ズヴァリ!都立高校は合格しても辞退は…できまあす。
時たま有名私大附属に合格し都立高校を辞退する前提で受験すると宣言する人を見かけますがホントやめて欲しいです。
何故なら都立高校は欠員が出ても繰り上がりがないから。
だからこそ、数年前に日比谷高校二次募集事件⁉︎が起こったわけで…。
ただ中学によっては都立高の辞退を渋く思うところもあるようです。
そういう中学は前述したように辞退前提の受験も恐らく認めないと思うので注意が必要です。
最近、受験界隈では知る人ぞ知る某二浪◯記さんで高校を都立か私立にするかで連日記事が投稿されています。
某日記さんは基本ご本人は書かず、読者投稿スタイル+インライン返信という珍しいタイプのブログです。
自分も受験期には参考にさせていただきました(主には、母は平然とした態度の女優になれ!という部分にですが…笑)
早慶附属との比較もありました。
確かに都立トップ校と併願している人が多いようです(MARCH附属も同様)。
一部早慶附属での留年の話も出ていて、都立で良かったみたいな結論になっていましたが…。
知り合いで附属の子が留年危機!みたいなことがありましたが…結果、何とかなっちゃってるなというのが私の印象です(親は気が気でなかったようですが)。
結局言いたいことは何かというと、ネットでの体験談はありがたいけれど、あくまでも参考程度にして事実はちゃんと自分で調べましょうねってこと。
(冒頭の都立高校の辞退不可という話も体験談として投稿された内容にありました💦)
しかも、二浪日◯に限らず公開されている体験談に限って失敗談があまりないのもミソ。失敗したら大抵の人は語りたくないですよ。あったとしても、成功談ほど具体的ではないです(具体的なのは北九州予備校の受験失敗記ぐらいかも)。
それから国立に大半が行くような優秀層の例は話半分信じるくらいがちょうどいい気がします(苦笑)。
優秀層の成功談ほど当てになりません。
迷っているなら、できれば塾や身近な人にも話を聞くのがオススメです。
特に塾は事例もたくさん持っていると思います。
とにかくネット上の耳触りのいい話にばかり流されてはいけません。
あとは大学受験を終えた今だから言えるかもしれませんが、大学進学を見据えた高校選びに関してはあまりそこばかり考えない方がいいかと。
特に〇〇高校に入ればあわよくばMARCH、日東駒専以上は固いと期待するケース。
合格実績は進学実績とイコールではありません。
結構そこに気がつかないご家庭も多いようです。
あとは高校と大学受験における偏差値が全く違うということも。
しかも、実績には指定校推薦で行く子も計上されている場合を考えなくてはなりません。
(高校に入ってから、直近の実績と校内の上位何パーに自分の子がいるのかの比較や、全国模試での立ち位置はまだ参考になるかもしれませんが…。)
高校によっては学年のカラーがあり(進路指導の仕方、生徒の学力など)、その年の受験状況、特に定員厳格化といった公の施策、コロナ感染症や少子化などの社会的要因も絡んできます。
受験生の動きや大学の事情に左右される受験は所謂水物と言われますが、結局は高校に入ってからの頑張りがそのまま反映されるのが大学受験です。
高校という環境は勉強に対する向上維持の意味でも大切な要因の一つですが、それだけじゃないというのが今の私が思うことです。
同じ高校内でも、各家庭での塾代や受験料など、課金要素で差が付いてしまうこともありますしね