【祝旧正月】秘伝の牛肉赤ワイン煮込み | Diary of a Goat in NYC

Diary of a Goat in NYC

One Goat and her journey.

Please consider yourself lucky!ウインク
 
Happy Lunar New Year!
(旧正月おめでとうございます!)
 
今日は私が夜ご飯の料理をする番でしたので
旦那さんとの約束を守るため
正午からのスペイン語3時間の
オンラインクラスの後に
へとへとになりながら結構頑張った。
 
むかーし、昔、
あれは私がまだ20代後半の頃、
"超"優しくて、
"超"面倒見が良く
料理が"超"うまく、
私が送ったメール文や
社内全体に送るメールの
細かな確認及び赤ペン先生をしてくれる
とんでもなく貴重な上司(人生の先輩)に
出会ったことがある。
彼女は本当に優しく忍耐強く、
色々と私に叩き込んでくれた。
例えば、日付はSaturday, February 10th, 2024
っと書くのよっと、
当たり前のようで知らなかったことをたくさん教えてくれた。
住所のコンマやピリオドの位置だったり、
文章をいかにシンプルにするか、
メールはどこで折り返すかだったり、
なるべくメール内や配布書類で色を使わないことだったり、
今考えると日常がもう芸術の域だった。
 
彼女がいなければきっと今の自分はない。
本当に出会えてよかった。
 
(ちなみに彼女の作るサルサは超有名で
彼女はリクエストに応じ
大量に作ったサルサを瓶詰めして
社内でも販売することがあった。
超人気ですぐに売り切れていた。
私ももちろん食べていたが、
本当に美味しいだけでなくて
人を優しい気持ちにする味だった。)
 
そしてお家にもお招きいただき、
超美味しい料理やデザートで
おもてなしされたこともある。
 
その時に田舎者の私は
生まれて初めて食べた
牛肉の赤ワイン煮込み
感動した。
まだあの日の感動の場面を
脳裏に蘇らせることができる。
そういうことは私には結構めずらしい。
 
その面倒見が良い奇跡の先輩が
すごく丁寧に教えてくださった
「秘伝のレシピ」
今日ここに記録しておきたい。
ウインク
 
結構お祝い事がある日や
気合いを入れて料理する時に
このレシピにお世話になってきた。
 
ただ、実を言うと
1度これを食べた彼がたいそう気に入って
彼がこれに似たブルガリアの
カヴァルマという料理を
作ってくれるようになってから
しばらくこのレシピを使って来なかったので
実はレシピを紛失してしまい
今日それを見つけるのに1時間かかった。
前にご紹介した気もするが
以前の記事を探せないので
今日新たに記録として残しておきます。

まるで宝の地図をなくしたかの如く
焦って探し回った。
 

ダイブ年季の入ったレシピであることは

間違いないようだ。

    

 

 

 

 

牛肉の赤ワイン煮込み

 
材料(目安の分量):
  • サーロインステーキ (2パウンド)
  • マッシュルーム (1パック)
  • 玉ねぎ (大1個)
  • セロリ (大3本)
  • にんじん (大1本)
  • トマト缶 (8オンス缶を2缶)
  • ニンニク (2カケ)
  • ビーフブイヨン (大さじ1+)
  • 赤ワイン (使ったトマト缶と同量)
  • オリーブオイル
  • 塩、コショウ、(お好みでクミン)
  • お好みで生クリームとパセリ(盛付け用)

お馴染みの“テキトー”ですが分量は目安です。好きなモノは多めにしてご調整下さい。


材料補足説明と写真:
マッシュルームは1パックっと秘伝のレシピに書かれていたのですが、どんなパックか分からないので小さめのパックに入った茶色と白のマシュルームを1パックずつ購入。

 

1個を8等分くらいに切る。

 

玉ねぎは角切りとあったのだが、丸い玉ねぎの角切りの意味が分からず、下記のような形にカット。これでも全然支障はなかったし、玉ねぎが好きならこれで良いと思う。(いつもの開き直りw)

 

セロリ大3本とありましたが多めです。

 

ニンジン乱切り(これが乱切りかは謎です。)

 

ニンニク(みじん切り)

 

Googleによると8オンスは236.6ccくらいのようだ。それを2缶

 

ビーフブイヨンは固形1個につき8オンスの水で溶かすくらいとあるので3個入れてみた。レシピでは大さじ1+とあった😅。
近所のスーパーにはこのブランドしかなかった。。。

 

 

 

これら+塩

 

赤ワインはカリフォルニア産の13ドルくらいの下記を利用。確か前回もこれを使ったのでリピート。

 

