"The Cobra"フロッチ、引退を決断!他、海外ボクシングニュース。 | Go↑kunの海外ボクシング記♪

Go↑kunの海外ボクシング記♪

ボクシング…勝者と敗者のあまりにクッキリとしたコントラスト…。魅力的な選手達のバックグラウンド、ボクシングビジネスの側面、プロモーター達の思惑、選手の声、あまり入ってこない海外ボクシング情報を書きたいと思います!宜しくお願い致します!

さてと…テキトーに気になるニュースを更新です。

先ずは…先週既に発表されておりますが…
日本のファンの皆さんも待望の…山中慎介チャンピオンの防衛戦!

対戦相手は何と…アンセルモ"Chemito"モレノに決定しましたなーー!

http://www.boxingscene.com/yamanaka-vs-moreno-world-title-fight-set-9-22-japan--93322

9月22日@大田区体育館!

モレノ@梅屋敷(笑)

テンション上がりますねー!

モレノは35勝12KO3敗1分、前戦は昨年9月、
無敗のファン・カルロス・パヤノにテクニカルデシジョンを落として…
長く防衛し続けていたWBA王座から陥落しております…。

しかし、柔らかいボディワークでパンチを外す技術は最高級なモレノ。
山中チャンピオン得意の左ストレートがヒットするかどうか、楽しみですねー!


【少し古いですがHighlight集】


次は…正式決定が待たれるコットvsカネロ。

http://www.boxingscene.com/de-la-hoya-cotto-canelo-very-close-mgm-very-possible--93345

2015年下半期最大のビッグマッチになりますかな。

メイウェザーの相手次第ってとこもありますけどね。

11月7日か21日で検討されていて、デ・ラ・ホーヤさんももう少しだと強調。

『もう少しだよ。本当にもう少しなんだ。最後の調整をしている。多くの人が楽しみにしている試合だし2人のファイターにとって最も意味のある会場でやらせたいんだ。共同プロモーターの立場だからそう簡単ではないけどね。両者に最高のファイトマネーをあげたいし、両者共に最高の会場で戦わせたい。』

『日程もまだ決まっていない。HBOの日程の都合もあるし、サンクスギビングのイベントで会場が抑えられていたりするから一筋縄ではいかないんだ。でももう少しで合意出来るよ。』

但しラスベガスになることは決定しているとか。

『間違いなくベガスでやると思う。MGMは歴史的な試合をたくさん開催しているし、両者共に戦ったことがあるから有力な候補ではあるんだ。もう少し待って欲しい。』

MGMグランドかトーマス&マックセンター、2択まで絞られている様ですな。


【コットvsカネロ、Promo】


一部報道で、既に決定と言われておりますが…まだです(笑)

http://www.boxingscene.com/team-cotto-deny-canelo-deal-finalized-90-done--93389

コットのアドバイザー。

『全ては順調に進んでいる。90%ってとこかな。でも全てが決まって契約を交わしたわけではないんだ。日程もまだだしね。でも今月中には決まると思うよ。ここまでは順調に進んでいることが大切なことさ。11月にやるのもほぼ間違いない。これはビッグマッチだからそう簡単には決まらないけどね。』

155ポンド契約で戦うことは両陣営共に合意済みだそです…。


次は今週末、エルパソの興行夜の部で行なわれるチャベスJr.vsレイジェス。

http://www.boxingscene.com/nacho-chavez-jr-problem-not-trainers--93371

名匠、イグナシオ"Nacho"ベリスタインさんを師事するマルコ"Dorado"レイジェス。

ナチョも自信満々。

『練習は上手くいったよ。マルコは規律正しいボーイだし、素晴らしいフィジカルコンディションに仕上がったんだ。それにこのチャンスを掴もうと凄くモチベーションも高いよ。』

相手はチャベスJr.。

ここ3年間でトレーナーをコロコロ変えておりますね。

フレディ・ローチ → ロドルフォ・チャベス → ジョー・グーセン → ロベルト・ガルシア…。

…。

確かナチョのとこも来たんでしたね…。しかしナチョが断ったんでしたっけ(笑)

