パッキャオ、マルティネス・・・プロモーター達の思惑。 | Go↑kunの海外ボクシング記♪

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ボクシング…勝者と敗者のあまりにクッキリとしたコントラスト…。魅力的な選手達のバックグラウンド、ボクシングビジネスの側面、プロモーター達の思惑、選手の声、あまり入ってこない海外ボクシング情報を書きたいと思います!宜しくお願い致します!

こんばんは。

今日は休みでしたので、一歩も外に出ず爆睡。
ケンタッキーの出前で飯を済まし、ワンピースを読み、テレビを見ています(笑)

幾つかニュースをどうぞ~。Boxingsceneよりインタビュー羅列です。

ダン・グーセン(P.ウィリアムスのプロモーター):
『将来的にはリマッチをさせたいと思っている。前回ポールが負けた後は直ぐにリマッチを行いKOして見せた。ポールとチームメイト達と話をするよ。147ポンドまで落として暫くはウェルター級で試合をさせた方が良いと思うんだ。』

ルー・ディベラ(マルティネスのプロモーター):
『ウィリアムスはミドル級ファイターではないね。世界最高のウェルター級ファイターだと思うし、S.ウェルターでもトップクラスだろう。セルヒオがいない限りはね。』

あの身長ですからねぇ…。リーチは確か208cmでしたっけ?クリチコ兄弟より長い…!
ウェルターは結構ウェイト厳しそうだと思ったんですがねぇ…。

続いてはトップランクのボス、ボブ・アラムさん。
ウィリアムスを見事なKOで下し、PFP争いに絡んできたマルティネス評は…?

ボブ・アラム:
『正直、パッキャオの対戦相手が毎試合、毎試合大きくなっていくのは嫌なんだよ。試合の時に20ポンドも重い相手と毎回戦うなんてね。やっぱり同じ位の体重のボクサーとやらせたい。試合前の計量は別だよ。実際の試合時の体重の話だ。前戦では20ポンド近く重い相手と戦ったんだ。セルヒオ・マルティネスは更に大きいだろう。数試合に一度なら良いとは思うんだ。前回のマルガリート戦の様にね。但し毎回やっていたらやはり危ないと思う。マルティネス戦がもし実現して勝った場合でも、体格差やパワーの差でダメージを受ける可能性がある。勿論試合をしたらパッキャオが勝つと思うよ。でも前回のマルガリート戦の様に終始圧倒していても、一発、二発のパンチでダメージを貰う程の体格差があるってことだからね。』

…自分がやらせておいてねぇ…。アラムさんだけには言う権利はなさそうです(爆)
マルティネスがトップランク契約だったら…次戦はパッキャオvsマルティネス、5月で、
決定していそうですもんね…。

ここから両陣営のメディアを使った話し合いです^^

ルー・ディベラ:
『ボブがそういう風に思っているなら、155ポンドで試合をさせようじゃないか。次戦は難しいと思うけどね。マニーもセルヒオも予定があるからね。来年のどこかで実現させたいよ。私は今回の試合でセルヒオが世界最高のファイターだと確信した。そしてマニー・パッキャオは対戦相手から逃げる様な男ではないことも知っている。155ポンドだ!セルヒオは減量もきついだろうけど実現させたいよ。』

ボブ・アラム:
『現段階では有り得ないオファーだ。マニーは147ポンド以上では戦わない。フレディ・ローチともその様に合意しているんだ。試合をしたらマニーが勝つけど、体格差でタフな試合になると思う。現段階ではマニーの対戦相手候補は他にいる。勘違いしないで欲しい。マルティネスは素晴らしいファイターだってことさ。彼を軽く見る様なことは出来ないよ。特別な選手であることは間違いない。でも…S.ミドルのルシアン・ブテを彼の対戦相手候補に上げた時、ルーが、"ブテはでかすぎる。"って言ったんだ。ブテがマルティネスにでかすぎるなら…マニーにとってマルティネスはどうなる?巨大過ぎるだろ?』