手順:
A-1: 下準備その1: マッシュルームと野菜
兎に角切る。マッシュルーム、玉ねぎ、セロリ、ニンジン、ニンニクを頑張ってスペイン語のYouTubeを見ながら切る。→好きなことしながら切ってください。

A-2: 下準備その2
お肉を切る前に小麦粉を入れた容器を準備し、それから気持ちサイコロ型にお肉を切っていく。小麦粉が入った容器内でお肉を小麦粉にまぶす。写真はまぶした後。量は2パウンドよりちょっと少ない。

 

B-1: マッシュルームを炒める

多めのオリーブオイルとガーリックでマッシュルームを炒め、塩、こしょう、更に私はガーリックパウダーで味をつけ、皿に取り出しておく(下記C-7まで待つ)。塩、胡椒とガーリックは気持ち多めに振った。マッシュルームは下記のように結構小さく黄金になるまで炒める。私の中の黄金とは焦げ目がつくかつかぬかの間際。



C-1: 小麦粉を塗(まぶ)した肉を炒める

多めの油で炒める。先輩からは「六面全てを丁寧に炒め、スペースが足りない時は二回に分けて」と教わっているが、私はちょっとズルをして、ただ気持ち全面が黄金になるまで炒めた。サイコロ肉ではないので、私の使った肉は二面にしか見えない(言い逃れ)。。。


 

C-2:玉ねぎを投入

玉ねぎをC-1に投入。一緒に炒める。玉ねぎがしんなりちょっと黄金になるまで辛抱強く焦がさないように、大変面倒だが、頑張って炒める。


ここまで来るのに結構時間かかった。


C-3:お水とセロリとベイリーフを投入

お水は具材がヒタヒタになるより少し多めに入れる。セロリとベイリーフも同時に加えて、ここから蓋を少しだけ開けた状態で、2時間弱火にかける。(灰汁は気になればとる。)

ただ、10分置きくらいにヘラで鍋の底に具材がこびりつかないようにチェックをする。

また待っている間に片付けをする。(←そんなこというレシピはないかぁ。。。)

 ベイリーフは10枚入れた。


 

C-4(裏技): 煮込む時間がない時はちょっと強行的に肉をヘラなどで崩してみる。

先輩はあの日朝から煮込んでいたのでお肉がもう完全に崩れていてめっちゃ美味しかったのだけれど、時間のなかった私はヘラでお肉を押さえて崩すという裏技(おそらく邪道)を使って時間短縮を試みた。大体1.5時間をすぎてからヘラで崩しやすくなる。お肉の繊維に沿ってお肉が崩れる感じ。ただ、お肉がそんなに柔くなくても良い人はそのまま何もせずにC-3からC-5にジャンプする。

 

C-5: トマトソース、赤ワイン投入

2時間煮込んだら、トマトソースと赤ワインを投入。強火にして酒を飛ばす。Googleしたら酒は大体3分くらいで飛ぶらしいので、とりあえず5分くらい強火にしたが、相当ソースが跳ねてあたり一面赤く汚れますので気をつけて。

 

ワインはトマト缶を使って計量
こんな感じで同じ缶に入るだけワインも投入


C-7でニンジンを入れるのが良いのだろうが、私はニンジンが唯一食材の中で苦手と感じる日があるので、柔くするために食べる40分前のここで投入。



C-6: 弱火にし、塩、胡椒、ビーフブイヨンを加え、ここからは蓋をとって煮詰める。

秘伝のレシピではクミンも加えるようだが、完全にクミンを忘れた。ここからは何時間でもこの状態で煮詰めて良いそうだが、もう夜の8時をすぎて、二人ともお腹を空かしていたので弱火にしてからは、C-5、C-6、C-7は比較的駆け足で全工程をこなしていった。

また、C-7で結構塩、胡椒の効いたマッシュルームが投入されるのでそんなに塩、胡椒は入れなくても良い。またビーフブイヨンは3つ入れたが、十分だった。


 

C-7: ニンジンとマッシュルームを投入

食べる前30分くらいにニンジンとマッシュルームを投入する。ただ前述の通りもうニンジンは投入されていました。


待ちきれない彼はクラリネットを吹いていた。(クラリネット経験は無しですので。)



D-1: 皿に盛り付けて生クリームを少々たらしパセリなんかでオシャレする。

スペイン語クラスが3時に終わり、1時間レシピを探してからの急ぎの買い物だったのですっかり生クリームとパセリを購入するのを忘れていた(言い訳)。明日再度残りを食べる際にこれらを入れても良いと考える。

ベイリーフは食べないように取り出すか、盛り付け時にお皿にいれないれないようにする。


完成
👏
上出来。
見た目はカレーっぽいですが
味は全然違います。
オシャレなマダムの味かな。
是非一度お試しください。