トレーナーをコロコロ変えることを一蹴するナチョ。

『彼の問題はトレーナーじゃない。彼自身だよ。彼自身が練習嫌いなんだろう。あんなにコロコロ変えていて良いことがあるはずない。』

ナチョはレイジェスの判定勝ちを予想しているそです。

レイジェスは33勝24KO2敗、

チャベスJr.は4月、L.ヘビー級のフォンファラにストップされた以来の試合。
48勝32KO2敗。


次は…もう1試合してから引退をすると宣言していたB-HOP。

http://www.boxingscene.com/bernard-hopkins-ready-face-gennady-golovkin--93357

予想通りと言うべきか…ブギーマン"GGG"との対戦を口にし始めました。

『俺はミドル級を12年間に渡って支配していた。』

『"GGG"ね。$200万のオファーを受けても"GGG"との試合を断るボクサーがいるんだろ?俺がミドル級にいたら、$50,000でも戦っていただろう。俺はいつだって世界最高のミドル級でありたかったからね。』

『160ポンド~168ポンドで誰もが戦いたくない相手が"GGG"ってわけだ。オスカーも呼びかけていたけど、今度は俺の番だ。勿論、お互いにウェイトの面で妥協点は見つけなきゃならないだろうけどね。俺の様にミドル級を支配しているボクサーを見るのは嬉しいことだよ。』

…。

この前の後1試合で引退宣言を読んだ時、絶対"GGG"とやるって言い出すと思ったす(笑)


そしてもう1人の大ベテラン、"Dinamita"マルケス。

http://www.boxingscene.com/juan-manuel-marquezs-ring-return-looking-good--93430

昨年5月、マイク・アルバラードを判定で下して以来リングから遠ざかっており、
膝の怪我と戦っているマルケス(42歳)。

膝の回復具合も悪くない様で…最近ではホームのロマンサジムで…
スパーリングを含め、ハードな練習も出来る様になってきたとか。

後、数週間で現役続行か引退か…決断の時がくるそです。

『調子は良いんだ。いつも通り集中して練習が出来ている。まだ何も決まってないよ。本当に復帰すると決断を下した後、対戦相手とか日時とかは決まることになる』

ハードな練習が出来れば、続行するって言ってたんでしたっけ…。

…。

多分続行ですね(笑)


続きましては…"Chocolatito"ゴンサレスとの一戦も噂された…
ブライアン"Hawaiian Punch"ビロリア。

http://www.boxingscene.com/viloria-hopes-juan-francisco-estrada-rematch-happens--93463

35勝21KO4敗のビロリアも34歳。

当面の目標は…2013年にスプリットデシジョンで敗北した…
ファン・フランシスコ・エストラーダへのリベンジマッチだそうです。

そして来週末、半年振りの復帰戦をダニー・フローレスというジャーニーマンを相手に、
カリフォルニア州ハリウッドで行ないます。

LAのワイルドカードジムで練習に励むハワイアンパンチ。

『調子は良いよ。凄く良い感じだけど、フローレス戦を甘く見てはいないんだ。』

トップランクも推すエストラーダとのリマッチ。

『最高だね。俺はいつだってリマッチを望んでいたからね。』

エストラーダにも持ち前のタイミング良い右カウンターを打ち込んでましたからね。
あのキレ味がある限り、いつだって期待させるビロリアの試合はいつも楽しみです!


次は今週のカーン君。

http://www.boxingscene.com/khan-if-no-mayweather-no-chance-ill-face-brook--93467

メイウェザー戦を熱望し過ぎて、疲れちゃうんじゃないかと思う位のカーン君。

メイウェザー戦が実現しなかったら…11月か12月に試合をしたいとしています。

『9月にメイウェザーと戦えなかったら、11月か12月に試合をしたいね。でもそうなった場合でも、今年中にケル・ブルックと戦うことは絶対にないよ。僕はもっとビッグマッチをやりたいんだ。アル・ヘイモンにお任せだね。そのオプションについては今週中にアル・ヘイモンから電話がもらえると思う。又アメリカでの試合になるかもね。』

…。

ブルックやサーマンとやれば…株は上がると思いますがねぇ…。


次は…メイウェザーが対戦相手候補として名前を出している…
アンドレ・ベルトとカリーム・メイフィールド…。

http://www.boxingscene.com/amir-khan-calls-bull-on-karim-mayfields-sparring-tales--93470

少し前のインタビューで…彼らとの戦いは、より簡単な道だと発言したカーン君。
その後、良き友人だとフォローをしておりましたが…メイフィールドが爆弾投下(笑)

