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FiX the Right WAY......IN MOTION
from model to model as well as from year to year
ご拝見ならびにご拝読 誠にありがとうございます
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■ FiX your GT ■
GT40など当時のフォードの熱い想いが込められた称号”GT”モデルです
フォードにとっては念願のルマン24時間レースを制覇した年に出荷された一台・・・です
※ GT ➡ Grand Turismo type of car
今回の運びは、いつものドライブ中にオーナーがトランスミッションに五感で異変を感じ、
トランスミッションジョブに取り掛かることになりました
さて、オーナーの五感で感じたご判断、「F☆ckin' Now!!」は
的中するのでしょうか・・・?
Dual Range C4
1964年に市場にデビューし、1982年には進化した"C5"となり、
1986-87年まで続いたロングセラーモデル・・・です
パンを開けてみました
なるほどです 結構きてます・・・
ドリップトレイに見えるオイルも茶色系に変色しています
そして、ATFの匂いもヤバめ・・・です(Burn)
バルブボディをパかッと外し、ギア&クラッチユニットを覗いてみます
現時点ではガチャガチャにはなってなさそう・・・です
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ポンプを外してしまう前に入力側のエンドプレー(推力側のガタ)をメモっておくのも
インポータント・・・です
この時点ではコンマ034インチです
スペック内に入っていますが、減ったスラスト等を交換していくと
値が仕上がるころには変わってくるので、最後にバッチリキメていきます
ちなみに調整用のスラスト(セレクティブ)もバラす前にバッチリ来横させてあります
サーボのケースの中はだいたいこんな感じ
ドロドロでもビビらなくてもオキドキです
ただ、ここに共締めしてあるタグが見当たりませんでした・・・
ケースまわりのすべてパーツが外れ、丸腰になりました
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歴史の中でオイル交換の時にシーラカンスが使用されています
細かなハイドロラインに入り込んでしまわないよう、除去していきます
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スレッドの中にもシーラカンスが入り込んでいるので
割とタチが悪い・・・かもです
ポンプの取り付け部分のスレッド
ここもいいトルクでキメないといけないので慎重に取り扱う必要がある・・かもです
スレッド(ネジ山)ブッ壊してドロンするシーンが
最も多いセクションです
ワンウェイクラッチの感じは悪くないです
ただ、ここもレースごとごっそり一旦外します
そうしないとあるパーツが交換できないから・・・です
ポンプももぐら部隊でバラして一つずつインターナルパーツを
チェックしていきます
ポンプのガスケットは新車から装着されている材質のモノです
恐らく分解は出荷から55年後の今日・・・ということになりそうです
Drive & Driven Gear
ビジュアルチェックは大丈夫そうです
あとはクリアランスをシビアにチェックします
ちなみにドライブギアはエンジンと同じスピードで
ブン回り・・・ます
ですので、ライン圧も回転と共にギンギンに上がってしまうのを
防ぐため、ある調整機構もオートマには備わっています
ポンプのブッシングは偏摩耗していました
先ほど述べた様にドライブギアはエンジン回転と同じスピードで
回るので偏摩耗により、どのような障害がでてくるかお分かりのはず・・・です
ここもある意味オーナーのご判断「F☆ckin' Now!!」が正しかったと言えます
★
★
ポンプを組み付けていきます
トルコンを作業台代わりにして突き進み・・・ます
ポンプとステーターシャフトを合体させてポンプセクションは完成です
Reverse-High Clutch
名称の通り、3速とバックの時に油圧が掛かるクラッチです
frictiuon、bushing 他、消耗品はアウトです
こちらのブッシングもアンダーテイカー行き・・・です
現物と適合させてから古いパーツを外していくのも
インポータント・・・かもです
適合しないモノがキットに含まれているのも珍しくはないです
Its それがアメリカン
ブッシングも無事おさまりました
steel & frictionもオールニューにして組付け完成ですが、
油圧ピストン側に問題が発生していました
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ピストンのシールが仏恥義れていました
オーナーの五感的中です
変速やショックがいつもと違う・・・というのを五感システムが無事キァッチ
ピストンシールが仏恥義れると油圧がピストンに伝わらず、
クラッチが滑ったり、つながった時には勢いでショック・・・が発生したりします
続いてFoward Clutchに駒を進めます
フォワードクラッチも結構くたびれています
frictionも結構焦げた感じが見受けられます
Ummm...またもやオーナーの五感システム的中・・・・
フォワード側のピストンシールはアウトサイド側がバラバラ・・・です
フォワードクラッチはパーキング&ニュートラル、バックアップ以外
前進の時は常時油圧が掛かっているクラッチです
今回のシールのダメージは経年的なモノですが、健康なシールでも
油温がバカ高くなる使い方をすると、シールの寿命は一気に縮まってしまうようです
-マスタングGT-
的中「F☆ckin' Now!」
続いてヤバめの箇所はあらわれるのでしょうか・・・?
づづく・・・
1966 Mustang Production figures
63A 2door Fastback Standard 27,809
63B 2door Fastback Luxury 7,889
65A 2door Hardtop Standard 422,416
65B 2door Hardtop Luxury 55,938
65C 2door Hardtop Bench Seats 21,397
76A Covertible 56,409
76B Convertible Luxury 3,190
Total : 607,568台
※手持ちのマスタング辞典より
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五感重要です
ドライブ中に、
普段と違う匂い、音、振動、感覚・・・等感じましたら、急遽チェックが必要です
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OLD HOUSE
DIAL* 045 591 9695
MAIL* superior_olds007@ybb.ne.jp
CALL or VISIT
TODAY
your #1 workshop
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■余白コーナー■
余白を使ってたまに思いついたモノを披露したいと思います
当方、博士でもジャーナリストでもないので、
説明文はほぼ引用です
■ Ford GT40 ■
These three GT 40's carried
the Ford colors in the firm's unsuccesfull first
Le Mans try in 1964.
"Firm"に登場したワークスカラーに塗られた3台のGT40
ルマンへの初の挑戦となった1964年は奇しくも残念な結果となりました
ただ序盤は連勝フェラーリチームを恥義っていたみたいです
64年はまだスモールブロックだったようですが、悲願を達成した時のモーターは
確かビックブロック427
まさにアメリカンドリーム・・・・BIG BLOCK FORD
Yours Truly