退院してから3日目。
昨日はがんゲノム診療へ申し込みと、
隣県のがんセンターで、
オンラインセカンドオピニオンを行い、
今の治療が(標準治療としては)、
ベストな選択であることが分かり、
一歩前へ進んだ。
しかし、そう簡単に、
今までのような生活には戻れないと、
2人して痛感した。
回腸ストーマが増えて、
見た目の変化、ケアの手間が増えたことも、
勿論そうなんだけど、
定期的な脱水症状との戦いに気が滅入る。
栄養を吸収してくれる小腸と、
水分を吸収してくれて便にしてくれる大腸、
大腸が機能しない為、
食事や水分は、
すぐにストーマから流れて行ってしまう。
つまり、水分が体の中に定着しないので、
汗をかいてしまう入浴や睡眠時は、
水分を取らないと電解質不足になって、
脱水症状に陥ってしまう。
この間の緊急入院がまさにそうだった…。
また、
腫瘍の場所の影響で、
小腸の全てを使うことが出来ず、
4分の1以下の長さになってしまったことで、
栄養士さんから教えてもらった内容、
ネットで調べた内容よりも、
ずっとしんどそうに思う…。
前向きに、前向きに考えて。
がんと共存しながらコントロールするには、
どうしたら良いか?
妻の再発が分かってから、
病院の力だけでは治せないと思い、
代替治療を目指して色んなことを調べてきた。
ブドウ糖をはじめ、糖分や塩分を控える生活…、
脱水症状になってしまう。
体温37℃を目指して、身体を温める…
脱水症状になってしまう。
漢方やサプリで補助治療…、
栄養が吸収されない。
自家ワクチンによる免疫補助を行う…、
本人が滅入ってしまい気力がない。
…なかなか困った。
調べてみると小腸は、
腸管順応というものがあるらしい。
初めの一週間は麻痺期、
1ヶ月までは蠕動期、
それ以降に、
ようやく経長栄養を開始して、
数年で戻るとのこと。
脱水も良くなってくれるといいけど。
来週には、
パドセブの2クール目が開始され、
放射線治療も開始する。
並行して放射線が出来ることは希望だ。
まずは、気力と体力を取り戻さねば。
連休で屋台が賑わうニュースを見て、
妻が「行きたかったなぁ…」と呟き、
思わず、涙がこぼれた。
今は隣で眠っている…。
もうOS1は嫌だね…。
これからも全力でサポートする。
一緒に沢山笑う。
負けてたまるか。