『バージル・ハンターのジムでアミール・カーンとスパーリングをする度に、俺の良いパンチばかりが当たってね。バージルが毎回スパーリングをストップするんだよ。それにプレスコットとガルシアには痛烈にノックアウト負けをしているし。アイツは顎が弱過ぎるんだ。"Money"メイウェザーと戦ったら12ラウンド持つわけがないね。だからメイウェザーにとっては、カーンを選ぶ方が遥かに安全な道ってことさ。』

…。

良き友人じゃなかったのか…(笑)

更にメイフィールドのアピールは続きます。

『俺は本当に多くのファイターとスパーリングをしているだ。エレーラは余裕だったし、パッキャオも圧倒した。カーンは話しにならない。ショーン・ポーターは俺とスパーするのを断った。多くのファイターは俺が驚異だということを知ってるからね。』

…。この辺りは話し半分って感じもしますが…(笑)

カーン君も勿論反撃。

『カリームとは2回か3回しかスパーリングしたことはないんだ。カリームのことは好きだしナイスガイだよ。キャンプでも凄くサポートしてくれたんだ。でも彼が言っていることは嘘だけどね。』

『まぁ彼も自分を売り出したいから色々言うんだろう。フロイドが名前を出したわけだし。でも彼が言っていることは真実ではない。彼が言ったことどうこうよりも、今の僕のポジションと彼のポジションを見れば分かることだろ?彼は良いファイターだし、人としても好きだけど、メイウェザーは簡単な相手として彼の名前を出しているんだよ。全く売れないだろうし、本音で言っているとは思えないけどね。』

…。

意外にも冷静に対処する大人なカーン君(笑)


更にカーン。

http://www.boxingscene.com/khan-mayweather-man-reveal-opponent--93476

試合予定まで2ヶ月を切ったにも関わらず相変わらずノラリクラリのメイウェザー。

『何で彼はこんなゲームみたいなことをしているんだろうね。史上最高かとも言われる様なフロイド・メイウェザーにしては、あまりにもプロフェッショナルらしからぬ行為だよ。』

『こんなことをして少しでも自分が有利になる様にしたいんだろうか。まぁでも僕には関係ないさ。僕は落ち着いて対処するだけだよ。』

『僕をイライラさせようとしているのかな。集中出来ない様にして勝つチャンスを上げているのかもね。』

『でもそんなことにはならないよ。僕はいつでもジムにいるし常にコンディションを整えているからね。僕にそんなゲームは通用しない。』

『メイフィールドとかベルトの名前をわざと出して僕をイライラさせようとしているんだ。それがフロイド・メイウェザーの作戦なのさ。』

『でもこれは真剣勝負なんだ。僕達はプロのボクサーなんだしね。何故1人の男として、こいつと戦うと素直に言えないんだろう。こんな下らないゲームは止めて欲しいよ。』

…。

イライラ作戦は通用しないと言いながら…かなり効果がありそうです(笑)


続いては近年のS.ミドル級を盛り上げてくれた立役者の1人…
カール"The Cobra"フロッチが遂に引退の決断をされた様です…。

http://www.boxingscene.com/carl-froch-officially-retires-from-boxing-joins-sky-sports--93477

33勝24KO2敗の素晴らしい戦績と共に4度S.ミドル級のタイトルを獲得したチャンプ。

結果的にラストファイトとなったのは…キャリアでも最高の舞台、最高の試合の1つ、
80,000人が詰めかけたウェンブリースタジアムでの…ジョージ・グローブス戦となりましたな。


【フロッチvsグローブスI、II、Highlights】

今後はSky Sportsのエキスパートアナリストとして活躍していくそです。

『俺がボクシングで成し遂げてきたことを振り返ると、信じられない程誇りに思えるんだ。でも今がグローブを吊るす正しい時だと思う。これ以上証明することは何も無いし俺の栄光がそれを物語っているよ。俺にとってSky Sportsがホームだし、俺のキャリアをずっとフォローしてくれた大切な仲間なんだ。Sky Sportsの一員になってボクシングの素晴らしさをファン達に伝えていくことが待ちきれないよ。リングに上がる程のスリルはどんなことをしても味わえないとは思う。でもSky Sportsで仕事が出来るのは、次いで巣晴らしいことだね。』

Sky Sportsの代表、バーニー・フランシスさん。

『カールは英国ボクシング界の伝説として引退する。彼の様な真の王者を迎え入れることが出来て嬉しいよ。イギリスとアイルランドボクシング界のホームとして、カールが素晴らしいコメンテーターとして活躍するのが待ち切れないね。番組を次のレベルへと押し上げてくれるだろう。』

