第16回新宿シティハーフマラソン、ハーフの部完走記~今年の冬はインフルエンザに要注意 | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

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医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は日曜日です。

 
私は東京都新宿区で開催された“第16回新宿シティハーフマラソン、ハーフの部”に出場しました。
 
タイムはグロス1時間34分18秒、ネット1時間34分08秒でした。
 
手元のGarmin735XTJの計測によれば、20.87キロを1時間34分17秒かけて走り、1073カロリーを消費しています。
 
平均ペースはキロ4:31分、平均心拍数154bpm、最高心拍数173bpmでした。
 
昨日のブログでも触れましたが、新宿シティのコースは陸連公認コースではありません。そして、ちょっと短めです。
 
しかし、記録が出やすいかというと決してそんな事はありません。
 
交通規制を広範囲にかけるわけにはいかないので、レースは狭いエリアで行われます。従ってコースには曲がり角が多くなります。
 
又、救急車両の通行に伴ってランナーを一時止めるのはやむを得ないと思いますが、この大会では歩行者を横断させるために、ランナーを何度か止めます。
 
大都会のど真ん中でやるのだから仕方ないのかもしれませんが、何度も止められるとかなりやる気が削がれると思います。
 
ラスト4キロ位は結構長いトンネルを往復します。このトンネルを出たところに折り返しがあり、後2キロちょっとを走るのですが、トンネルにはそこそこアップダウンがあります。
 
そして最後に神宮野球場に向かう上り坂には心が折れそうになります。
 
距離はちょっと短めですが、そういった諸条件を考えたら、1時間35分を切り、昨年の自分に2分以上勝ったのは評価してもいいかなと思っています。
 
さて、東京都では先週かなり雪が降りました。そして積雪も東京としては結構積もった事は報道で知っていました。
 
私は昨日新宿駅西口近くのホテルに宿泊しました。そのホテルに向かう道中にまだ雪が残っている箇所が結構ある事を知りました。
 
又、路面の凍結が未だに解消されていない箇所もありました。
 
今日走ったコースも大会関係者の方々が除雪作業を行ったから出来たんだと思いました。
 
何ヵ所も凍結注意の表示を見掛けました。私が見た範囲では滑って転ぶ人こそいませんでしたが、まだ油断は出来ない状態は続いているようです。
 
新国立競技場の建設も着々と進んでいました。新しい国立競技場がフィニッシュ地点になったら、新宿シティの人気は更に高まるでしょう。
 
さて、私は2015年の8月に大きな怪我をして、3ヶ月入院しました。この事は未だに大きなトラウマになっています。
 
2014年にはインフルエンザA型に罹患し、診療に支障を来した経験もあります。
 
今シーズンはインフルエンザがかつてない勢いで流行しています。厚生労働省が統計を取り始めてから最多の患者数を記録しています。
 
インフルエンザワクチンの供給が例年より遅れたため、患者さん達が接触したい時期に接種出来ず、ワクチンをうたないままになってしまった人達も多かったかもしれません。
 
又、例年なら2月に入ってから流行するインフルエンザB型が罹患者の3割程度を占めている事も影響しています。
 
そして、隠れインフルエンザと称される、熱も余り出ないし、さほど全身症状の強く出ない患者さんが多いようです。
 
全国的に気温の低い日が続いている事も影響していると思います。
 
一回罹患したから大丈夫だなんて思わない方がよさそうです。又、ちょっとでもおかしいと感じたら、早めに医療機関を受診すべきでしょう。
 
私は今回の東京遠征を取り止めようかと真面目に考えました。
 
理由はインフルエンザにかかるリスクを下げたいからです。
 
マスクを着用したまま走るランナーを大会では見た事がありません。走っている間は無防備極まりない状態になってしまいます。
 
又、飛行場や駅や商業施設なども週末は利用する人が増えるため、感染のリスクは高くなります。
 
私が3ヶ月の長きに亘って入院した経験がなければ、インフルエンザにかかってもいいと考える訳ではありません。自営業者の方なら誰しも同じです。
 
しかし、わざわざ遠征して大会に参加した上にインフルエンザにかかったら、もう目も当てられないのは事実です。
 
手洗い、うがい、マスクの着用、そしてしっかりとした体調管理といった出来る限りの予防対策はしっかりしなければならないと思う今日の私です。