後山山岳マラソン出走記~トレイル区間の誘導は大会の質を左右する | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は日曜日です。

私は岡山県美作市で開催された“後山山岳マラソン”に出場しました。

昨夜はあわくら温泉駅の近くにある国民宿舎あわくら荘という旅館に宿泊しています。あわくら温泉駅の近くにはコンビニもありませんでした。

大会会場である愛の村パークにはタクシーで行きました。3千円弱かかりました。

結果は、残念ながらトレイル区間でコースアウトし、DNFに終わっています。15.6キロ走った地点で終戦を迎えました。

私以外に同じようなミスをして、大会関係者の軽トラつに収用された人が4人いました。

更に言えば、1位~6位の選手が集団で同じミスを犯し、DNFに終わったため、それまで7位だった選手が優勝するという事態が起きています。

登山をする人達のために木に付けられているピンク色のビニールテープを今日の大会のために付けられていると勘違いすると、とんでもない場所に出てしまいます。

そこまで出たら、もう正規のルートに戻る事は極めて困難になってしまいます。

もう一ヶ所、折り返し点に近いところでも、どちらに進めばよいかはっきりしない箇所があり、ここでも何人かの選手がコースアウトし、余分な距離を走ったようです。

今日の大会、45名が出走していますが、少なくとも11名がコースアウトしています。25%もの選手が道を間違えるとなると大会主催者の管理が甘かったと言わざるを得ません。

そもそもトレイル区間は往復で6キロしかありません。たったの6キロしかない道で何でそんなに間違えるのと言われそうな気がします。

しかし、実際に走ってみると、何かおかしいと感じても、大会側から送付されてきた地図も非常にアバウトなので、修正出来なかったのが事実です。

私と共に軽トラに乗った若い選手は、相当な走力の持ち主で、ロストしなければ上位で入賞していたのではないかと思います。

それだけに納得いかなかったようで、大会主催者にかなりしつこく大会の不備に関して訴えていました。

私も先週、皇居で開催された七夕ランで不本意な結果に終わってしまったので、今日は制限時間内に完走する事だけを考えていました。

いかなる事情があったとしても連敗を喫した事は紛れもない事実なので、厳粛に受け止めなければなりません。

尚、私が早々に撤収準備を進めていたら、ちょうど24時間リレーマラソンの表彰が行われていました。

リレーマラソンのコースを山岳マラソンでも走るのですが、かなりタフなコースです。短い距離とはいえ、あのコースを何周も走ると考えるだけでげんなりします。

しかし、そのキツさが人気を呼んでおり、全国各地から、交通アクセスがよいとは言えない愛の村パークに、多くのランナーが集結するようです。

山岳マラソンのコースも勿論タフで、マラソンというより、大部分は登山のようでした。

後山山岳マラソン、今回の集団ロスト多発を受けて、誘導などについての改善がなされるなら、又出場してみたいと思う今日の私です。