今日は、お休みを貰って、月一度の母の病院に付き添いで来ています。
ウチの会社は、早めに届けを出せは、周りがしっかりフォローをしてくれるので、結構、休みを取らせくれるのです。
ありがたいですね。
母は昭和17年生まれで、今年78歳になります。
40代に乳ガンを患いましたが、その後は定期検診を欠かさず、再発も無かったのですが、70を過ぎて肺にガンが見つかりました。
ですが、年齢的に進行も遅く、経過を観て貰っていますが、特に変化も痛みも無く元気そのもの。
手術をして取り除く事もできましたが、痛みや苦しみも無いのに、入院と手術で体力を落とすよりも、緩やかに〜自然に〜と、「敢えて何もしない」と言う選択をしました。
ところが、数年前に大腸にもガンが見つかりまして。
こちらは、腫瘍が結構大きくて腸が詰まってしまう為、食欲自体が無くなってしまうのは宜しくないと、直ぐに入院して取り除きました。
この辺りから、物事を考えるのが億劫になってきたり、物忘れが多くなってきまして。
計算を間違えたり、口座への入金や支払いを忘れたり、提出しなければならない書類を出し忘れたり、指定された病院の診察日を忘れて行かなかったり。
病院に行っても、医師に言われた事を私らに上手く伝えられなくなってきて、「これはイカンな」と。
いや、日常生活では何も困らないのです。
家事も食事も自分でできますし、毎日、散歩を欠かさないくらい、元気に動けます。
同居していますが、階が違い、毎日、顔を合わせてはいるものの、生活のサイクルが違うので、自分で何でもやってくれているのは助かります。
人の判別も普通にできるし、会話もごくごく普通にできています。
ですが、何をしなければいけなかったのかとか、しまった物を思い出せなかったり、たった今した事が判らなくなってしまう事が多くなってきたのですよ。
月に一度の通院は、総合病院内の複数の科にかかるのですが、一人で行っても、結局、言われた事を覚えていられないので、去年の通院から私が付き添う事にしたのです。
その間、抗ガン剤による治療とかもしましたが、その都度、会社には迷惑をかけたなぁとは思いましたが、気持ち良く休ませて貰えるのは本当にありがたい。
母は、清水ではそこそこ名の通ったお菓子屋に嫁ぎ、家業に家事にと、ずっと働き詰めでした。
仕事だけに生きた人でしたので、仕事を取り上げる事により、更に痴呆が進んでしまうのではないかと不安に思いましたが、流石にお客さんに迷惑をかけてしまう訳にはいかないと、2018年を以て、永らく続けてきたお菓子屋も閉めました。
痴呆が進行してしまうかと思いましたが、今の所、問題も無さそうです。
仕事がなくなったので、暇すぎて曜日の感覚が無いようですが、それはまぁ、若くても良くある事でしょう。
そんな母との通院は、今まで何もしてきてあげられなかった息子としての、ちょっとした罪滅ぼし。
待ち時間に他愛も無い話をして、一緒にお昼を食べて、帰りに母の希望に合わせてお墓参りに行く。
何ともゆったりとした時間を過ごさせて貰っています。
「仕事を休ませてごめんなさいね。」
と、すまなそうな母の言ですが、「今日は何を食べる?」と、一緒に行く外食は楽しみにしているようです。
少しは親孝行になっているのかな?
今日は、診察が終わったら、遅めの昼食を摂って、お墓参りと母の運転免許証の返納をしてこようと思っています。
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静岡県静岡市清水区の空手道場
剛柔流空手道 渡辺道場
練習場所
月・水・金 19:00〜21:00
清水三保体育館武道場(旧東海大学第一高校)
木 19:00〜21:00
清水三保第一小学校体育館
お問合せ 090-8321-0211 渡辺まで
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