今年もまた、ついにこの季節がやってきました。
おいらにとっての夏、それは【春日部夏祭り】でのお神輿と、、、
そう【富士さん】!!
【富士山】じゃないのぉ?って思っている、そこのあなた!
おいらブログ初心者のあなたにお教えしよう。
【富士さん】は、おいらにとって神聖な山。
敬意を込めて呼びます。
【富士山】さん!
「う~ん、ちょっと変だよねぇ~。」
ってことで【富士さん】となったわけです。ハイ。
【富士さん】は、もちろん日本一のきれいな山ですが、実はとても厳しい山!
そこでおいらは、毎年この時期【富士さん】強化合宿に参加しているのです。
今までは夕方から登山を開始していましたが、今年はちょっと趣向を変えます。
夜11時に東京新宿をバスで出発し、朝4時に【富士さん】5合目に到着。
早朝より登山です。
と言うことは、、、
そう、登山開始と同時に東の空が明るくなり
いきなりご来光を
拝めるのです。
まずは恒例の、ご来光をバックに集合写真!
「だからぁ~、毎年言ってるじゃないですか!ご来光バックにすると逆光で良く写らないって!!」
今回のメンバーは、おいらを含め6名。昨年の3名に比べると2倍の人数!これくらい人数いると、とっても楽しいですね!
しかも今回は、我らが【三浦道場東京支部】から○シさんが参戦!
「○シさん、頑張って登頂しましょう!押忍!」
さあ早速登山開始です。
完全に夜が明け、天気も良好!青空です。
看板で、現在位置と山頂までの距離を確認しながら、一歩一歩【富士さん】を登ります。
昨年までは夜中の登山だったため、途中の景色は殆ど見えませんでしたが、けっこう山小屋もあります。
そしてもう1つ、山岳信仰で有名な【富士さん】は、山頂を奥宮とする【富士山本宮浅間大社】。
登山道に、いくつもある鳥居が目標物となり、登山をサポートしてくれます。
ちなみに登山道は、ゴツゴツした岩ばかりでこんな感じ。
こんな道が、どこまでの続くのです。
しかし、さすが我らが【三浦道場東京支部】代表の○シさん、初参戦とは思えないこの余裕っぷり!
「○シさん、さすがです!押忍!」
8合目到着!
これより【浅間大社】の境内です。
おいら、そろそろだいぶ辛くなってきました。
「8合目を超え本8合目、早く9合目にならないかなぁ~!」
「んっ でたぁー、8合五勺(8.5合目の意味。はちごうごしゃくって読みます)!」
毎回思うのですが、何すか?この8合五勺(はちごうごしゃくって読みます)って!
もう、8合目の次は9合目でいいじゃないですか!
すいません、辛さのあまり取り乱してしまいました。
でも、ここから山頂を見上げると、鳥居があと2つ。そしてその先には山頂をしめす日の丸の国旗が掲揚されています。
「ッシャー!最後のひと頑張り、山頂めざっそぉー!!」
もうすぐ9合目。
そして9合目。
ここから山頂まで400メートル。
おいら達、山頂に向かって歩くこと約20分。最後の鳥居が見えてきました!
そして最後の鳥居を無事通過。そんでついでに組手の立ちにてパシャリ!
おいらやっとのことで、みんなが待つ山頂へたどり着いたのでした。
いや~、辛かったっす!
そしてさっそく山頂で、6人そろって記念撮影。
「う~ん、みんないい顔してますね!」
しかーし!
おいら昨年に続いて、ここへ来て高山病の症状を発症。
吐き気をもよおし、しばし休憩。
本来なら富士山頂名物、疲れた身体に命を吹き込む通称「いのちのトン汁」を頂くところですが、その前でダウン!
※「いのちのトン汁」をご存じない方は、おいらの過去ブログにてご確認ください。
でも、おいらに休憩している時間はありません。
5合目では、帰りのバスが待っています。
下山に先駆け、もう一つ。【富士さん】火口へご挨拶。
「【富士さ~ん】、無事全員で登頂させてくれてありがとうございましたぁ~!押忍!!」
さあ下山です。
おいら毎回思うのですが【富士さん】は登山がキツイが下山もキツイ。
砂と砂利まじりの下山道が延々と続きます。
延々と下山道を下り、ついに麓の街が見える場所まで到達。
後は一気に駆け下りて、おいらの【富士さん】登山は終了したのでした。
おいら今回思いました。
おいらは今年で富士登山10年連続10回目。
毎年毎年、辛い思いをして登頂。やはり【富士さん】は一筋縄では行きません。
実は今回は、ブログのタイトルにもあるように最後の登頂と決めていました。
初めての日中登山だったため、いつものような寒さと眠気に苦しめられることはありませんでしたが、やはり高山病を発症したおいら。
食べ物もあまり摂ることが出来ず、体重も2Kgダウン。
やっぱりきつかったです。
正直、もういいかなって!
でも、今回一緒に登った5人が素晴らしかったのです。
昨年も一緒に登り、登山のペースを作ってくれた○田さん。
この登山を楽しく盛り上げてくれた若手2人、○村くんと○林さん。
【三浦道場東京支部】代表、長年の夢だったと初参加してくれた○シさん。
そして今回の最年長、おいらの6歳先輩○西さん。
特にこの、○西さんが素晴らしかったのです。
それは本8合目付近、他の5人から少し遅れて登る○西さん。
息はゼエゼエ、汗だくになり、やっとのことでみんなが待つ休憩地点に到着です。
「○西さん、大丈夫ですか?」と、仲間からの問いかけに、
おいらの想像は「大丈夫じゃないです。辛くて死にそう!もう帰りたい!」
でも○西さんの口から出た言葉は、、、、
「たっ、たっ、たのし~いぃ~!!」
おいらこの言葉に衝撃を受けました。
そうです。ものごとは、その客観的な状況で判断されるべきものではないのです。
その当事者が、どんな想いでそこに向き合っているか、その状況で何を感じているかがすべてなのです!
おいら最近、老眼がひどくなり、日々体力の衰えを実感しています。
しかし、気持ちはまだまだ若いつもりです。
どんなに困難でも、自分でやりたいと思ったことには、正面からぶつかっていきたいと思います。
来年のこの時期、もしおいらが【富士さん】に登りたいと思ったとしたら、もう1度チャレンジしたいと思います。
そしてもう1つ、2段の黒帯を頂いた【三浦道場】の空手。
7年前にやりたいと思い、7年間続けた空手。
おいら空手が好きですし、まだまだ上達したいと思っています。
難しい型を習得し、西尾先生のようなカッコいい組手が出来るようになるまで、おいらあきらめません。
これからも自分の気持ちに正直に、カッコいい空手家を目指し、まだまだ【おやじの空手道】を続けます。
今後とも宜しくお願い致します。
押忍!