あったかくなって、
建設現場の屋外の仕事も楽になるかと思いきや、
花粉症がひどくてひどくて、
大変つらい思いをしております。

生まれて初めて
「目がかゆくて眠れない」
を経験しました。。。

何年もスギ花粉に触れていなくて、
むしろ強くなったんじゃ?とか妄想してたんですが、
むしろ弱くなったんじゃ?

もう少しの辛抱です。

明日は現場はお休み。
僕は月曜朝8時からの打ち合わせのために
東京へ出ます。

さて、冬の南半球の旅行記を続けますよ。
ここまでの歩みはたとえばこちらをご参照。
→ マオリの村へ入村

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7月25日 夜(続き)

さて、晴れて入村した我々観光客一行。

最初のイベントは
“マオリの文化を体験!”
的なもろもろ。
マオリの手芸だったり、
マオリの子供の遊びだったり、
マオリの大人の遊びだったり、
そんなのの実演解説が5-6種類ほど。
とてもわかりやすい英語で説明してくれます。

これがね、
とにかくとにかく参加者を巻き込む感じで笑
遊びもその場でやり方・ルールを解説したら
「はいどうぞ。そこのあなたとあなた。
 前に出て。皆にやってみせて。」
みたいな笑

5-6種類が同時進行やから
大勢いるツアー参加者はいい具合にばらけて、
けっこう皆漏れなく何かひとつはした(されられた)んでは?

たとえばいとく氏↓

ポイというボール2個が紐でつながっているものを
ぶんぶん振り回しながらダンスを披露。

僕は意気揚々とハカをしましたとも。
いとくちゃんも一緒にしたから
写真はありません笑


このくだりが終わったときには
いい感じの一体感がうまれ、
なんとも楽しい雰囲気に。


続いてはこの夜のメインイベントへのブリッジ。
このツアーのメインは、
ハンギと呼ばれるマオリの伝統料理のビュッフェ。
そのハンギの風景を見せてもらうくだり。

ハンギとは
地中に掘った穴に焼き石と食材を入れて、
それを埋めてしばらく放置してつくる
一種の蒸し料理。

土を掘り返します↓

煙がすごい。

穴の底に敷き詰められた焼き石↓

たくさん入ってます。

そしてそこで蒸し燻し焼きにされた肉↓

これが何とも美味そうでね。
よだれタラタラ。

でもこのタイミングでは
「はーい、これが今夜の皆さんのご飯ですよー。
 今はまだ写真取るだけで我慢しねー。」
って笑

このハンギのビュッフェが準備されている間、
用意されていたのは
“マオリショータイム”
でした。

これがまたいろいろ考えさせられる出し物でね。
というわけで続きます。
昨日、京都から滋賀へ引っ越して参りました。
現場での仕事が早朝から日没までと、
なかなかハードになっていたタイミングで
ちょうど良かったは良かったんやけども、
仕事の大変さは変わらんから
なかなかへろへろの日々です。

というのも、
建設現場でのもろもろのみではなく
スイスの方の仕事もしてて、
日本の日没頃から
スイスからのメールが来始めるというね。
時差の罠。

でも長くかかわって来たプロジェクトから
建物が実現されるのはとてもエキサイティングです。
今日は夕方に上棟式で、
いろいろじんわり考えさせられたり。

場所と個人が特定できない範囲で写真を一枚↓




さて、冬の南半球への旅行記を続けます。
ここまでの歩みはたとえばこちらをご参照。
地熱祭り in ニュージーランド北島

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7月25日 夜

ロトルアから南下して
いろいろな地熱スポットをめぐった日中の後、
夕方過ぎにロトルアの宿に戻りました。

すこし休憩してるうちに
あっという間に次の予定の時間。
前日に予約を入れていた
ニュージーランドの先住民族のマオリの
文化体験ツアーに参加する時間。

予約するときに連絡しておいた電話番号に
電話がかかってきて、
ツアーバスにピックアップしてもらう場所を知らされ、
時間通りにそこへ行ったらバスが来て乗り込みます。

いろんな場所で参加者がバスに乗り、
中型観光バスが気がつけばほぼ満員。

参加者は、
オーストラリア人、フランス人、ロシア人、
フランス人、イギリス人、日本人のわれわれ二人等
とってもインターナショナル。
どっちかというとヨーロッパ人が多かったかな?
そして老若男女がミックスした構成。

で、そのバスでの参加予定者がそろったところで、
マオリの運転手が
「ようこそ、ロトルアへ、本日はご参加いただきありがとう…」
と、ご挨拶。

それだけかと思いきや、
「実は我々のように今からマオリ村へ向かっているバスが
 他に5-6台おります。
 なので、我々をひとつの部族ってことにして、
 これからの行動の単位としましょうね。
 部族なので酋長が必要よね。」

名簿を見る。

「○○・○○さん、乗ってます?
 乗ってたら返事してちょうだい。」

と、意外な展開。
ちなみに酋長に任命されたのはイギリス人の若い男の子。

そして
「これからマオリの村に向かいます。
 村に着いたら歓迎の儀式があるけど、
 ひとつ肝に銘じておいてちょうだい。
 マオリの戦士がどんなことをしても
 絶対に、絶対に、絶対に笑わないで。
 真面目な話、本当に侮辱にあたるから
 酋長のみならず全員、絶対に笑わないで。
 で、酋長は他のバスの酋長たちと一緒に
 今夜の村への訪問者の代表として
 儀式に参加してもらいますよ。」
と。

