アカペラ | 河童の川流れ 「いい夢見ろよ~ あばよ!」

河童の川流れ 「いい夢見ろよ~ あばよ!」

分かる人しか分からない落書きメモ。
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「カラオケ」という言葉を初めて世間に浸透させ

たのは、作曲家のすぎやまこういち氏だと思う。

 

’70年代にFM東京で土曜日の午後に

「サウンド・イン・ナウ」という番組が放送

されていて、その中の「カラオケ・コーナー」

を氏が担当していた。

ワタシはいつもラジカセでエアチェック

(死語w)していた。

 

ヒット曲の歌手用オリジナルカラオケなので

主旋律がなく、これにテンポを合わせて歌うには

かなりの練習が必要だ。

当時、その希少性もあり、仲間内では音源の

コレクションが流行っていた。

そのうちに高音質で保存したくなり、

親にねだってコンポーネント組み合わせの

ステレオを買ってもらった。

この辺りからオーディオマニアになったかなw

今でもその時のアナログテープが少し残っている。

 

当時、歌謡曲のレコードからカラオケを

得るための電子的手法が考案され、

大手メーカーのステレオにはその機能が

付いているものもあった。

ワタシは得意の電子工作で、それ用の

アダプターを作ったことがある。

原理は簡単で、ボーカルはセンターに定位する

ことから、その音声はLとRに同量含まれている。

LとRの一方の出力波形を位相反転させてLR合成

すれば中央定位のものは打ち消されてLRに固有の

成分だけが残る。

これでセンターはほぼ消える。

当然、ステレオはモノラルになってしまうけど、

歌手に入れ替わって歌うことが出来た。

 

その後、時代はレコードからCDになり、

シングル盤ではなんと、オリジナル・カラオケが

添付されているではないか。

これで、その時代でのカラオケの希少性は

消失してしまった。

 

代わって現代ではAIによるボーカルカットが

出始め、アルゴリズムは知らないけど、

楽曲からカラオケを、或いはボーカルのみを

抽出することが出来る。

それ用の無料変換サイトや専用アプリもある。

デジタルデータなら論理演算でどうにでも

なるんだろうな、知らんけど。

 

でもこれはアカペラで抜かれてしまう歌手に

とっては辛いだろう。

ワタシも幾つか生成してみたけど面白い。

定位にもよるけど、バックコーラスも消えて

しまったり、アカペラに残響が付いたりする。

 

そんなカラオケ音源は、歌うというよりも

自作ビデオのBGMなんかに利用しやすい。

 

あ、本幹最後で誰かさんがやってた唱題の

ステレオ音源があれば、導師だけのアカペラを

抽出できるはずだ。

何と言っているのかクリアに聞けるだろうな。

てゆーか、やっぱり分からない、という事実が

クリアになったりして。♪チ~ン

なんのこっちゃw

 

オマケ

唱題する老人のイラストをAIで生成したら、

どういう訳か似すぎちゃってモザイク。

あ、いつの間にか改宗してるしw