職場に東北出身の先輩がいる。
方言が全然抜けなくて、話が分かりづらい。
先輩が電話で業者と話をしている。
「だから~、スーじゃなくてヌだってば」
「ちがう、イズ、ヌー、サンのヌ」
余計分からなくなるw
ワタシは現在、故郷の東京を離れて西の方に
住んでいる。
だいぶ長くなってきたので自分では
バイリンガルだと思っている。
言葉を使い分けているのに、こちらでは
「河童さんは関東ですか」
と直ぐに見抜かれる。
こちらで標準語を使うと、友人からは
「気取ってる」と言われる。
東京の友達と話すと
「河童、なまってる」と言われる。
どうすりゃいいの。
会内でも似たようなもんだ。
そこにたまたま外さんがいても、平気で
仲間をヘンな役職名で呼んだり、啓蒙とか
掘り起こしとかローラーとか、内確とか
連れ出しとか玉突きとか、
内同士でしか通じない謎の言葉で会話する。
入会直後は本当に戸惑った。
あ、これは会内全国共通なので
方言ではないか。
しかし仲間内でしか通じない言葉の
なんと多いことよ。
元々、背景にうしろめたさがあっての隠語
だったんぢゃないの?知らんけど。
でも日常的過ぎてそれを忘れているのが怖い。
言葉と生きていくはずなのに
ヘンだとは思わないのだろうか。
ワタシも使うんだけどw
「特許は言葉が命だ。よし、昇格試験だ。
これが言えたら今日から君は知財課長だ……
東京 特許 許可局 許可局長 今日 急遽 許可却下」
「簡単です。東京 特許 許可局 許可局長
今日 急遽 休暇 供給 許可却下」
「!…飛び級だ。知的財産圏 第九係争本部
商標拡大部 勝利部長を任ずる」
「はい、これからも言葉と生きていきます」
みたいな。
関係ないね(柴田恭兵風に)w