第12回新宿シティハーフマラソン完走記~50歳同士の意地の張り合いを100分の1秒差で制す! | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

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医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は日曜日です。

今日は「金沢守クリニック」は休診です。私は東京都新宿区にある国立競技場をスタート・ゴール地点として開催された“第12回新宿シティハーフマラソン”に出場しました。

記録はグロス1時間33分00秒、ネット1時間32分30秒で、ハーフ男子総合357位、ハーフ男子50歳代47位でした。

手元のGarmin610の計測では、21.7キロを1時間33分03秒かけて走り、1374カロリーを消費しています。キロ4:17分のアベレージペースを刻めているのは収穫です。

この大会はあの国立がスタート・ゴール地点としており、コースも普段なら走る事が出来ない新宿の街中を走れるので、とても人気があります。

又、仮装ランナーも多いです。距離の短い部門もあるので、家族での参加も多く、全体にはお祭りムードが漂っています。

しかし、コースは決して甘くないです。皇居を10としたら、8位のアップダウンはあります。あんまり舐めてかかると、きっとえらい目に遭います。

昨日は新宿駅のほど近くにあるホテルサンルートプラザ新宿に宿泊しています。値段の割にはハイグレードなホテルでした。

今日の東京、昨夜降った雨もすっきりと上がり、曇り空の間から時に日も差す絶好のマラソン日和に恵まれています。

私は今日の大会を通して、これまで会いたいと願っていたけれども、中々お会いする機会に恵まれなかった何人かの人達と会う事が出来ました。

東京都在住で私と同業者であるY先生、東京都新宿区在住で歯科医のG先生などは、本当にやっと会えたと感じています。

Y先生は奥様の応援に来ていたにも関わらず、私に計3度、熱い声援を送って下さいました。心から御礼申し上げます。

そして、今日初めてお会いした、facebookで交流のあるHさんは、国立競技場に着いた時からずっと一緒にいたので、コースの事や他の大会の事など様々なお話をさせて頂きました。

尚、Hさんは昨日東京都で開催された東京30kに出場しています。今日、新宿シティに出場する事自体が無謀だと、誰しも感じると思います。

Hさんは私と同じ50歳です。普通はこれぐらいの年齢になれば、ハーフよりフルの方が有利なはずですが、Hさんはその逆なのです。

私はスタートする前はHさんに負ける事はないだろうとたかを括っていましたが、何と残り約5キロを切った辺りで抜かれてしまいました。

私自身の調子は決して悪くなかっただけに、物凄く驚きましたし、簡単には負けられないと闘志に火が点いています。

前を行くHさんのペースも安定しており、とても昨日30キロを走った人とは思えません。私も懸命にその背中を追っています。

勝負は国立競技場のトラックまでもつれ込みました。私もHさんもラスト国立のトラックをキロ4分を切るペースで全力疾走しています。

お互い全然知らない者同士だったら、こんなに熱くならなかったと思います。何しろ既に90分は大きく回っていますので、記録がどうのこうのと言う世界ではありませんでした。

熱い50歳同士のバトル、ほとんど同時にフィニッシュしています。僅かに100分の1秒だけ私が勝ちましたが、Hさんの存在がなければ、もっと遅いタイムでフィニッシュしてした可能性も十分にありました。

着替えを済ませて、JR千駄ヶ谷駅まで一緒に行き、Hさんと今日の健闘を讃えあい、お別れしています。

来週日曜日の別府大分毎日マラソンで、又Hさんと再戦する事が出来ます。

来週は大分の陸上競技場でHさんと熱いバトルを再現したいと思う今日の私です。