車やバイクでは、路面が滑りやすかったり、エンジン出力が出過ぎた時、駆動輪が空転することを防ぐ装置として「トラクションコントロール」がある。
各車輪の回転数差を監視し、一定以上の値を検出すると空転とみなして制御介入する。
雨の日や雪の季節では心強い味方であり、暴走を未然に防ぐ装置とも言える。
現在では車両の安全装置として広く定着しつつあり、バイクでも中型以上に義務化されたABSとの技術的親和性が高いため、装備が拡大している。
会の活動でも、暴走する過激な活動家を抑えるこのような仕組みが欲しいところだ。
しかし会の現場にとっては暴走してでも得られる成果は欲しいようで、自己責任と言いながら賞賛して煽るばかりで放置されている。
社会問題になっても、会はそのような指導はしておりません、一部の人間の行き過ぎた行動です、と言って逃げるのが常套句。
こんなことで全体の評判を下げられ、真面目で純粋な多くの会員が、どれだけ傷つけられたことか。
もうどうでもいいんだけどね。
あ、非活化、高齢化が進んでトラクションコントロールみたいにはなってるかw
先日、冬にしては暖かったので久しぶりにバイクを冬眠から覚ました。
ワタシのリッターバイクは、高回転型のエンジンに加えてクロスミッションなので、ローがセカンドに近いギヤレシオだから低速トルクが薄い。
従って発進時のアクセルはいつも煽り気味。
なのでラフにクラッチミートしようものならホイルスピンしやすい。
休みの夕方、中学校の近くの交差点を左折しようとしたら、横断歩道を大勢の男女中学生たちが渡っている。
部活帰りかな、列が切れない。
早く渡れ、クラッチが重いんだよ、と思っていたら、横断歩道の真ん中で何人かが立ち止まってジャレ始めた。
イラついたので4気筒レーサー風味の空ぶかしで煽った、いや、促したw
おめでとうございます。
いつもより多く回しておりますw
彼らが慌てて渡り終えたので、スロットルの勢いをそのままにスタートしたら、左折で車体が少し傾いていたから後輪が空転してズルっと横にスライドしだした。
やば。
バイクは重いので一定以上傾くとワタシの細い足では支えられなくなる。
ここでコケたら超恥ずかしいぢゃないか。
地面に蹴りを入れて立て直そうとした瞬間、トラクションコントロールが働きグリップを回復して起き上がり、そのまま鬼ダッシュ。
遠ざかる爆音と排気ガスの臭いを残して走り去った。
どうだ恐れ入ったか、横断歩道上でふざけてんぢゃないよ、メットの中身はスカしたアンちゃんぢゃなくて思慮分別が怪しいヘンなオッサンなんだぞ、オマケに危険な元活動家だ、ギンギラギンにさり気ない警告と受け止めよ、音はこけおどしぢゃなく3秒台で百キロ出ちゃうんだぞ……と思ったその時、
左折のウインカーが点きっ放しだった。
焦りダダ洩れ中。
ドヤ顔が萎えた。
