―先週の後半から
ついに今回の帰国の一番の目的の
とある建設現場での仕事が始まっています。
京都から近江八幡/彦根に通う日々です。

長く設計と工事全般の諸々に関わってきた建物が
日々形になっていくのを見るのは大変感慨深い。

これからの工程も
大きなトラブルなく進むのを祈るのみです。

さて、2012年の冬の南半球の旅行記を続けますよ。
ここまでの歩みはたとえばこちらをご参照↓
シドニーのシティでうろうろ

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7月24日

朝4時半に起床。
身支度して、荷物をまとめ、
いとく氏と連れ立って出発し、
電車に揺られシドニー国際空港へ。

特に問題もなくチェックインして、
朝の独特の雰囲気の中もそもそ朝ごはん食べて、
特に問題なくボーディングして、
僕は復路、いとくちゃんは往路で
ニュージーランドはオークランドへの3時間ちょっとのフライト。

ニュージーランドの入国も問題なしで、
再びのオークランドに降り立ち、
いとくちゃんが事前に予約を取っておいてくれた
レンタカー会社の車にピックアップしてもらう我々。
空港から少しだけ離れたレンタカーのオフィスへ行き、
あんまり仕事を楽しんでなさそうなお兄ちゃんと共に
いろいろ手続き、そして無事にレンタカーゲット。
ちなみに国際免許の期限が切れてた僕は
運転できないというなんとももったいない感じ…。


いとく氏の運転、僕のナビで向かったのは
オークランドから南東へ230kmの温泉地ロトルア(Rotorua)です。

3時間半くらい(やったっけ?)のドライブの後、
ロトルアについた時にはすでに暗く、
宿にてチェックイン(宿について詳しくはまた後ほど)。

おかみさんに
地元人の通うロトルアの美味しい店情報を聞いて
長距離の移動の疲れを癒しに街の中心部へ。

硫黄の臭いがあちこちでする
日の暮れた後のロトルアの繁華街は
平日の夜はほとんど人もおらず、
なんとも静か。
だからといって危なそうという雰囲気でもないですが。

そんな中お勧めに従い入ったのはこちらのパブ↓


イギリス系の文化がやはり強いので、
パブはけっこういろんなところにあったかと。

ここでいただいたのは
パブの定番、フィッシュアンドチップスとバーガー↓

あんまりにボリューミーで驚く僕。


この揚げイモが、
お店の人がPigtail chipsと呼ぶ、
ちょっとした名物っぽいもの。
(もしかしたら他にも一般的にあるものなのかもやけど)
茹でてマッシュして成形してっていう
二次加工的な揚げイモでしたが、
クリスピーでいて
中はしっとり感とホクホク感も残り、
これは確かに美味かった。
もう一度食べたいかも。

まあこんなの食べた後は
どうしようもなく満腹になるわけで、
腹ごなしの散歩もかねてスーパーへ行き買い物。

なんてしてたらやはり移動の疲れもあってか、
なかなかぐったりモードとなったので
宿に帰っておとなしく就寝とした一日でした。







なんだかばたばたと移動している日々です。
昨日は滋賀は彦根で打ち合わせ。
今日は大阪は梅田で打ち合わせ。

大阪市は僕の出身市なのですが、
今回初めて大阪市で仕事をしました。
打ち合わせ後少しだけ梅田周辺をうろうろし、
子供のころは全く、本当に全く想像もしてなかった
未来を生きている今に不思議な気分に。

きっと今から5年後10年後も
想像のつかないことをしてんなやろね、
と考えながら懐かしい風景を眺めたのでした↓



さて、南半球の旅行記を続けますよ。
ここまでの歩みはたとえばこちらをご参照↓
冬のシドニーでうろうろ

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7月23日

シドニーで丸一日過ごせる最後の日。

朝から地球の裏側のチューリッヒの某氏とスカイプ。
自分の無事を伝えつつ、自宅の無事も確かめつつ。
しかし、これもかつては想像もしなかったことですね。
最近はあんまりにコミュニケーションが簡単すぎて、
いつでも繋がってる感が強すぎるのかもとも思います。

