渡辺道場の渡辺です。
2月3日に行われた、静岡県空手道連盟の公認段位審査会での合格者の免状が届きました。
先のブログのとおり、我が道場からこの日に審査を受けたのは、少年初段にナギト、少年二段にリクとマナトの計3名。
段位も世の中に有る多くの資格と同じく、取れる時に取らないと、なかなか大変な物だと私は考えており、常々道場でも言っています。
空手部のある学校に進学して空手道部に所属すれば話は別ですが、中学、高校に上がれば、部活やその先の進学の為の勉強でも忙しくなりますし、大学進学や就職で遠方に行ったりすれば、学業や仕事でなかなか練習もできず、上位の段位の取得は難しくなってしまいます。
大人になれば、運動をする機会も激減し、歳を重ねる毎に体は思うように動かなくなります。
いざ、取りたいと思ったタイミングで、思うように取れるとは限らないのです。
だからこそ私は、「挑戦できる時には挑戦するように」と言い続けています。
年齢による制限は有りますが、公認二段を持っていれば、日本体育協会の「スポーツ指導員」の受験資格も得る事になり、公認三段を取得すると組手の「都道府県審判員」の受験資格を得る事になります。
当然、上位の審判員資格やコーチ、審査員の資格を得ようと思えば、更に上の段位が求められる事になります。
このように、空手に関する資格を得るには、公認段位の取得が必須となっているのです。
ちなみに、中学生までは「少年段位」で二段までしか取得できませんが、高校生になれば「一般」に移行できます。
三段を受験するには、18歳以上でなくてはなりません。
それに、上位の段位を受ける為には、取得後丸1年が経過している必要があり、一気に取る事はできません。
つまり、中学生のうちに少年二段まで取り、高校生になって直ぐに移行をしてしまえば、高校のうちは審査の事を気にする必要がなく、受験で忙しくなっても煩わされる心配がなくなり、大学進学や就職をして直ぐ三段を取りに行けてしまうのです。
ここまで取ってしまえば、諸々の資格取得を考えた時に、後は年齢が来るのを待つだけにできるのですよ。
全ての人が指導の道を歩む訳では有りませんが…人生は何処でどうなるかは分かりませんから。
かく言う私も、高校の部活で空手を始めた時は、今のように空手の指導をしている自分の姿など想像もしていなかったですからね(笑)
今はピンと来ないかもしれませんが…空手から離れた時期があったとしても。
将来、子を持ち、子供の成長の糧に空手を選ぶ事もあるかもしれません。
そんな時、段を持っていたらどうでしょう？
子供と一緒に稽古に臨めたら？
もしかしたら、通わせた所でお手伝いができるかもしれませんよね？
楽しくないですか？
私が公認段位の取得を勧めるのも…
忙しくて〜もそうですが、遠方に転居する事もあるでしょうし、空手から離れてしまう事もあるでしょう。
離れていたけど…またやりたくなったら？
移った先に、道場があったとしても、会派や流派が違って、その時にそことは別の会派の段位しか持っていなければ、一からやり直しなのです。
ま、経験があるから、進級や昇段は早いでしょうけどね。
また白帯からだなんて…やる気が失せますよね。
でも、公認段位を持っていれば、何処に行っても有段者として扱って貰えるのです。
頑張ってやってきた物を、無駄にさせたくないじゃないですか。
私としては…別にウチの道場じゃなくても良いのです。
何処に行っても、空手を続けていてくれれば嬉しいのですよ。
続けていれば、またいつかは顔を合わせる事もあるでしょうからね。
それに、私もいつまでやれるかは判りませんから。
もしかしたら、急に倒れてしまうかもしれませんよ？
ゆくゆくは、今居る道場生の誰かに引き継いで貰えれば嬉しいと思いますし、別に道場を持ちたいと言う人がいれば、全力で支援をしたいと思いますしね。
こうやって書いていると、私自身も勉強をさせて貰っているんだなぁと、改めて思えますね。
何やら取り止めもない話になってしまいました(笑)
合格、おめでとう！
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静岡県静岡市清水区の空手道場
剛柔流空手道 渡辺道場
練習場所
月・水・金 19:00〜21:00
清水三保体育館武道場(旧東海大学第一高校)
木 19:00〜21:00
清水三保第一小学校体育館
お問合せ 090-8321-0211 渡辺まで
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