休みにしなくて良かった。 | 剛柔流空手道 渡辺道場

剛柔流空手道 渡辺道場

静岡県静岡市の空手道場です。
平成30年5月より、「剛柔流空手道 阪本道場清水支部」から「剛柔流空手道 渡辺道場」に名称変更しました。
令和6年4月に清水銀座本部道場を開設しました。

阪本道場清水支部の渡辺です。

 

世間はお盆休みですね。

私も仕事は休み中なのですが、今日(14日)は暦では平日。

金融機関はやっていましたね。

お疲れ様です。

 

で、我が道場の生徒さん達も、「14日は殆どの人が休み」と、先週聞いていて、「休みにしちゃいましょうか」と、先週の水曜日の時点では休む事にしてしまったのです。

私も14日は、地元の夏祭りで、自治会活動に参加しなければならないというのも有りましたしね。

 

でも、「休みにします」と言って解散した後に、「待てよ?」と思い直しまして。

 

父母会の会長さんが、「殆ど休みみたいです。」と報告をくださいましてね。

父兄間で話していた連休中の話の内容を総合すると、「14日は人が集まらない」と判断し、「先生(私)が、わざわざ来て、人が少ないと申し訳ない」と親切で言ってくださったのだと思います。

これはこれで有り難い。

「家族の時間も大切にしてください」といつも言っているので、休むのは全く問題ではないです。

 

それを受けての「休みにしちゃいましょうか」だったのですが・・・。

 

何か違うよ。

 

「殆ど」であって、「全員」ではない。

私は何か勘違いをしてしまっている。

 

「門下生の人数が増えてきて、勘違いしてしまっている。」と思ったのですよ。

 

始めの頃は、2,3人でもやっていただろ?

平日だろうと祝日だろうと関係なく、決めた曜日は2ヶ月前に施設の予約を入れ、練習日とした日は、「例え一人しかいなくても指導をする」と自分で言っていたじゃないか。

「練習のペースを崩さない」が、大事じゃなかったのかい?

だからこそ、施設が使えない時でも、出稽古まで組んでいるんでしょ?

予定を組む段階から、「人が集まらないだろう」と、休みにしていたのなら良いです。

練習日として決めて、予定表を配っている以上、それに合わせて予定を組んでいる筈。

繰り返しますが、家族での行事が練習日に重なってしまって、門下生がそちらを優先するのは良い。

でも、教える側がどうしても外せない急な用事が入ってしまわない限り、それはダメじゃないかと。

 

もし、予定表を見て調整した結果、他の日を休むつもりでいて、ここの練習は出るつもりだった人が居たら?

 

もし、ポスター(2ヶ月毎に張り替え 予定表付)を見て、休みにしようとしたその日が都合がついて、見学をしたいと思った人が居たら?

 

凄く申し訳ない事じゃないですか。

 

空手の練習は、大勢いないと出来ないのか?

 

否!!

 

一人でもやれる練習はいくらでも有る!

 

門下生は全て完璧にできているか?

 

否!!

 

まだまだ発展途上!直すべき事、教えるべき事は幾らでも有る!

 

たとえ、たった一人しか来なかったとしても、普段の練習では、多くを見なければならない中、行き届かなかった所を指導するチャンスじゃないか。

もし、誰も来なかったとしても、目を光らせて指導をするばかりで、自分の練習が出来ていないと自分でも判っているんだから、自分の練習をすれば良いじゃないか! と。

 

私は、危うく、勘違いして初心を忘れてしまう所でした。

 

 LINEで、「休みにする」と言ったその日の内に撤回して、 14日は予定通りに練習をすると流し、正直、人が来ないものとして、今日は練習に向かったのですが・・・。

 

7人来ました。

素晴らしい!

いつもに比べれば確かに少ない。

でも、数年前までは、これと変わらないくらいでした。

 

折角なので、普段、詳しく説明できない練習内容について、「何故、この練習をするのか?」とか、「これはどういう効果を狙っているのか?」とか、「どうしてこうしてはいけないのか?」とか、いつもは流れに合わせて全体で練習していると細かく教えられない所を教えたりしました。

 

始めは、「ボチボチやって、早めに上がるか」と思っていたのが、いつもと同じように最後まで練習しました。

 

改めて、「やらなければならない事」は幾らでもあるのだと実感しました。

休みにしなくて本当に良かった。

 

初心忘るべからず

 

大切な事ですね。

 

 

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