四葉のクローバーを探したことはありますか?見つけたことはありますか?
最近では四葉のクローバーを樹脂で固めたキーホルダーやストラップ飾りなんかも見かけます。
これは「シロツメクサ」という白い花が咲く、公園などで見かけやすい草です。「詰め草」の名のとおり、昔、海外からの輸入品の梱包の隙間に詰めるのに使われて日本に入ってきたとのこと。
つい、「シロツメクサの 花が咲いたら さぁ、行こう ラスカ~ル」と歌ってしまうのは私だけではないでしょう。
楕円の葉が3枚ついているのが通常のクローバーのかたち。集まった葉の中央近くに円を描くように白い筋がはいっていることが多いです。
では、これは何?
クローバーの図柄としてよく見かけるのはこのかたちではないでしょうか。
二つ折り線のはいったハートの葉が3枚集まったこのかたち。
葉のかたちがきれいにハートマークになっているのがわかりやすい。
図柄モチーフだけでクローバーを知っている人にシロツメクサとこちら、どっちがクローバーかと訊ねたらかなりの確率でこちらを指すことでしょう。グリーンハートはこっちのかたちですよね。だって、モチーフとしてはハートの形がはっきりしてかわいいんだもん。しかたない。
花びら5枚の黄色い花をつけます。植木鉢や花壇、道端やアスファルトの割れ目にまで生えている姿を目にしたことがあるのではないでしょうか。
これはカタバミといって、種類によっては少し赤味がかっているものや大ぶりでピンクの花が咲くものもありますが、先に述べたシロツメクサとは種類が違うものです。
オクラみたいな形の、種が熟したさやに触れるとなんともいえない感触ではじけます。
カタバミもシロツメクサのようにごくまれに四ツ葉をつけたりすることがあるようですが、ほんとにごくまれです。
(あ、ちなみにシロツメクサの四ツ葉には遺伝的な要素が含まれるとの説があり、ひとつ見つけたら同じ茎をたどってみるとまた見つけやすいみたいです。根が残っていたらまた同じ場所に四ツ葉をみつけられる確率は高そうです。)
クローバーという名前ではないけれど、しっかりくっきりした葉のハート形が見ているこちらまで楽しくしてくれそうです。雑草、と片付けられてしまいそうですが、カタバミで一鉢作ってしまいましたよ
シジミチョウが寄ってくる小さな野原ができました