"Hi-Tech"vs"The Jackal"!?もう1人のJackal、フランプトン全米デビュ | Go↑kunの海外ボクシング記♪

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ボクシング…勝者と敗者のあまりにクッキリとしたコントラスト…。魅力的な選手達のバックグラウンド、ボクシングビジネスの側面、プロモーター達の思惑、選手の声、あまり入ってこない海外ボクシング情報を書きたいと思います!宜しくお願い致します!

さてと…数日前から話題になっている個人的には最も観たいカードの1つ。

惚れ惚れする動きでいつも唸らせてくれる…トップアマ同士夢の対決について。

http://www.boxingscene.com/lomachenkos-manager-calls-rigondeaux-126--93347

WBCフェザー級王者のワシル・ロマチェンコ。
マネージャー兼スポークスマンと化しているエギス・クリマスさん。

先ずはフェザー級のベルトを統一することを目標にしているそです。

『リー・セルビーからは指を指されて、"ロマチェンコと戦いたい。"と言われたよ。』

『彼が本当に戦いたいのかどうかを知りたいね。彼はIBFタイトルを持っているし、ロマチェンコも欲しがっているからね。』

そして本題に(笑)

『もう1つファンが望む試合があると思うんだ。ロマチェンコvsリゴンドーさ。』

『2人のオリンピアン、2人のゴールドメダリスト、最高の試合になるよ。リゴンドーにとっても久しぶりの試合がロマチェンコなら最高なんじゃないの?』

おーーーーっ!観たいーーー!


【ロマチェンコ、トレーニング】


そして暇?なリゴンドーは直ぐに回答を(笑)

http://www.boxingscene.com/guillermo-rigondeaux-lomachenko---93362

『When and Where?』

(笑)

いつ、どこでだい?

ということなんでしょうね(笑)

…。

長らく契約していたゲーリー・ハイドさんとの契約切れを待って、
アル・ヘイモンと契約したいリゴリゴ。

ハイドさんも色々とオプションがどうだとか言ってましたんで…
ますます試合から遠ざかりそで怖いですが…。


【リゴンドー、Highlights】


そしてそのハイドさんもコメントを。

http://www.boxingscene.com/rigondeaux-wants-124-rehydration-stip-lomachenko--93462

『リゴは124ポンドのキャッチウェイトでロマチェンコと戦うよ。ロマチェンコにとっても問題無いウェイトのはずさ。彼はこれまでのプロの試合でも125ポンドで計量したことがあるからね。リゴは小さなS.バンタム級なのさ。バンタムにだって簡単に落とせる。でもロマチェンコとやるならサイズもウェイトも譲るってことだよ。』

『それと試合当日の最大ウェイトは135ポンドに設定させてもらう。クリマスがこの条件に合意するなら試合は決まった様なもんだよ。ロマチェンコはリゴと同じ様にボクシングのマスターさ。クラシックな試合になるね。2人とも2度のゴールドメダリストだし現役の世界王者だよ。そしてリゴがロマチェンコを圧倒的に支配すると信じている。クリマス、試合実現に向けてお前がやるべきことは明確だ。俺に電話をすることだけさ。リゴは準備出来ているからね。』

…。

安定の124ポンドですな(笑)

2ポンドまでならOKAYという姿勢は変わらず…。


そして挑発されたクリマスさん。

http://www.boxingscene.com/team-lomachenko-rigondeaux-126-no-fight--93468

『キャッチウェイトは有り得ない。我々はフェザー級王者だから、126まで上げてくれば良いだけさ。』

『大体124ポンドってのは何処から出てきたんだ?私は言ってないよ。我々は126ポンドのチャンピオンなんだから。』

『リゴンドーが124ポンドに仕上げようが、118ポンドに仕上げようが我々には関係ない。ただルールは126ポンドってことさ。フェザー級なんだから。』

…。

……。

交渉決裂&終了ですかな(笑)

しかし"When and where?"は流行語大賞ノミネートですね(笑)


次は…ヘイモンさん絡み、S.バンタム級絡みの…カール・フランプトン。

http://www.boxingscene.com/frampton-if-rigondeaux-with-haymon-easy-fight-make--93388

評価急上昇中の無敗王者はヘイモンさんと契約を交わし、
全米をターゲットに進撃中です。

期待されるリゴンドーとの試合について。

『リゴンドー戦の可能性はあると思うよ。彼がアル・ヘイモンと契約する噂もあるしね。それが本当であれば試合を実現させるのは簡単だろうね。』

『実現したら?俺は自分が勝てると信じているよ。リゴンドーのスタイルもリスペクトしているし、凄く上手いファイターだけど、122ポンドで彼に勝てるのは俺しかいないと思っているんだ。』

20勝14KO無敗のフランプトンは今週末、7月18日(土)にヘイモンさんの仕掛けている、
PBC興行のメインイベンターとして、アレハンドロ・ゴンサレスJr.を相手に…
防衛戦を行ないます!

ゴンサレスJr.は25勝15KO1敗2分の22歳。
唯一の敗北は昨年4月のファン・アルベルト・ロサス戦で喫したテクニカルデシジョン負け。

かつてケビン・ケリーや、ルイシト・エスピノサらと激闘を繰り広げた…
あのアレハンドロ"La Cobrita"ゴンサレスの息子さんです!

