昨日アメリカで騒がれた「SOTU」 | Diary of a Goat in NYC

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One Goat and her journey.

SOTU

(State of the Union)

聞き慣れない言葉だった。

アメリカ生活18年目を迎え

お恥ずかしながら

初めて聞く言葉だった。

 

日本語では「一般教書演説」

いや、、、日本語にしたからと言って

理解できるわけではないようだ。

ますます聞き慣れない(汗)

 

これ(2024 SOTU)、、、Youtubeで

Full Ver.を探して拝見したのだが

めちゃくちゃ面白かった。

(スピーチの始まらない最初の方は2倍速を一部利用)

 

大統領選予備選挙の

スーパーチューズデーが

日本で結構取り上げられていたが、

SOTUはあんまり取り上げられていなかったので

今日はSOTUについてブログを書きたい。

 

今年はスーパーチューズデーの

たった2日後に開催されたSOTU

この日取りもバイデン大統領、

戦略的に素晴らしいじゃんと思った。

スーパーチューズデーの後に

トランプ氏の勝利報道一色にならないように

こうやってイベントを企画するなんて

やはり、政治はパフォーマンスと

イメージ戦略が重要だ。

 

通常は毎年1回1月か2月に

行われることが多いそうだが、

バイデン氏は例年結構遅めにするようだ。

 

SOTUとは大統領が

三権分立(立法、行政、司法)

上院、下院の両院議員(立法)や

各機関(行政、司法)の皆様をご招待し、

彼らに大統領から直接一方的に

国の現状や政治課題や抱負などの

メッセージを伝えるという形式で

1年に1回行われるようだ。

(招待の方法は調べていない。)

 

三権分立については下記URLの

「特徴、厳格な三権分立」の部分がわかりやすい。

 

バイデン氏が現大統領として

アドバンテージを最大限利用して

いかに現大統領の威厳を発揮し、輝き、

大統領選挙に優位に立つかが見所であった。

 

 

脱線①

今年40歳になったのだが、

私は20世紀と21世紀の両方を

経験できたラッキーな世代だ。

20世紀:1984年(に生まれる)〜2000年

21世紀: 2001年〜現在2024年、、、

 

21世紀も四半期(25年間)を

もうすぐ迎えようとしているが、

私の1984年からの経験だけを頼りに申すと

パンデミック発生後の2020年3月あたりからは

毎年毎年「前代未聞」が起こり、

感覚的にそれまでの10年分〜30年分の

出来事が1年で起こっているような気もした。

2022年11月にChat GPTの

生成AIが市場に登場してからの

浸透ぶりは脅威的だし、

大多数の人たちが全ての加速、全ての上昇や

急激な変化を2020年以降に

経験してきたのではないだろうか。

 

 

今日は私達世代にドンピシャな

「ドラゴンボール」の鳥山明さんと

「ちびまる子ちゃん」のTARAKOさんの

訃報がYahooニュースに上がっていた。

(心よりご冥福をお祈り申し上げます。)

私は悟空やちびまる子ちゃんに

育てられたので、涙が出た。

 

その前日に京都大学名誉教授、

福島雅典氏のワクチン後遺症の文春の記事が

Yahooニュースになっていたので

人間の反射作用で否が応でも人間の頭の中で

これら事象が重なってしまうだろう。

 

もう頼むからパンデミックや

ロックダウンはあれが最後であって欲しい。

 

SOTU

いつものように脱線を繰り返すブログですが、

SOTUに話を戻したいと思います。

 

ここから50歳になるまでの私のキーワードに

「哲学」、「宗教」、「政治」があるのだが、

今日はSOTUを通して「政治」に

注目してみたい。

 

前述の1年間にこれまでの

10年〜30年分の変化があるように

感じる時代において感覚的

「政治」はとっても大切だと思う。

 

平和に平凡に生きている間は

「政治」なんてどこふく風だったが、

世界情勢がどうもおかしくなってからは

「ウクライナ v.s. ロシア」

「イスラエル v.s. パレスチナ」

急激な続く円安

全て今まで通りで、何も変わっていないと

もう気づかないふりもできなくなった。

 

 

脱線②

SOTUの前にもう一回話を脱線させてほしい。

少子化世界を生きることになる

これから21世紀をドンピシャで生きる子供達の

「教育」

さっきから"感覚的"にという言葉を

連発して申し訳ないが、

こんなに時代が早く進む世界で

もう20世紀の頃の教育は感覚的

もしくは容易に考えても時代遅れである。

 

イーロンマスクは自分の子供達11名全員を

現在の教育システムから中退させて

自分の創設した学校に行かせているようだ。

 

イーロン氏の学校で何が行われているか

全く調べておらず知らないが、

もう一夜漬けで暗記したものをテストされる

教育からは絶対に脱出しなければいけない。

(ひょっとして、、、子供がいないから知らないだけで

もう暗記したものをテストされる時代ではない?!)

