大変大変長い出張を終え、
明日スイスへ帰ります。

仕事もプライベートも
本当に充実した時間をすごせました。

家族をはじめ、
飯田さん、くみこさん、こうちゃん、
岸本さん、野村さん、橋本さんご兄弟、山本さん、森さん、
高宮さん、松尾さん、田中さん、ようこさん、山口さん、
安藤先生、相馬先生、小林さん、福山さん、金子さん、渡邉さん、
宮田さん、阪根さん、良洋さん、平山さん、柴さん、武川さん、
孝介、嶺子、うえぽん、アンドリュー、たっちゃん、ひろあきくん、
辻さん、吉岡さん、山下さん、三浦さん、菊ちゃん、
栄さま、けんちゃん、ゆいちゃん、かせちゃん、さきちゃん、
ゆきこ姉、みうちゃん、コットンさん、ありさちゃん、しほ師匠、
おしゃんてぃ、いくこ先生、かずくん、小川君、
タオちゃん、ミヒャウ、ディエゴ、スーちゃん、こうき、シュナイダー、
なっちゃん、はるな姉さん、まりこさん、さつきさん、さつきさんのお姉さま、
まさるさん、マリア、D澤、あらちん、じゅんじゅん、山ブー、おかしゅん、
カジョ、ヘイさん、ゆりさん、ともえ先生、小林さん、やじりさん、
まりえちゃん、まりえママ、かなちゃん、あっちゃん、
コリンナ、ヒデ、アリーナちゃん、フィリップ、イクバル、あきばくん、
重兄、さっちゃん、ゆきさん、トビーさん、シモン、
その他今回は会えなかったたくさんの皆さん、
改めまして皆さんありがとうございました。

旧交を温めたり、新しい出会いがあったり、
日本に家はないけれど
日本が僕のホームであり続けるのも
皆さんのおかげです。
出会いに恵まれ僕は本当に幸せものです。

さて、明日はもうひとつのホーム、
たくさんの人が待ってくれているチューリッヒへ飛びます。
実はいろいろ変化の時期で、
ちょうど4年前に踏み出した一歩とは
また違った一歩を踏み出すための帰国です。

未来はいつでも不透明ですが、
その不透明を楽しんでいける姿勢も身につけて、
“Noch einen Schritt weiter”、“もう一歩前へ”
胸を張って進んでいこうと思います。
近江八幡に来てから2週間ほど足ります。

仕事がとにかく立て込んでて、
なかなか息をつく暇がない中、
昨日から少し余裕のある数日。

この一週間寝不足基調やったから
朝はちょっと寝坊して、
メールチェックして、
返信しなきゃなものは返信して、
さて昼からどうしようかと思案。

この週末は都合の良いことに
近江八幡の日牟礼八幡宮の
左義長まつりというお祭りの週末。
ということで散歩がてら神社まで。

歴史地区はこんな具合によく保存されてます。

そして、やってましたよ、お祭り。

神社の周辺、城下町の各地区が
それぞれに山車を作って、
お神輿にして練り歩き、
神社に奉納して、
祭最後の夜に燃やすというお祭りです。

町で遭遇した神輿。
一人外国人が一緒に担いでるのに、
うれしい気分に。

別のグループ。

神社の前に安置された山車。

それぞれ意匠を凝らしたいろんな山車があるんですが、
どれも食材で作られてるそうです。
春を呼び、その年の豊作を祈るということでしょうか。


こちら日牟礼神社横の
たねやの前を通る山車↓


こちらその神社の本殿↓


参加者は地元の元気のいいお兄ちゃんたちがメインで、
多くの人がお酒を片手にうろうろ。
なかなか騒々しく楽しい雰囲気で、
なんなら半纏着てお酒飲んで
溶け込みたかったなぁ…。