懐かしい…。ルイシト小泉でお馴染みエスピノサとは…KO合戦。





脱線しました。


期待された戦わざるライバル、スコット・クイッグとの統一戦がなくなり、
全米への道を進むフランプトン。

http://www.boxingscene.com/carl-frampton-i-wont-sell-myself-short-scott-quigg--93412

クイッグに対しては複雑な感情があるご様子。

金銭面での合意が成されなかったのが理由でしたかな。

『クイッグとの対戦?ヤツが自分を高く売り過ぎたってことさ。』

『ヤツは本来の実力より遥かに価値があると勘違いしてるんだよ。俺は小さい頃からお母さんに自分を安売りするなと育てられてきたんだ。だからクイッグに対しても、プロモーターのエディ・ハーンに対しても、安売りなんかしないよ。』

お母様の教育(笑)

マネージャーのバリー・マクギガンさんも同調。

『スコット・クイッグはヤツが要求してきた金の半分の価値もないよ。カールは全てのタイトルマッチに勝利してきたし、リスクを背負って戦い、アリーナを満席にし続けてきたんだよ。全てヘッドライナーでね。クイッグは何もしてないに等しいよ。』

『だから別にヤツの保持しているWBAのレギュラー王座なんて要らないね。試合自体には興味があるけど、あんなベルトは要らない。WBAの真の王者、ギジェルモ・リゴンドーには興味がある。だからマンチェスターでクイッグと対戦するオファーは酷かった。敵地に行って、50%もらえないなんてね。俺達にとっては選べる防衛戦だし、70-30で交渉をスタートしたんだ。60-40までは折れたけど、それ以上は意味がないからね。』

…。

クイッグと言っていることが少し違う気もしますが…
要は金銭面を筆頭にまとまらなかったということですな(笑)

そして興味深いのは同じ7月18日、クイッグもキコ・マルティネスと防衛戦をすることです。

フランプトンが2度勝利しているマルティネスをどう攻略するか、
どうしたって比較されますからね。

…。

でもクイッグとはやっぱり戦って欲しいなぁ…。


更にフランプトンの話題。注目度の高さが伺えますな。

http://www.boxingscene.com/frampton-jabs-quigg-doubts-haymon-want-him--93447

前回の防衛戦、北アイルランド、ベルファストのヒーローは…
強豪、クリス・アバロスを相手に見事なノックアウト勝ちを見せましたが…

この試合はITVで放送され、ロンドンでも多くのファンの心を掴んだそです!

今週末の試合も同じITVで放送されるとか。

『前回の試合からロンドンでもかなり有名になったんだよ。』

『以前とは比較出来ない程、声をかけられるしね。勿論、ホームでは凄いよ。特に試合の前後はね。』

『道を歩くのも大変なんだ。サインや握手を求められるからね。でも全然嫌な気分じゃない。』

『ゴールデンタイムにITVで放送されるってことの凄さに改めて気付かされたね。』

『ITVの視聴率も凄かったらしい。だからもう1度放送してくれるんだ。』

有名になって嬉しそうなフランプトン。


【フランプトン、Highlights】


更に更にフランプトン。

http://www.boxingscene.com/frampton-mcguigan-on-tapping-irish-american-market--93448

全米進出で更なる知名度アップを狙うフランプトンに、
マクギガンマネージャーは期待を寄せています。

『アメリカには、2,700万人のアイルランド系の人達が暮らしているんだよ。東海岸に集中していると思う。我々の狙いはそのマーケットさ。素晴らしく巨大なマーケットだよ。1人でも多くのファンを作りたい。』

期待に胸を膨らますフランプトン。

『東海岸、ニューヨーク、MSG、バークレーズセンターで試合がしたいね。ボストンとかも良いね。今回の試合の後は、又アイルラウンドかUKで戦うと思うけど、その次はニューヨークでやりたいんだ。そこでアメリカのファンを作りたい。アメリカのファンはエキサイティングなファイターが好きだし、俺にはそのスタイルがあると思うんだよね。』

今週末の試合はアイリッシュ系が多いとは言えないテキサスのエルパソです。


大注目のフランプトン、アイリッシュ系だけじゃなく、
テキサスに多いであろうメキシカンの心も掴みたいと野心を隠しません。

http://www.boxingscene.com/framptons-manager-like-ggg-we-want-mexican-fans--93370

実際に言っているのはマクギガンマネージャーですが…。

目標は…現在のボクシング界を席巻している…"GGG"ゴロフキン。
東海岸で連続KO勝ちをして…今ではカリフォルニアでも大人気となった"GGG"。

『カールは"GGG"がしてきたことをやりたがっているんだよ。メキシカンのファンもたくさん作りたいんだ。アレハンドロ・ゴンサレス戦は勿論カールにとって大切な試合だ。印象付けて勝つ必要があるからね。メキシコ系のファンのサポートも欲しいと思う。きっと彼らもカールのスタイルは好きだと思うからね。』

この興行は昼と夜のダブル興行となり…夜にはチャベスJr.vsマルコス・レイジェスの試合も、
組まれておりますな。

…。

しかしニックネームが同じS.バンタム級でしかもファイトスタイルもかなり異なる…
リゴンドーと同じというのはちょいと嫌ですね(笑)

少し調べてみたら…"Brick Fists"というニックネームもあるそです(笑)

デュランは石の拳、カルバハルは小さな石の拳、そしてフランプトンは煉瓦の拳…。

…。

ジャッカルで被るよりは、良いですかな(笑)

チャオー。