審査結果 | 剛柔流空手道 渡辺道場

剛柔流空手道 渡辺道場

静岡県静岡市の空手道場です。
平成30年5月より、「剛柔流空手道 阪本道場清水支部」から「剛柔流空手道 渡辺道場」に名称変更しました。
令和6年4月に清水銀座本部道場を開設しました。

阪本道場清水支部の渡辺です。

 

今日、先日の公認段位審査の結果が来ました。

 

5人中、初段受験の4人は合格でした。

おめでとうッ!!

 

でも、残念ながら、一般二段は・・・。

流石に、二段以上となると、それなりの物が求められるのです。

 

組手は悪くないと思いましたが、形がちょっと硬かったかな と。

 

元は和道で学んで来た人間が、剛柔の形で挑戦したのですが、「しなやかさに欠けるな」とは思っていました。

「剛」の部分は良くても、「柔」の部分ですね。

 

「剛」と「柔」

 

「力み」と「脱力」

 

「動」と「静」

 

「緩」と「急」

 

相反するものですが、これが大事なんです。

 

ド緊張していたのもありましたからね(笑)

彼の目の前に、審査員として、何十年ぶりかに見る当時の師範が居たからかな?

 

ま、それも審査ってものです。

 

現状、二段としては足りなかったと言う事ですので、それはそれで真摯に受け止めましょう。

 

 

取り敢えず、初段の面々は、おめでとうございます。

 

でも、合格はできたけど、満足の行く内容でしたかね?

グラつきや揺れもあったし、私にはいつもの6割くらいの力しか発揮できていないように見えました。

多分、本人も解っているでしょう。

 

抜群に良かろうと、合格基準ギリギリだろうと、合格は合格です。

誰に何を言われようとも、それは変わりません。

 

足りない所が有ったと思えば、それを克服して、初段に相応しい実力、人物になれば良いのですから。

 

我が道場の阪本師範も常々言っていますが、「初段は車の運転免許を貰ったのと同じ。ここがスタートライン。」なのですよ。

 

正直な事を言うと、今回の初段受験者については、それほど心配していなかったのですよ。

「普段通りにやる事ができれば、何も問題は無い。」と。

公認初段なんて、ゴロゴロ居ますからね。

 

そこから先は、そう簡単には行かず、グッとハードルが上がります。

たゆまぬ日々の努力があってこその物で、練習を続けているからこそ合格できるのです。

高校や大学で稽古を積んでいる人達にとっては、二段、三段は至極簡単なものですが、それは稽古をしているのが当たり前の状態だからです。

来たり来なかったり、「審査前にちょっと集中して~」なんて考えではまず受かりません。

 

繰り返し言いますが、初段なんてゴロゴロいます。

空手に限った事ではありません。驚きもしません。

 

「初段」とは、字の通り、「最初の段」なのですよ。

まだほんの入り口です。

 

でも、二段とか三段・・・なんて言うと、ちょっとカッコ良くないですか?

 

まだまだ始まったばかりです。

空手を長く、楽しんでください。

 

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