次に下車したのは「極楽寺」。
ここ。「最後から二番目の恋」で見てた~
そうか。こんな距離感だったのね。
それに「海街diary」の主人公たちが暮らしている設定もこの極楽寺。
緑が深く、小川も流れていたりして気持ちが落ち着きます。
極楽寺で下車する人が多かったのは成就院のあじさいを見に行く方々だったのでしょう。
今回はじっくりと見て回るだけ時間が読めなかったし、262株のあじさいを眺めるのは見送り。
とりあえず極楽寺坂切通しを辿ることにしました。
切通しといえば、山や丘などを削って人や馬が通れるように切り開いた道のことで、「青の炎」の中では「釈迦堂切通し」が彼らの通学路の一部である設定になっていました。
釈迦堂切通しはとても不思議な空気が漂っていそうな景観でとても興味があったのですが、駅周辺ではなくそれこそ時間がかかりそうだったため、残念だけれど足を運べず。
崩落の危険があるため立ち入り禁止になっているとの情報は過去のもの?
今も継続されているのでしょうか…。
極楽寺坂切通しのひんやりとした緑の空気の匂いを味わいつつ歩いていくととても落ち着きました。
大きなヤマユリやホタルブクロの花も見つけて、海沿いの街でありながらとっても山の中にいる気分。
あれ?この辺を過ぎたあたりだっけ。
道路の左側の歩道を歩いていたら右前方から一瞬のざわめいた気配。
あら、はるな愛ちゃんがこちらへ小走りにやってくる。
あ、ぬっくん(温水洋一さん)も。
この時私は愛ちゃんのメイクに気を取られていてタカ&トシに気づいていませんでした
Cちゃんから後で聞いて、「あ、あれタカトシだったのね」ってくらい。
ちょうど道路脇にロケバスが停まってて、私たちが入口の横を通ったところに彼らが乗り込んで行きました。
なんかのロケだったんでしょうね~。
これも雅紀担Cちゃんが招いたミラクルのひとつかな?
道なりに歩を進めていくと左手に何やら人だかりのあるお店。力餅家。
予備知識も持たずに行ったもので、なんのこっちゃかわかりませんでしたが有名な和菓子屋さんだったんですね。
交差点で右手右手の向こうに海が見える。道がそのまま海に向かってる。
なんだか、懐かしい。
「あっち行っていい?」
「いいよ。」
海辺の道。
タイルの模様を見て反応する私。
「この模様、観たーーーーっ!」
見覚えあります。「青の炎」で。
しかしまずは砂浜に降りたかった。
思ったよりもしっかりと固い砂。
潮が結構引いていたのでつい誘われるように波打ち際の方まで行ってました。
波が引いた砂の表面叩いたらその部分が柔らかくなって水が湧き上がってくるのを楽しんだり(←子供?)。
歩いたわ。昔。来た来た。
この浜辺、ひとりで散歩されている方も結構いましたが、そんな様子もいい感じ。
やっぱりどうしても歩きたくなってずんずんと防波堤沿いに進みます。
もしかして、もしかして~。
来た。そうだよね。ここだよね。
紀子と秀一が語りながら歩いていたの、ここだよね。
私も好きなもの、書き出しましょうか(わかる人にしかわからない)。
二宮和也くん・にのちゃんの手・にのの薄茶の瞳・カズの声・カズくんの猫背・…。
ほんとは上がったらダメなんだけど、にのが眺めた景色も見たかった。
向こう側はすぐに海です。
かなり高くてびっくりしました
高いところは結構平気な私でも、お尻の穴がムズムズするような感じを覚えました
ここを台詞を言いながら視線を上げて歩くって、すごい。
駅から離れていそうだからここに来るのは無理だと思ってたけど、来ちゃったじゃないの。
やるじゃ~ん
砂浜からまた江ノ電の方向に向かいます。
しかし後になって思い返したら砂浜から道に上がったスロープ、秀一がロードレーサーを隠した場所だったんだと思う。
写真、撮っとけばよかったーっ
カラスととんびに気を取られてたんだよね。
民家の横の細い道。あちこちにあじさいが咲く静かな街を楽しみました。
小さな踏切では大きなカメラを提げたおっちゃんが江ノ電のベストショットを狙っています。
遮断機の機械の上にコンビニ弁当が置いてあったので、その辺で食べつつ電車を待つんだね。
電車が通り過ぎる時に警笛を鳴らしてたからふと見ると、通り過ぎた直後に踏切の中で遠ざかる電車の後姿を激写
しているおっちゃんもいました。危ないってば~
そのまま隣の駅に行ってしまおうかと考えたのですが、ふと気づいた。
「トンネル忘れてた~」
江ノ電には一ヶ所だけトンネルがあって、それが極楽寺駅と隣の長谷駅との間。
通りたい。戻っていい?すんまそん。
また力餅家の横を通って極楽寺坂切通しを戻る。
一度通った道は早いんだよね。
極楽寺駅の横の小さな赤い橋の上でトンネルから出てくる江ノ電の姿を楽しんでから、次にやってくる反対方向行きの電車に乗りました。
極楽寺トンネルは単線のトンネルだからちっちゃ~い
電車でゴトゴト、それでも15秒くらいかけて通り抜けました。
激写おっちゃんがいた踏切を抜けたら間もなく隣の長谷駅に着きました
。