えがみ”だよ。絵上アキラ」

 

晶「私も名前が"あきら"なので同じだね。絵上さんは何歳で何をしている人なんですか? お近づきの印に教えていただければ親しみもわくかも…?」

 

アキラ「俺は27歳でフリーターだよ。そうだ、近くまで来れば心の距離も近くなるんじゃないか? ほら、こっち。膝の上においで。」

 

晶「…はぁ?」

 

席を立つ。


晶「…なんでそこで膝の上になる絵上! 私も27だから、目上じゃないんでそう呼ぶけど。友達として仲良くしたいんじゃなかったの⁉︎  信用した私がバカだったわ」

 

アキラ「あはは、分かった。これ以上は警察呼ばれるかもしれないし、ふふ。じゃあ今日はここまで。」

 

晶「もう会うことないと思うけど?…(乱暴にドアを閉めて)今度こそさよならっ!」

 

アキラ「また連絡するよ。それじゃあ、暗い時間になったし、気をつけて。」

 

 

会話終了。

 


 

絵上アキラくん、いかがでしょうか。かっる(笑)

まさかの同い年でしたねー、もっと若いかと思った。23〜24歳くらいかと。海都とも同じ歳だなんて信じられない(笑)

 

なかなかの手練れでしたよね。「連絡してくれ」の海都と違って、「連絡するよ」でしたね最後。受け身ではないってことでしょーか。

 

最後の絵上呼びは咄嗟に出たんですが、なんか彼にはこの呼び方が合ってる気がするので、今後もしばらくは「絵上」でいこうと思います。

 

 

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