「奨学金は悪質な大学ビジネス?親が止めるべきケースは?」

 

新年度早々なかなか衝撃的なタイトル…苦笑。

 

奨学金があるから大丈夫と言って、下手をすると進学率を上げたい高校や入学者を増やしたい大学の意のままになろうとしていませんか?

いやー、危険すぎる!ネガティブ

 

元記事はこちら↓

『低ランク大学の卒業生ほど奨学金返済に苦慮している実態』

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/04/post-101302_1.php

 

”少子化対策について議論されているが、結婚・出産をしたら奨学金の返済を減免しようという案が出ている。その是非はさておき、奨学金の返済が若者にとって重荷になっていることは確かだ。今では大学生の3人に1人が貸与奨学金を借り、数百万円の借金を負って社会に出る。彼らは重い「足かせ」をはめられていて、これが未婚化・少子化に影響していないはずがない。”

 


日本学生支援機構で奨学金を借りるとなると、最低で月2万円、最高で私立・自宅外の月6万4000円になります。4年間トータルで最低96万円、最高額は307万2000円となります。ただし、これは第一種のみ無利子で借りた場合の話で、第二種で借りるとなると有利子です。

 

 

しかも、記事によると「無利子と有利子(満額)を併用して借りている学生もいた」そう。理系だと院進する場合も多々あるので、考えるだけでも恐ろしい額になりますね。

 

 

年々負担が増えていく大学の学費。一人暮らしとなれば、さらに負担は増します。

令和二年度の学生生活調査によれば、”大学(昼間部)の学費を含む年間の学生生活費(学費と生活費の合計)の平均は、多い順に、私立大学の一人暮らしが約240万円、私立大学の自宅生(自宅(実家)から通う学生)と国立大学の一人暮らしが約170万円、国立大学の自宅生で約100万円となっています。”

 

あくまでも平均ですが、それでも大学進学の費用が1000万近いとなると、無利子と有利子の奨学金を併用して借りている人は少なくないかもしれません。

 

奨学金を借りたとしても毎月返済しつつ生活できる、そんな経済力に見合う就職ができればいいだけのこと。

ただそうもいかないのが現実なわけで…。

 

 

 

というわけで最初の話に戻ると、”入学偏差値が低い大学ほど、学生の貸与奨学金の利用率が高く、卒業生の返済滞納率も高くなる傾向が見られる”理由として、元々家庭的に経済力のない学生が無理をして大学に進学、卒業後も収入面からはとても奨学金を返すことほどの余裕ある就職ができず…と悪循環に陥るケースが多いようです。

 

てんどー先生もおっしゃっていますが、親は子どもが大学進学したいと言った時に、奨学金があるから大丈夫なのではなく、返す当てがあるのかどうかも含めてきちんと話し合うべきですよね。

 

また、奨学金を借りるにしても単に大学に入るためものではなく、借りてまで行く以上、大学4年間で自分のなすべきことは何なのかを今一度考えてほしいです。特に大学進学の理由として、周りが行くからではダメです。大学に行ったから、いい就職ができるわけではない。大学に入ったからには教養を身に着け、さらには自分磨きが大切です。

 

つまるところ、入学偏差値が低い大学の学生ほど受験時も入学後もモチベーションが低く、結果、奨学金の延滞にもつながるという悲劇を生んでいる気がします。ご利用は計画的に物申す