さて、この日はシドニーのシティをうろうろ。

朝出勤するともえ先生と共に家を出て、
電車に乗ってハーバーブリッジの手前で下車。
本当にくだらないでも楽しい話をしながら
ハーバーブリッジを歩いてわたります↓



ハーバーブリッジから見下ろす
シドニーの湾とあのオペラハウス↓

これはやはり美しい風景。
シドニーに来たことを改めて実感。

ともえ先生を職場まで見送り、
そこからシドニーの一番歴史のあるエリア“the Rock”を散策。
モダンアートの美術館で2時間程
ぐるぐると思考をめぐらせ、
お昼時にいとく氏と合流。

The RockにあるRock cafeというダイナーでランチ↓


昼間っからビールでハッピーな僕。
歴史ある雰囲気やし、
食事もなかなか美味しくて、
なかなか繊細な見た目のケーキ類も並んでいて、
店員さんも大変気さくで、
素敵なランチタイム。

さてここから、
シドニーに来たからには絶対にいきたかった場所へ。
オペラハウスの見学ツアーです。



3000円くらい(やったっけ?)で、
こういう見学ツアーにしてはかなり高額やけど、
建築、建築構造をやってる人間が
ここにきてこれに参加しないのは、
絶対に一生悔いが残るのでね。

シドニーのオペラハウスの
設計コンペ、建設の歴史は
それはかなりドラマチックなんですよ。
いろんな苦労が重なりに重なった末に
出来上がった建物が
とても美しくアイコニックなものになってよかった、
っていう。

設計氏のウッツォンが
プロジェクト半ばで降板し、
内装の設計とかは
他のチームが結局やってしまったとか、
シドニー市側からの歩み寄りがあったときには
すでに高齢だったとか
いろんな背景がありつつ、
それ以降2度とシドニーは戻らず、
その建築空間を一度も体験しなかったという逸話に
むーーん、とうならされつつ。

そんないろいろな逸話も含め
とっても丁寧に面白く解説してくれました。
ガイドさんとお客さんも自由にインタラクティブで、
これは大満足。
日本語ツアーもあるそうなので、
是非お勧めです。
ストーリーを知っていても感銘を受けたんで、
知らずに聞いたらきっともっと印象深いかと。

こちらプレキャストコンクリートのシェルの裏側。



こちらホールのベランダから眺めるハーバーブリッジ。



こちら間近で見るシェル。


表面はかなり細かく割り付けられたタイル。
これはちょっと予想外のテクスチャーでしたー。


大満足のツアーの後、
ゆりさん、ともえ先生との合流までの時間、
ダーリング・ハーバー近くのスポーツバーで
ビール飲み飲みビリヤードしつつ、
4人そろってから海岸のモールにあるレストランへ移動し
夜の海を眺めながらゆったりと優雅に夕食となりました。

幸せ気分で電車に乗り、帰宅。
そこからその翌日以降のニュージーランドでの
旅行の予定をざくざくと立てつつ
シドニー最後の夜は更けていきました。

ちなみに今日の写真に
本人がやたら映ってるのは、
旅先の今の手元にそのデータしかなかったからで、
急に自分の顔を晒したい欲求に駆られたわけではありません笑



今年の日本の冬は寒いですね。
京都はもともと寒い場所ですけど、
それに輪をかけて寒い中
本日は京都駅周辺の我が仮住まいから
太秦の広隆寺までお出かけ。

帰国以来食べすぎの飲みすぎが基本やったから、
京都に来てからは摂生の日々で、
時間のあるときは体も動かすってことで、
歩いてまいりました。
途中の寄り道も含め往復で15キロくらいかな?
足首はけっこうつらいけど気分は爽快。

有名な弥勒菩薩像はもちろん美しかったけども
天平風の不空羂索観音像にもっと心を奪われた時間。
疑問は仏さんの錫杖の時代。
この二本の杖なくしてはあの立ち姿の格別のオーラは出ないけど、
造形的にはなんとなく時代のだいぶ下ったものにも見えつつ。

