渡辺道場の渡辺です。
今日、新たな体験入門の子が来ました。
カンタとカイシロウと仲良しの同級生です。
先月入門のハルヤと同じく、小学6年からのスタートは、周りが既に出来上がっている人が多く、かなりの差があるので、その中で追いつき、追い越すのはなかなか難しいものがあります。
これは空手に限った事ではなく、どのスポーツでも言える事なのですが、空手は段位がある分、やはりキャリアが物を言います。
帯の色で強さが決まる訳ではないのですが、やはり帯が黒になっていない状態で、黒帯を相手にするとどうしたって気遅れをしてしまいます。
逆に黒帯を巻くと自信と自負も有りますので、精神的にも優位に立ちますし、意地でも負けられないとの意識からも、強いのですよ。
そんな中でも、本人が「空手をやりたい」と言い出したのだそうです。
小学生の内に何処まで強くできるのかは、やってみないと判りませんが、本人に強い意志があれば頑張れるでしょう。
直ぐに試合でどうこうと考えなければ、自身の体力増強と精神修養としては、歳は全く関係無いですからね。
先ずは体験、バリバリ来て貰って構わないので、楽しんでください。
で、「自分のことのように嬉しい」と言うのは…
その子のお母さんから聞いた話と、本人から聞いた話なのです。
先ずは、お母さんからの話。
いつの話なのかは聞きませんでしたが、以前、カンタが学校の行事で、形の演武を披露した事があったそうでして。
「いつもウチの子供達と仲良く遊んでいるあのカンちゃんが、凄い形を打っていて、見入ってしまったと言うか、驚いたと言うか、魅了された?と言って良いくらいカッコ良かったのですよ。」と。
空手の形を知らない人からすれば、衝撃だったのかもしれませんが、いずれにせよ、カンタは人を惹きつけるだけの演武を見せたのです。
どんな事でも、大の大人を感動させるって、凄い事ですよ。
嬉しいじゃないですか。
そして、見学に来た彼、本人からの言ですが…
今日は、基本と形の日なのですが、昨日の大会中に足を負傷したカイシロウに、「ソラ(3月入門)と彼に、先ずは礼の仕方とその場での突きの仕方を教えてあげて。」と任せていまして。
途中から私も、一緒に説明に入りましたが、その中で「先ずは自分の身を守れなければ人を助けられない」との話をしていまして。
「強くなければ人を守れないし、優しくなれない。」と話していると、「カイシロウは優しい。」と彼が言い出しまして。
元々、カイシロウが優しい子だとは知っていましたが、改めて人の口から聞くと嬉しいですね。
カイシロウだけでなく、ウチの道場の子達は皆、穏やかで優しいです。
それでいて、試合ではどの子も気迫溢れる戦いを見せるのですから、素晴らしい。
試合の勝ち負けは、また別の話ですし、何より人の事を考えられる子達だと言うのが嬉しいですよ。
これも、本人の資質と親御さん達の家での教育に寄る所が大きいとは思いますが、何処に出しても恥ずかしくない、自慢の弟子達です。
更に言うと、今まで在籍していた彼らよりも上の子達が優しくて面倒見が良かったと言うのもあるのでしょうね。
新たな仲間が増えるのも嬉しいですが、カンタとカイシロウのこんな話を聞けたのが、自分のことのように嬉しかったです。
静岡県静岡市清水区の空手道場
剛柔流空手道 渡辺道場
練習場所
月・水・金 19:00〜21:00
清水三保体育館武道場(旧東海大学第一高校)
木 19:00〜21:00
清水三保第一小学校体育館
お問合せ 090-8321-0211 渡辺まで
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