小手鍛え(こてぎたえ)は、
伝統の鍛錬法です。
互いに、掛け受けから掌底、
裏に返して引き受けつつ、
掛け受けへ。
これを繰り返します。
小手を鍛えることはもちろん、
集中力を高め、
体幹を中心に全体をガチッと内に締める、
剛柔流ならではの円運動と
呼吸法による稽古であり、
型や組手とは
また一味違う緊張感と楽しさを
味わうことができるものです。
相対する呼吸法がぶつかり合いながら、
一つの空気、
空間をつくり上げる稽古でもあり、
練度を上げるほどに
手応えはグッと増します。
この延長にある、
カキエの稽古はさらに面白い。
まだまだ伸びしろが大きい、
これからが楽しみな仲間たちです。
追記
春先以降、出稽古等を再開しています。
空手道や柔道、柔術の指導者、
キックのプロ、ジムのインストラクター、
その先々での指導者にふれるたびに、
良い刺激を得ることができます。
厳しさを増す現代社会に
コロナ禍が加わり、
さまざまな胸の内を
うかがうこともありますが、
取り組みに波はあるなかでも
みな自分の軸を持ち、
模索を続けているからこそ、
よい影響を及ぼし合う
ことができるものと思います。
いいものは、いい。
そのような存在感が
ますます際立つ時代となっている。
その想いを
強くしています。
3つ、再掲します。