さて、去年7月の旅行記を続けます。
ここまでの歩みはたとえばこちらをご参照↓
オークランド→シドニー

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7月21日

シドニーの朝は小雨模様。
それでも回復傾向との予報なので
いとく氏、ゆりさんと共に
予定通りハイキングへ繰り出しました。

いとくちゃんの運転する車で1時間半ほど、
シドニーから北西へ120キロほどにある
ブルーマウンテンズ国立公園へ。
ユーカリの茂る緑と屹立した崖の名勝地です。

さあハイキング開始やでと意気込む二人↓

寒さで(5℃くらいやったかと)で笑顔も引きつり気味笑


こんな崖に挟まれた峡谷をずんずん歩いて進みます。

道自体はしっかり整備されてるし、
道案内も要所要所にあって、
大変快適なハイキング。
アップダウンはもちろんかなりあるから、
それなりに体力は要るけども。

こんな豪快な滝の下でいただいた
ゆりさんお手製のサンドイッチの美味かったことよ。

昼過ぎにはすっかり晴れてこんな絶景が。

野生のコアラはいないのかと
基本的に上を見ながら歩いてたせいで
何回かずっこけつつの
合計4時間くらい(だったっけ?)の
大変充実したハイキングの後、
近くの町をぷらぷらしておしゃれカフェでお茶して、


シドニーに帰ったころにはすっかり日も暮れてて、
仕事上がりのともえ先生と
学校上がりのあゆちゃんと合流し
韓国料理ディナー。


帰宅してからも調子に乗って飲み続け。
いろんなぶっちゃけトークで
結局深夜過ぎまでまで話したっけ。
とても楽しいハッピーな夜でした。


7月22日


ばっちり寝不足かつばっちり二日酔いのまま動き出した日。
事前にいとくちゃんが予約しておいてくれたヘアドレッサーへ。
何でわざわざ地球の裏側でって話やけど、
伸びてたし、シドニーには日本人の美容師が多いしで。


髪切って、ゆりさんと共に電車にのってシドニー中心地へ。
そこで市内で朝から用事のあったいとくちゃんと
別便で到着してたあゆちゃんと合流し、
シドニーのフィッシュマーケットへ。
南半球最大のフィッシュマーケットだそうです。


さすがにいろんな種類の魚介類が山と積まれてて、
大変楽しい場所でした。

こんなカニも。
でも絶賛二日酔いやったから
正直魚のにおいは大変きつかった笑


ここで茹でたエビやら
魚介のグリルやら
フィッシュアンドチップスやらを買い込んで、
マーケット横のスペースにてランチ。
大変凶暴なカモメにじゃっかんビビリながらも
わいわいと美味しく楽しいランチとなりました。
特に茹でエビとイイダコのグリルが秀逸。また食べたい。


その後いとくちゃんは帰宅。
僕は女子組とともにシドニー市内をうろうろ。


シドニー大学のキャンパスを経由して
ニュータウンと呼ばれる
なんともごちゃごちゃとした楽しいエリアで
ウィンドウショッピングやらお茶やら。

こんなおしゃれなカフェにて

美女二人と昨晩飲みすぎたと反省会笑


ニュータウンはこんな感じの古ぼけた
雑多な感じが楽しいエリアです↓

センスのいいお店もたくさん。


歩きつかれ、途中スーパーで買い物してから帰り、
昼にフィッシュマーケットで買った一匹サーモン等々で
今度は皆で大料理大会。

奥から、
いとくちゃん作、サーモンのカルパッチョと刺身、
僕作、鶏手羽中の八角旨煮、
いとくちゃん作、エビのカルパッチョ、
生牡蠣、
ゆりさん作、おしゃれサラダ。
このあとには僕作のサーモンの甘味噌の蒸し焼きも。


大変豪勢で美味しいにぎやかなディナーで
本当に幸せな夜となりました。