香港で大規模なマンション火災が起き、
大勢の方が亡くなられた。
ご冥福をお祈り致します。
煙突効果を助長するような建築構造も
さることながら、
外壁工事の足場が竹で組まれていたことに
驚かれた方々も多いと思う。
「タケヤブヤケタ」
と言うぐらいだから燃えやすいことは
周知の事実だ。
今から十数年前、中国本土のある都市に
自社工場を建てることになり、
建築途中で監査したことがあった。
その時に、足場を使って建物周囲の確認を
して回った。
この時、目を疑ったのは、足場の通路が竹製
だったこと。
普通は金属のメッシュプレートのはずなのに、
竹籠のようなもので、踏み抜きはしないかと
不安だった。
これが中国の現場なのか?
タイムスリップしたような気がした。
しかしこの時は通路だけが竹で、
足場の柱は金属パイプだった。
そんな状況を見ていたので今回の事故も、
さもありなんとは思ったものの、
まさか今でも全部竹とは恐れ入った。
安全管理が後回しでは事故に巻き込まれる
可能性が高くなるだけに、気楽に行ける
国ではないなぁ。
足場といえば
「塔成れば足代を取り払うが如し」
なんてのを思い出す。
センセイに纏わる書籍、伝説、称号などは
全て足代で、足代を外して出てくるものが
「地球民族主義」で「絶対的幸福境涯」なら
目出度し目出度し。
しかし残念ながら創立百年で現れるのは
「衰退」「虚像」「撤退」
が完成形っぽいから、足代は絶対に外せない。
てことは「永遠の迹門様」になってしまう。
もっと頑張れよ、弟子たちw

