芽が出ない | 河童の川流れ 「いい夢見ろよ~ あばよ!」

河童の川流れ 「いい夢見ろよ~ あばよ!」

分かる人しか分からない落書きメモ。
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河童農園で定植する苗は、すべて種から育てた

ものだ。

 

以前は種を直接、育苗用のポリポットに蒔いて

いたけれど、使う土の質によって発芽率がかなり

異なることが分かった。

苗用の野菜培土よりも種まき培土を使う方が

成績がいい。

 

しかし同じ種、同じ土でも一ヵ月前には発芽

したのに、そのあとに蒔いたものは全く発芽

しないなんてことがある。

違うのは気温が少しずつ上がっていることだけだ。

 

土のpHとか、入っている肥料の影響、与える

水分量など、温度ごとに一定の組合せが揃わないと

ダメなのだろうか。

待ちくたびれて土をほじくってみると、種が

消えてなくなっていたり、腐っていたり、

全く発芽せずにそのままだったりする。

 

土の中には何が入っているのか分からないが、

温度との組み合わせで、その何かが発芽を抑制

しているはずだ。

それを突破するトリガーさえあれば、あとは

その同じ土でも成長は続く。

 

そこで辿りついたのは、未知の培土にそのまま

種を蒔くのではなく、発根した後に種を植える

という方法。

 

周囲が適温の時期に、食品トレーにキッチンタオル

を敷いて、水をひたひたにしてから種を蒔く。

多くが嫌光性種子なのでトレーに遮光性の蓋をして

暗くしておく。

あとは題目を唱え、根が出るのを待つw

 

一般的な野菜は3~10日程度で発根する。

あ、発芽って言うけど殆んどは発根が先なのでw

 

水は切らさず入れ過ぎず。

根が2~3mm出たらピンセットでつまんで

ポリポットの培土に浅く植え直す。

こうするとトレーでの発根率は90%以上、

ポットに移してもそこから90%程度は地上に

発芽している。

 

サカタのタネHPより

トレーで上図の左から2番目になったら、

まさに2番目のように培土に植える。

 

根さえ出てしまえば環境が多少変わっても

その勢いが続く感じ。

あとは定植苗の大きさになるまで適度に水やり

して成長を見守りながら茶をすするw

 

トレーで4日、ポットで4日目のキュウリ。

ポットで3日目には上図右から2番目になった。

この時は100%の発根・発芽。

 

因みに、種は植える前に数時間ほど水に浸けて

おくといい、なんて話もあるけれど、ワタシは

あまり優位性を感じないので、トレー式にして

からはやっていない。

豆類など大きな種は腐りやすくなるし、

薬剤で表面処理されてる種も多いからね。

ゴーヤとか硬い種ならやるけど。

 

トレーという外乱の少ない状態を経由すれば、

それがトリガーとなって目覚めやすい、って話だ。

 

あくまでも素人の実験なんだけど、季節的に

急いでいるのに何度やっても芽が出なくて

お困りの方は一度お試しあれ。

 

お前もなかなか芽が出ないぢゃないか、

と言われ続けて幾星霜。

でも非活になってオアシスでまったりしていたら、

ほら、季節はずれの芽が出て来たぢゃないか。

 

老人性イボではないw