「努力した者が全て報われるとは限らん。 しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる!!」 | 「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

「最後まで諦めない」~医師、時々作家、そしてランナー

医師であり、時々作家、そしてランナーである筆者が日々の出来事について徒然なるままに綴っております。「最後まで歩かない」事をレースでも、人生でも目指しております。

今日は月曜日です。山口県西部も明日から3日間は寒波に襲われるとの予報ですが、今日は神さまが一息
付かせてあげようと思ったのかなと考えてしまう程、寒いながらも気持ちのいい冬晴れの一日になっております。

今日は諸事情により朝も夜も走れません。お昼も訪問診察が2カ所に跨がったため、ローラー台も回せません
でした。実に今月の11日以来久々の「休足日」になりました。ちなみに明日の朝は何としても走るつもりなので、
今日が今月4日目の休足日になるはずです。

本日の「金沢守クリニック」の外来総受診者数は33名でした。

昨日、大阪国際女子マラソンで一躍有名人となった重友梨佐選手。彼女も昨日みせた快走の陰には勿論、努力
があったようです。重友選手は165センチと比較的長身である事から、どうしても太りやすい体質だったとの事。

そこで、彼女は天満屋チームが高地合宿を行った際にチームの栄養士と相談し、他の選手よりも食事のカロリー
を落して、体重を2キロ減らしたようです。たった2キロと笑う事なかれです。彼女のような実業団の陸上選手として体重管理をある程度している人が2キロ落すのは並大抵の事ではなかったそうです。

昨日、拝見した重友選手に関する記事を見て、これなら私にも真似出来ると思った事が二つありました。
一つは食パンにマーガリン(もしくはバター)、ジャムを塗らずに食べる事。もう一つは夕食後に果物を食べない事
です。今朝から早速実行し始めました。

重友選手がロンドン五輪代表に選出される事はまず間違いないようです。しかし、今日の日刊スポーツを読む
と、瀬古利彦氏は昨日の重友選手の走りに必ずしも満足していないようです。

瀬古氏曰く、フルマラソンは最後の最後までライバルと競り合う事で、勝者はより強くなれる競技。だから、昨日
のような“独走”だと世界の強豪と走った時にふるい落とされる可能性が十分にある。だから、オリンピックまでに
更なる努力が必要と論評しておりました。

シンデレラガール重友対して、大阪で4年前の忘れ物を取り返す事を出来なかった福士選手はマラソンを止める
とは言ってませんでしたが、本職である10.000メートルでロンドンを目指す事を明言しております。

「福士選手は努力しなかったのか?」。そんな事は決してないでしょう。天才が本気で努力してもなし得ない事
もあるのだと感じました。トラックの女神は福士選手に何度も微笑んでくれたけど、マラソンの女神は福士選手
に微笑んでくれなかったのです。

「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる!!」
昨日のレースで26キロまで競り合いを演じた、重友選手と福士選手の姿をニュースで見て、この言葉を思いだし
ました。そして至極名言であると改めて感じました。

この余りにも有名な名言は、少年マガジンのマンガ 「はじめの一歩」 の劇中で鴨川会長が、世界タイトルマッチに挑む鷹村守にハッパをかけるときに使った言葉です。

努力をすれば必ず目標が達成できるというわけではありません。失敗することだってあります。ですが努力をしなければ、当然目標を達成することはできません。

だから成功する者は誰もが必ず努力をしているのです。努力していないやつは成功しません。これは同じく名言
である 「問題なのはできるかできないかではない!やるかやらないかだ!」にも共通するところがあります。

2つの言葉は実行と、努力とそれぞれ注目する点こそ違いますが、結局は実行(努力)することの重要性を示しています。

何事も、まずやってみなきゃ始まらない。努力しなけりゃいけない。その結果が失敗になってしまうことがあるのも現実だが、やらなきゃ可能性は0%のまま。成功するにはまず行動を起こし、努力することがなによりも大切なん
だと感じます。

重友選手が減量のために行った努力を私も真似てみようと思います。お酒を飲めない体質の私にとって、甘い物
をほぼ完全に食する事のない現状はちと辛いものがあります。

その甘い物の代わりにドライフルーツや果物を食べるようにしておりましたが、夕食後の果物はカロリー過多の
原因になる事が分かりましたので、これは止めざるを得ません。朝食後、昼食後に摂取する事にします。

又、朝ラン派の私にとって、ランニングの後に食べるマーガリンとジャムを塗ったトーストはとても美味しいご馳走
なのですが、これも侘びさを堪えて何も塗らずに食べる事にします。

48歳のおやぢがここまでフルマラソンのタイムを縮めるために努力する必要があるのかなと考えたりします。
時々、甘い物や好きな食べ物をどか食いしたい衝動にも駆られます。力石徹の姿を一日に何度か思い浮かべ
ますw。

それでも、何とか努力する事だけは止めようと思わずに踏みとどまっているのは、フルマラソンを3時間以内で
走りきった者だけが見る事の出来る景色を見てみたいからです。

そして、SNSを通して浴びる程祝福されたいからだろうなと思う今夜の私です。