 

もし仮に自分に子供がいたら、

外で遊ぶ方法や、身体を鍛えたり、

人間の身体を健康的に維持する食生活や

農業や漁業で自給自足の知恵を学んだり

生成AIの使い方や

数学や宇宙について学んだり

小説をいっぱい読んだり、

歴史書を物語を読むように読み

人間がこれまでどう考えてきたか、

これからどう自分で考えるのかとか、

自分の意見を恐れず持つ癖をつけて、

他人の意見を聞きその意図もしっかり捉え、

他者との会話の方法とか、政治家のことや、

人前で話すことや、

お金の成り立ちや、

信用(クレジット)のことだったり、

ゼロから自分でお小遣いを稼いだり、

人間の感情についてや

そのコントロール方法とか

なんか、そういうのを学んでほしい。

(笑、リストはまだまだいくらでも長くできそう。

なんと欲張りな親になったことだろう。。)

 

SOTU

81歳のバイデン氏の演説、良かったと思う。

 

さすが国のトップの大統領、

私もこれから後40年間生きたとして81歳ごろに

あんなにお茶目に力強く人前で話せるかどうか、、、。

そこに感動した。

やっぱり内容より、パフォーマンスだ。

っと言うか、時間も短いので

このような場所で云々(うんぬん)と

皆んなが寝てしまうような専門的な事を

述べてもしょうがない。

 

大統領が一方的に1時間ほど話し続ける。

ほとんどヤジなどもないが

2度ほど会場からデカい声で叫ぶ方々がいた。

バイデン大統領、どれくらい練習したのだろう。

暗記したものを読むような事はせず

あらかじめ決められているだろう

それぞれのテーマに沿って

アドリブを交えての結構お見事な演説だった。

 

 

米国大統領として

ここぞとばかりに威厳と権威を見せつけ

「言ったもんがち」の

素敵な聞こえの良いことを言っていた。

そうでなくては!

夢を与えなくては!

私は

恐怖や不安や怒りではなく 

希望や夢や情熱が欲しい。

SOTUでのバイデン大統領は

しっかり希望や夢や情熱を

視聴者に届ける努力をしていたと思う。

 

SOTUは毎年1回開かれるようだ。

顔ぶれもすさましい。

司法代表のSCOTUS

Supreme Court of the United States

 

私は連邦最高裁判所(SCOTUS)の面々が

黒い法服を着て、一切拍手をしない姿が

ビデオに映し出される度に感動した。

 

かっこいい。

法服が黒いのは黒は

何色にも染まらないからだそうな。

 

かっこいい。

彼らは三権分立の「司法」をつかさどり

憲法に重きを置くので、
投票権はあるものの公平性を重視して

大統領選挙での投票もしないそうだ。

だから、周りに同調せずに

話をとにかく聞く姿に心が動いた。

 

 

それからやっぱり

これから3ヶ月間の季節労働のお仕事で

私がお世話になるエリアは税金関係なので

そのためこれからの税法に

関わってきそうな情報なども

頑張って聞き耳を立てた。

健康医療保険や医療費の部分も印象的だった。

(実現したら驚きだ。。。)

 

また、演説中にバイデン氏側の民主党の人は

拍手をしその都度立ち上がるのに対して

共和党の人は首を振ったり、

拍手もしなかったりと、

見ているこちらがソワソワ緊張してしまう

そんな空間があった。

民主党側は常に立って拍手するので

すごく良い運動になっただろう。

共和党側はじっと座っている感じだった。

 

 

それから大統領の後ろにいて、

いやでも目に入ってくるのが

副大統領と下院議長の2名

大統領の後ろにずっといた二人

 

副大統領:カマラ・ハリス氏(民主党)

彼女は偉い!偉いよ!
上司と部下の部下の鏡🪞

なんというか、大統領が何か発言するたびに

立ち上がって盛大な拍手をしていた。
政治でも企業でもやっぱり
これが出来るか出来ないかで
運命が変わる。(ようやく気づいた40歳。)

 

 

下院議長:マイク・ジョンソン氏(共和党)

Mikeさんは顔が
お人形みたいだなぁっと感心した。

(そこを見たらだめかなぁ、、、。)

このかたは立ち上がって拍手することもなく

バイデン氏の発言に呆れたかのように

首を振ったり、目玉を上に転がしたり

もう彼は俳優さんかと思うような

面白い演技をしているように見えた。

 

 

 

 

 

バイデン大統領をサポートする人たちは

「4 more years! 4 more years!」と

会場を熱狂させていた。

 

彼が会場を退場する際に

Jerry Nadlerさんという方が

「もう誰も貴方を認知症と言わないね。」

なんって話しかけている音声が拾われていた。

 

80歳を超えたら、

毎日毎日が闘いだと思う。

ここから11月までに何が起こるのか

またワクワクさせられるのであった。

 

 

余談① GOP Reponse

SOTUの後に共和党を代表して

SOTUへの返答ビデオ(下記)が出たのだが、

この方の声はずっと震えていた。

👇

そして先ほど私はこのように述べたが、

私は

恐怖や不安や怒りではなく 

希望や夢や情熱が欲しい。

 

このKatie Brittさんのメッセージは残念ながら、

恐怖や不安や怒りを視聴者に与えた。

もう使うキーワードが全てネガティブだった。

見ていてすごく心が騒ぐし、

途中で切りたくなった。

 

KatieさんのYoutubeビデオは

ちょっと呪いのホラー映画のようで

怖かった。

ちょっとあの離婚騒動にある時の

Kazuyo Matsuiさんの懐かしいビデオを

思い出さずにはいられなかった。

 

Viewerが多いBGM付きの映像を

ここに添付しますが、

KatieさんもBGMとか工夫した方が

良かったかもしれませんね。。。

 

完全に昨晩は

バイデン大統領の勝利だったと思われます。

 

余談②:指定生存者

ちなみにSOTUでは

これだけの顔ぶれが一箇所に集まるので

この場所が攻撃されて

全員に何かあったらまずいので

「指定生存者(Designated Survivor)」

という制度をもって

何かあった時のために予め

別の場所にいてもらう方も選んでおくそうだ。

今年はMiguel Cardonaさんという

すみませんが、

一度も顔を見たことがない人でした。

 

今日出会った

このDesignated Survivorっという言葉は

ちょっと気にかかった。

 

今日はチューリップが

何だか別の花になった。


そして遂に次の季節労働先から

ラップトップが届いた。

 ようやく始まるようだ。

アメリカは明日からサマータイムも始まるし

色々始まる時期のようだ。