アラムさんのプランはS.ウェルター級でも進行中です。
コット、マルガリート、フォアマン、チャベスJr.を来年6月のプエルトリカンデーに
ニューヨークで激突させることを目論んでいる様ですねぇ…。
トーナメントみたいな形になるのかな。全員…トップランク契約だ!(爆)

そして12月、カーンvsマイダナが終わった翌日には、ローチさん、家族を連れて、
フィリピンへ飛び、自らの79歳の誕生日(12月8日)、そしてパッキャオの32歳の誕生日(12月18日)
パーティを開催するそうです^^

アラム:
『私の希望はあくまでフロイド・メイウェザー戦だよ。彼にとって良い方向に物事が進むことを祈っている。プライオリティはやはりメイウェザー戦に置いている。但し実現しない場合は、シェーン・モズリー、アンドレ・ベルト、そしてファン・マヌエル・マルケスらを検討する。良い試合になりそうな相手を選ぶよ。』

マルケスを推すのはフィジカルコーチのアレックス・アリーザさんですね。

アリーザ:
『興味深い戦いはたくさんあるだろうけど、俺はマルケスが良いね。言い続けるよ。彼らの戦いはまだ終わっていないだろう。マニーは140ポンドで戦うのは問題無いよ。多分ベストは140だろうと俺は思うね。』

ちょっと前にローチがマルケス戦をするなら、147まで上げて来いと言っていましたが、
アリーザさんがチクリ^^

そして最近パッキャオの対戦相手候補として名前が上がる様になったアンドレ・ベルト。
この人がWBC世界ウェルター級王者なんですよねぇ^^戦績は26勝20KO無敗。
今週末、マルケスvsカツディスのアンダーカードでヘルナンデス相手に防衛戦を行いますね。

アンドレ・ベルト:
『今回の試合は、キンタナ戦よりも遥かにメンタル面の調子が良いよ。キンタナ戦の時は地元のこと(大地震)で忙しかったからね。今でも取り組みは行っているけど、4月よりは遥かに練習に集中出来ている。ファン達に良い試合を見せたいんだ。1月のモズリー戦をキャンセルしてしまったから、少しでもお返ししたいからね。パッキャオ戦?パッキャオはどちらかと言えば年寄りのファイターと多く戦っているよね。マルガリートはスローだったし、サンドバッグの様だった。パッキャオもそろそろ俺の様に若くて強いのと戦う時じゃないかな。』

ルー・ディベラ(ベルトのプロモーターでもあります^^):
『トップランクがパッキャオvsベルトに興味があるなら、いつでも歓迎だよ。ボブと私の話し合いはシンプルだからね。1時間もすれば契約出来るか出来ないかが分かるんだ。パッキャオの決断によるだろう。ベルトの想いではなく、最終的にパッキャオが戦いたいかどうかで決まるはずさ。パッキャオがやりたいなら話は早いはずさ。モズリー戦も噂されているけど、彼とメイウェザーとの試合、そしてパッキャオとマルガリートの試合を観ていると…モズリーにチャンスはなさそうだ。ベルトの方が可能性を感じるファンも多いんじゃないかな。勿論、多くはパッキャオ有利と見るのは間違いないけどね。はっきりしているのは、メイウェザーとパッキャオがボスってことさ。彼ら2人と誰が戦うかってのが焦点になる。ベルトにチャレンジさせたいね。最高の相手と戦うチャンスがあれば、チャレンジさせたいよ。ベルトは良く分からない批判とかを受けることがあるけど、彼には誰とでも戦う準備がある。ウェルター級王者なんだから、パッキャオとメイウェザー戦を望むのは当然だろう。アメリカ以外にいるチャンピオンは誰も知らないしね。(センチェンコとザベック)

ディベラさん…熱いぜ!

チャオ♪♪♪