強く言われたもんやから
当然ながらバスの中に
ちょっぴり緊張した空気が流れます。

その警告の後、
マオリについての紹介とか
簡単なマオリ語レッスンとか
そんなことをして20分程でマオリの村Tamakiに到着。

他のバスの参加者も合わせたら
総勢100人はいたかと。
真冬にもかかわらず大盛況なツアーで、びっくり。
ちなみに韓国人(多分)の一人旅の子がいる以外はみんな欧米人。

問題の儀式が
村の入り口の木組みの柵の前の
白い砂の敷き詰められた広場で
緊張した雰囲気の中始まります。

酋長6名ほどが横一列に入り口の正面に向かって並び、
その広場を丸く囲むように他の参加者が散らばります。

季節は真冬、時間は18時半ほどだったか、
日もすっかり暮れてて寒さと妙な緊張が混じってブルり。

程なく
姿は見えない女性が
なんとも不気味な感じの旋律を高い声で歌い始めると、
奇声を発しながら
マオリの戦士が独特のステップで
ぴょこぴょこと村から出てきます。

これは実は入村後の写真やけど、
まあ、こんな雰囲気やったってことで。。。

戦士はマオリ独特の舌をベロっと出す表情とかをしながら
なんとも表現の難しい動きをしながら
マオリの言葉でいろいろ言います。
当然意味はわからない。

程なくさらに数名の戦士が登場し、
とても迫力のあるハカを始め、
僕は表情は崩さないけど、心の中は大興奮。
あれは本当にかっこ良い。

その後村の酋長が、各酋長と
ホンギと呼ばれる鼻を合わせるマオリの挨拶を交わし、
そこまでして始めて
酋長が英語で
「ようこそ、マオリの村タマキへ」
と歓迎の言葉を言い、
晴れて入村を認められました。


その先に待ってたのは、
楽しくてためになるとても上質な時間。
詳しくは次回に続くということで。



昨日から
いよいよ花粉症が本格的につらくなっております。

小学生のときからずーっとの花粉症も
スイスに引っ越してからは
悩まされることも少なかったんです。
でも今年はスギ花粉のバンバン飛ぶ中
建設現場、つまり屋外でのお仕事で。。。
大変つらいですな。はは。

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7月25日 日中

すっきりと起床。
宿のおかみさんといろいろお話しながら
本場のマヌカ・ハニーのトースト等々
ゆったりほっこりと朝食。

すっきりとしない天気の中、出発。
しかし、ロトルアの冬の朝は寒かった。
4℃とかそれくらいやったっけ?

さて、寒い中車に乗り込み
南を目指して動き始めます。
目的地は80kmほど下ったタウポ(Taupo)。

タウポに近づいて最初の寄り道↓

Huka Falls (フカ・フォールズ、フカの滝)という滝。

写真だと伝わりにくいですが、
これがかなりの水量でなかなかの迫力。

この滝の手前は
峡谷を水が轟々と流れこれがすごい迫力↓

これに落ちたらどうなるんやろって
想像せずにはいられない。恐ろしい。
大きくはない島国ながらも
多様の地形があって水の豊かな
ニュージーランドっぽい風景なのかしらねー、
っと吸い込まれるように眺めます。


続いてさらに南に少し下って、
Craters of the Moonっていう名勝にさらに寄り道。
地熱活動がさかんのため、
地形とか温湿度とか土壌のpHとか
いろいろ特殊な条件がそろって、
月のクレーターのような風景と、
そういう場所。

遊歩道にそって歩くと

こんな風景が目の前に広がります↓


ゆっくり歩いて1時間くらいで一周できる程度なんで、
それほど規模の大きな公園ってわけでもないけど、
盛んに湯気が出てて
むわーんって硫黄の臭いが立ち込めて
確かに非日常な体験ですよ。
ランチ前の腹ごなしとかにちょうどいい感じ。
おなか一杯で行ったら
硫黄の臭いで気持ち悪くなるかも笑

軽いハイキング的な時間をすごし、
いよいよ天気が悪くなる中
さらに南下、タウポの街に入ります。

タウポではランチ。
事前に調べておいた
地元素材の自然食系の洒落たカフェへ。


Salute Taupo Cafe & Deliと言います。
ニュージーランドの田舎町に
こんないい感じの場所をみつけ
なかなか良い気分。
いとく様はラビオリを。
僕は何を食べたか忘れました笑
パイだっけか、キッシュだっけか、
なにかのパスタだっけか。。。。
でも美味しかったのは確か。
(信じてくれとは言いません…笑)

ゆっくりとランチしてる間に
雨もやり過ごせるかなとはおもったけど、
止みはせず。
でもちょっとはましになったなか、
タウポ湖の湖畔で湖を眺め
(写真データが手元にない…)、
車に戻ってロトルア方面に向かって戻り始める我々。

夜にロトルアにてちょっと特別なツアーに
参加する予定にしていて、
それまでの時間にもうひとつ道中寄り道。

ワイマング(Waimangu)という場所にある
これも地熱活動の盛んなエリアを公園にした場所。
ここもハイキング的な気分で
けっこう起伏のある園内をうろうろ歩きながら
火山性の地形等々を楽しむ場所。

こんなとても神秘的な色をした火山性湖があったり、
温泉湖がそこらじゅうで湧いてたり、
そこから流れ出る小川のお湯が熱かったり、

どれどれと確かめたらやっぱり熱かったり、



大きな羊歯の茂るジャングルで
地元の中学生と出会ったり。



数日前に大雨があったそうで、
水があふれて通れない道があったりとか
そんなこともありつつ
2時間ほどだっけか?のウォーキングも楽しみました。


と、そんなニュージーランドの自然に触れた日中。
この後に参加した楽しい楽しいとあるツアーのお話は
次回にということで。