そんな祭りの喧騒を離れ、
日牟礼庵という古い民家を使ったそば屋で遅いお昼。
しかし花粉症で鼻が利かない時にそばはミスチョイス笑
でも美味しくいただきました。

そこから近江八幡の駅の方面へテクテク。
晩御飯の調達に、
老舗の有名精肉店、カネ吉本店へ。
揚げ物は注文してから揚げてくれるので
できたてをいただけます。
コロッケと牛かつを揚げてもらってる間に
ショーケースに入った近江牛の
すき焼き肉なんかを指を加えて眺めるのもまた楽し。

揚げたてを手に店を後にして
仮の住まいへの帰り道の途中にもうひとつ寄り道。
老舗菓子店のたねや本店によって
白餡のどら焼きを購入。


ちなみにコロッケもどら焼きも大変美味しい。
どちらの店も
地元のに人に愛されているっていうのが、
店の前を通るとわかるんです。
素敵なことです。


と、かりそめの近江八幡人としての
ちょっと楽しい土曜日。

ちなみに、
まるで狭いエリアをそぞろ歩いたかの様な書き方やけど、
実は4時間くらい歩いたんですよ。
やっぱり地方都市は車が必要ですね笑

さて、明日は岐阜へ出張。
朝早いから早めに寝なければ。。



人と人のつながりについて
いろいろじんわり考えさせられた震災2周年。

ネットの記事やテレビ番組で
「あの時私は、、、」
という話に触れるたびに
今は一時的とは言え日本にいる身で、
当時は日本にいなかった身っていうのが
なんとも不思議な感覚で。

身を持って体験していないからこそ
聞いただけの情報で終わらせないようにしようって
2年前のブログでも書いてたし、
今もそれを思っているんやけども、
今日改めて愕然としたのは
自分は経験しなかった重大なものが
今の社会のあり方に
大きな影響をやはり与えていたのだ
ということを思い出さされたこと、
そしてそれに気づかずに今日までの数ヶ月を
日本で過ごしていたという事実。



そんなこの数日をどう過ごしているかというと、
昨日の朝はバルセロナにいるロバートと
スウェーデンからチューリッヒに届く荷物のことと
5月頭にポーランドへ行く話をして、
新幹線に乗って東京へでてきて、
10年来のお付き合いの美容師さんに髪を切ってもらい、
2009年の秋にパリで一緒遊んだ友人と新宿で飲み、
今朝は初めましてのスウェーデンの方々と虎ノ門で打ち合わせ、
その人達と仕事関係の共通の知り合いのスイス人たちがいると分かり、
5月に会議でオーストリアに行くかどうかの話しをして、
そのついでにスロベニアに寄ってよとメッセージを受け取り、
新幹線に乗って滋賀に帰ってきて、
午後にはスイスのノウハウの詰まった建物の建設現場へ行き、
夜にはドイツ人と中国人の友人カップルの
結婚披露パーティのために夏にイタリアへ行く予定についての話が出始め、
明日はオーストラリアで出会った人達と京都で会う。


2011年3月11日に日本にいなかったことと
もはや自分が何人なのかも分からなくなるような日々に
実はリンクする感覚が自分の中にあって。

それは人はどこにいても人やし、
人と人の繋がり・絆って言うのは
とてもユニバーサルでとても大切なものということ。

揺れの恐怖は僕の貧弱な想像力では分からないけど、
震災にまつわる大切な人との繋がりの話を聞くにつけて、
涙が止まらなくなるのです。

大切なものを大切だとありのままを受け入れる感覚というか、
人間として生まれて人間同士の繋がりを感じる感覚は
決して悲しい・つらいことのみがきっかけで発露するわけではなく、
一つ一つの出会いのかけがえのなさをかみ締める日々でも
とっても強く実感されるもので。

最近、人との別れ際の挨拶に
「地球上のどこかでまたいつか会おうね」
って言うのは冗談でもなんでもなく、
もしかしたらもう会えないかもしれないって言う感覚が実際あるからで、
だからこそ一緒にいられる時間を大切にしなきゃと、
そういう気持ちが心のどこかにあるのです。

そんなことを改めて客観的に気づかされた
震災から2年目の今日。

絆を大切に、これからも明るく前向きに過ごそうと思います。

Last but not least、
被災地のより早い復興を引き続き心から祈り、
できる限りの応援をしています。