タンゴを踊る焦る暇人 | Diary of a Goat in NYC

Diary of a Goat in NYC

One Goat and her journey.

 
近頃の私は暇人のようで
暇人なりに忙しい。
 (一応自分を暇人と認識しているようだ。)
暇人がどのように忙しいのかご披露しておく。
 
今日などは紀伊國屋さんからちょうど昨日、
日本からお取り寄せ注文していた本が届いた
という知らせのメールを受け取ったので
それらを受け取りにマンハッタンまで出かけた。
 
その後は例の近くの流行のピザ屋さんで
念願のホワイトピザを食べた。
中南米っぽい店員さんが
私を観光客と思ったらしく
どこから来たのか聞かれたので
「ハポン」と受け流しておいた。
 
ホワイトピザは思い描いていた程には
そこまで感動する代物(しろもの)でもない事と
ここで食べるべき味は
ペペロニ味である事を確かめ、
満足して、お店を出た。

前回ホワイトピザを食べれなかった時のブログ
👇
 
その後、同じ通りにあるスタバで
読書休憩をした。
自分のドリンクができるまで
角の窓際から外を忙しく歩く人の
人間観察をしたりもした。
どうやら私はそこにいるのに
誰の目にも止まらない
透明人間になったかのようで楽しかったのだが
透明人間になったこと自体が
楽しかったわけで肝心の人間観察は
そんなに楽しいものでもなかった。
今は人間観察が不向きな時期だと結論づけた。
殆どの人が黒のダウンジャケットで厚着をし
マフラーを巻き、ビーニー帽を被って表情もお堅い。
外の冷気が寒すぎるので
目的地Aから目的地Bにどれだけ無駄なく、
体力を消耗せずにたどりつくかという
省エネモードの人で溢れている。
寒すぎるので無表情で無口になるし、
無駄に立ち止まったりもしない。
私もドリンクを受け取ってからは
静かに読書を続けた。
 
読書を始める前に
APUの出口学長の本だけ
記念撮影をしておいた。

 





さて読書という行為は今や私を
外界から守る武装にも等しい。
今日は更なるアーマーが手に入り
気分も上々である。

金閣寺の後書にも出てきた

三島由紀夫氏の青春時代の自伝(?)

後書を読んでこれを読みたいと思ったので

事前に注文をしていた自分を褒めたい。


こちらもどんどんコレクションが増えて

誇らしい。


 
昨日は昨日で
旦那さんとブルガリア領事館での
コンサートに行き、
帰りにベトナム料理を食べた。
その前の日(MLK祝日の翌日)は
口頭での内定を頂いた
企業の皆様に声をかけていただき
新年会のような集まりに参加させてもらった。
相当なビジーシーズン中だろうに
何も手助けできずに心苦しいながらも
美味しいステーキはしっかりと頂いてしまった。


季節労働者になる予定だが、
書面での正式なオファーは
一体いつ来るのだろうか。
ここばっかりは
私の焦りや心配は
何の良い結果にも繋がらないので
ここに意識を向けないように
生活を続けることにしている。
白でも黒でも結果がはっきりさえすれば
次の動きを決定できるのだが
ここだけの話、自分の中でもどこかで
このはっきりしない時間を
旦那さんに対しての良い言い訳として、
この時期に甘んじ、今のうちだけだからと
やりたい事をやりたいだけ
やらせて頂いている。
それに関しては、ただただかたじけない。
 
そんな中、
いよいよ明後日の土曜日20日の午後12時からは
スペイン語の授業も始まる。
実はその翌週27日からスタートだと
勘違いしていたので、
今日そのお知らせメールを受け取り
若干焦っている。
暇人のくせに焦っているのだ。
 
そんな焦りも虚しく
やはり旦那さんからは私は暇人に見えるらしく
今晩は家でタンゴをしましょうと誘われた。
私が記憶しているビジーシーズンが始まれば
タンゴをする心の余裕は
どこにも見つからなくなるので
暇ではないが、今晩は
タンゴを楽しみたいと思うのであった。