阪本道場清水支部の渡辺です。
先週の話なのですが・・・。
阪本道場清水支部の初期メンバーの一人である、ユメが、久しぶりに顔を出してくれました。
高校卒業後、彼女はオーストラリアに行っており、帰国した時は、たまーに顔を出してくれていましたが、会うのも道場に来てくれたのも本当に久しぶり。
昨年、結婚したと言う話は聞いていましたが・・・。
何と、今回は、結婚したニュージーランド人のご主人を連れて、自身は道着に身を包んでの登場。
何でも、子供を連れて家族で日本に来ていて、1年ほど日本の実家で生活するのだとか。
ユメちゃん、お母さんですよッ!
凄い!素晴らしい!
ご主人も日本語上手いし、優しそうだし!
はぁ、時の流れの早さを実感しますね。
そりゃぁ、私も歳を取る訳だ!
前も書いたような気がしますが、彼女は凄い才能の塊だったのですよ。
ちょっと頑張れば、全少、全中は行けた素材だったと、今でも思っています。
高校でも続けていれば、インターハイだって行けたのでは?と思える程でした。
ですが、残念ながら、それは叶えてあげる事はできませんでした。
当時のユメは、難しいお年頃の中学生女子。
何を置いても打ち込める程に、空手を好きにさせてあげる事ができなかったのです。
結局の所は、何でもそうですが、好きになる事。
これが一番なのですよね。
ま、私の指導力不足と言う事に尽きるのですけど。
それでも・・・。
こうやって、道場に顔を出してくれる。
嬉しいじゃないですかッ!
これは、私が願う形の一つです。
私は、人はそれぞれ、環境の変化と共に、優先すべき物の順位が変動して当たり前だと思っています。
学校の勉強、部活、仕事、習い事、趣味、家族その他諸々。
空手を教えている以上、頑張って貰いたいとは思っていますが、私は「空手バカ」ではいけないと思っています。
勉強も大事、友達との時間も大事、家族との時間も大事と、常々門下生にも言っています。
空手が嫌になってしまう事もあるでしょう。
環境の変化で道場に通えなくなってしまう事もあるでしょう。
そうなったとしても、何かの拍子で、また空手をしたくなってくれたら良いなと思っています。
それは、私の所でなくても良いと思っています。
小学校で辞めてしまったとしても、進学した学校で空手部が有り、何となく入ったとか。
就職した先で、空手をやっている人が居て誘われて再開するとか。
大人になり、家族を持ち、子供と共に・・・なんて最高じゃないですか?
何処の道場でも同じような状況ではないかと思いますが、現在の空手は、子供のスポーツになってしまっています。
圧倒的に、中学進学時に辞めてしまう人(ウチはは皆、比較的長いですけどね)が多く、高校進学時に更に減ります。
そこで残っている人達が、高校空手部に所属し、選手として活躍して更に上に進みます。
今の日本代表の選手達の殆どは、子供の頃から続けていて、そこまで続けられるくらいに空手が好きで、勝ち続けている人達ばかりです。
ほんの一握りなんです。
ですが、選手として活躍する事だけが空手ではありません。
空手を通じて、何を学ぶか、何を教えられるか。
難しいテーマではありますが、私は、いつまでも経っても、空手を楽しんで貰えたらと思っています。
おっと、だいぶ脱線しました。
彼女には、是非とも日本にいる間は、自身が汗を流すと共に、後輩の指導をしてくれると有り難いですね。
何よりも・・・今居る子供達に、大人になっても空手を楽しむ姿を見せてあげて欲しいところです。
顔を出してくれて、本当にありがとうね。
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静岡県静岡市清水区の空手道場
剛柔流空手道 阪本道場清水支部
練習場所
月・水・金 19:00〜21:00
清水三保体育館(旧東海大学第一高校)
木 19:00〜21:00
清水三保第一小学校体育館
お問合せ 090-8321-0211 渡辺まで
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