「いなせだねぇ!」
「あったぼうよ!こちとら、ちゃきちゃきの江戸っ子でぇぃ!!」
威勢のいい江戸っ子言葉。
江戸の文化っていいっすねぇ!
ちなみに「いなせ」とは、日本橋魚河岸の粋(いき)で威勢のいい若者が、魚の鯔(いな)の背中に似た髪型を流行らせたことから、そんな勇み肌で粋(いき)な若者を言うようになったとか。。
「あったぼうよ」とは、「あたりまえよ、べらぼうめ」、つまり「当たり前だよ、バカ野郎」と言う意味だそうです。
そして「ちゃきちゃきの江戸っ子」とは生粋(きっすい)の江戸っ子ってこと。
「ちゃき、ちゃき」の語源は?
「ちゃきぃ、ちゃきぃ?」
「チャァキ?チャァキ?」
ご存じの方は至急【おやじの空手道】までご連絡下さい!!
と言うことで、おいら今日は憧れの粋(いき)を求め【品川】にやってきました。
【品川駅】から歩くこと10分少々、公園のそばに突然現れたのがこの提灯(ちょうちん)。
更に奥に進むとこんな感じ。
そしてその門をくぐるとこんな感じ。
そう、おいら今日は30名の仲間とともに
江戸の粋(いき)と風情を今に伝える
「屋形船」を楽しみに【品川】へやってきました。
船着き場で待つこと少々。その後、船頭さんのご案内で「屋形船」へ乗り込み早速出発。
「よっしゃ いくぞ!!」 「海賊王に おれはなる!!!!」
すいません。船に乗るとどうしても言いたくなるものでして。はい。
と言うことで、まずは最初の目的地【お台場】へ。
ここでイカリを下ろしてしばし停泊、おいらここで更に粋(いき)を味わいます。
それがこちらっ!
そう、落語。
【金原亭 馬玉】(きんげんてい ばぎょく)師匠による落語、お題は船頭のお話「船徳」。
何とまあ、江戸情緒あふれるひと時だったでしょうか。
続いて船は【隅田川】をさかのぼります。
「屋形船」からは、最新型のこんな船や
大勢の人を乗せ、長期間のクルーズが出来るこんな船も見えます。
そして遠くには東京のシンボル、【富士さん】の次においらが大好きな【東京タワー】や
東京の新しいシンボル、【東京スカイツリー】を見ることが出来ました。
今日の「屋形船」、江戸の粋(いき)や風情と、東京(日本)の最新技術の両方が満喫でき、大満足の時間でした。
おいら思いました。
時代の流れって、感慨深いものがありますね!
変化し、進化していかねばならないことと、昔からずっと変わらず残していかねばならないこと。
この両方のバランスって、とても大事だと思います。
こんなことを考えながら【屋形船】からおいらが見たもの、それは
くしくも今日、2018年10月6日で83年の歴史に幕を下ろす【築地市場】。
「日本の台所」と呼ばれた【築地市場】の最後の日を、海の上から見ることになったおいら。
おいら漁業関係者ではありませんが、何とも寂しい気持ちになったのでした。
やはり先人が残して下さったものに感謝するとともに、それをシッカリと次に受け継ぐこと。とても大切なことです。
おいらには今、空手があります。
首席師範の教えを受け継いで、おいら達に教えて下さる先生方や諸先輩。
おいらもシッカリ稽古して、まずは自分のものにすることが大事です。
そしていつかは、後から入門して下さった方々に、何か少しでも受け継ぐことが出来たらと思います。
おいらこれからも粋(いき)でいなせな空手家を目指し、まだまだ【おやじの空手道】を続けます。
今後とも宜しくお願い致します。
押忍!