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今回はGM製トランスミッションTH350トレイニーOH風景の最終章です
前回、ロー、リバースユニットをケースに組み込み~作動チェックまで終了
しています。

ギアユニット類を点検~洗浄組み付けします。 スラストベアリング、ブッシュも点検そして、交換していきます。

ギヤユニット、クラッチユニットを順に積み上げていき、一気にポンプまでケースに装着します。
ポンプボディはストレートアップしておいたので、ケースに吸い込まれるように取り付けできました。
●エンドプレーを計測します。

【Photo:left】 そして、
これが、コントロールセクション”バルブボディ”です。 今回の感じでは、バラす必要がなさそうな状態でしたが、時間もとれたのでバラしていってみましょう。
自動車修理の場合、無理にバラさなくてもいい箇所も結構あります。逆にバラしてしまって取り返しの付かなくなる場面に遭遇することもあります。どつぼです。

【Photo:left】
バルブボディの中でせっせと働くバルブと
スプリング軍団です。
径の違うバルブ、径と固さ、太さの異なる
スプリングがたくさんで構成されてます。
一気に点検~組み上げまでいきます。
この間は、電話も出れません。

リンケージ類を取り付けます。
パーキングブレーキに正常に入るかも確認できます。
ケースにチェックボール(4balls)を
所定の位置に置いていきます。

プレート、G/Kをセットしてバルブボディをケースと合体させます。
アルミのスレッドに充分注意しながら、
締め付けていきます。
すべての作業は指定トルクに従い進めていきます。

【Photo:left】
ガバナ【左】
バキュームモジュレーター【右】
この二つのパーツが、車両のスピード、
エンジンの回転、負荷等を検知して、
それぞれ主張と譲歩を繰り返し、シフトアップ、ダウンを行っていきます。
◆ JOB DONE 乾杯です ◆


さりげなくペイントして完成です。
フラッシュの関係で色が違ってみえますが、今回着工したトレイニーです。
TH350 Trans Mission: 前進三速。スムーズなシフトup/down で、難しい調整もありません。
ストリートにおいては、強度も十分です。また、ビックブロックイコール
TH400がどうしても必要という訳でなく、このTH350&454cu.in エンジ
のペアで10年程ドライブされておられるお客様もいらっしゃいます。
超重量車プラス、トーイングですと難あり。
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