…。

濃密なキャリアを過ごしたフロッチ。

2008年年末に…当時無敗だったジャン・パスカルを下して初タイトル獲得。
次戦でテイラーとやって…ダウン挽回の末、最終回の逆転ストップ勝ち。

そしてS.ミドル級の壮大なトーナメント、Super Sixへ参戦するんでしたな…。


"S.O.G."へのリベンジや"GGG"との対決も期待されたフロッチ。

http://www.boxingscene.com/carl-froch-explains-very-difficult-decision-retire--93480

『引退の決断は、凄く難しいものだったよ。』

『毎晩寝る前に考えることは、いつもボクシングのことだった。そして朝起きたら、今日は走りに行かなきゃとか、トレーナーは何処にいるんだっけといつも考えていたんだ。もうライフスタイルだね。』

『俺にとって大観衆の前で勝者コールを受けることが最高のことだった。アレをもう2度と味わえないんだね。今後、何処からああいう感情を得られるのかはまだ分からない。』

『もしかしたらもう無いかも知れない。だから凄く難しい決断だったんだよ。でも全てのボクサーは必ず終わりを迎えるものだから。』

『今は少しリラックスしているんだ。まだカール・フロッチはファイティングマシーンになれるし、心に燃えるものはあるとは思う。でも長く休み過ぎたのもあるかもね。』

『もう1度、俺の中のファイティングマシーンを本当に出せるのか自信がないんだ。』

…。

まだ揺れている感はありますが…尊重したいですね。

Super Six開幕以降、戦った相手は正にトップ戦線ばかり!

ディレル、ケスラー、アブラハム、ウォード、ビュテ、グローブス…。


【フロッチ、Highlights】

スピードを売りにするタイプでもないし、スタイリッシュでもない。
無骨でタフでガンガン行くイメージですが…上手さも持ち合わせたフロッチ。

ガード下げて、顎を引いて、ギロリと睨みつけるあの佇まいが…好きでした。
雰囲気ありましたよねぇ…。


かつて拳を交え、舌戦も繰り広げたライバル達からもコメントが。

http://www.boxingscene.com/george-groves-reacts-retirement-carl-froch--93490

2013年と2014年に素晴らしい激闘を繰り広げた…ジョージ・グローブス。

結果的にラストファイトの相手となったグローブス君は…若干複雑な表情です。

『彼ともう1度戦って勝てれば最高だったとは思っているよ。あのリマッチから試合をしてないんだもんね。まぁでも彼の引退が近いとは思っていたよ。僕との1戦目は今でも間違った判定だったと思ってるよ。2戦目のウェンブリーでは負けたけどね。』

『引退したけど、友人になる必要は無いと思っている。友人はもういるしね。ボクシングをしていればライバル関係になるのは自然なことさ。良い宣伝にもなるし。』

『カール・フロッチはタフで強い男だよ。凄くタフだ。英国ボクシング史上でどの辺りにランキングされるかは分からないけどね。カルザゲには勝てなかったと思う。カルザゲのスピードにはついていけなかっただろう。ナイジェル・ベンと戦ったら凄まじい試合になっただろうね。でもベンの方がスキルは上だと思う。とにかく簡単には勝てない男、それがカールさ。』

初戦の1ラウンド目に奪ったダウンは…本当に素晴らしかったグローブス君。
でも2戦目では完全にノックアウトされてしまったので…悔しさが滲みますね…。

そんなグローブス、次戦は来月!ラスベガスで、バドウ・ジャックのWBCの…
WBC世界S.ミドル級タイトルに挑むことが決定しています。


そしてS.ミドル級トーナメントで、唯一フロッチの上にいった"S.O.G."ウォード。

http://www.boxingscene.com/andre-ward-froch-reminds-me-lot-myself-i-like-him--93503

『彼の歩んだ道は本当にリスペクトすべきだよ。トップ戦線全員と戦って、更に殆どの試合で勝利したんだからね。』

『彼は全ての試合で凄くコンペティティブだったし、毎回ベストを尽くせるファイターだった。舌戦はしていたけど、個人的に彼に対して嫌な感情は何も無いんだ。それどころか彼のことは好きなんだよ。毎回見せてくれるあの競争心が私と似ているとさえ思っているからね。』

『彼の歩んだ道、そして決断は正しいと思う。』

…。

All the best, "The Cobra"!

チャオー。