同じプロジェクトチームの別のコンサルタントの方が、私と入れ替わりで今日で抜けることになりました。

数ヶ月の短いプロジェクトであれば途中でチームメンバーが替わることはあまりないようなのですが、今回私が加わったプロジェクトは少し期間が長いものであり、途中での交代になりました。

ということで、白紙の状態でアサインされて10日ほどで、否応なく独り立ちしなければならないシチュエーションに置かれました。ピアノにたとえると、初見の楽譜を渡されて一通り譜読みがおわったら、すぐに最低限人前で聞かせられるレベルで弾いてくださいというようなものです。

そう言えば「のだめカンタービレ」で、モーツアルトの2台のピアノのためのソナタを8分で(その曲の演奏時間で)譜読みしろと千秋がのだめに言うシーンがありましたが、ちょうどそんな感じです。

ただし、プロのピアニストであればそのくらいのことが(きっと)できるわけで、世界は違えど、やはりこれがプロフェッショナルとして求められるレベルなのだと実感しています。

実際、クライアントから見れば、相手が入社間もない人か何年かの経験のあるベテランかは関係なく、またアサインされて間もないか何ヶ月もそのプロジェクトでやっているかも関係ありません。クライアントは、一人前のコンサルタントとして相手を見て、それ相応のアウトプットを期待しているわけです。

そんなこんなで、明日からさらに大変になりそうですが、プロジェクトの中のある範囲を任されたからには、それに対して責任を持たなければなりません。

前向きにとらえて、ちゃんとアウトプットが出せるようにがんばりたいと思います。

先週の木曜日にプロジェクトにアサインされ、最初の1週間が怒涛のように過ぎ去っていきました。勝手のわからないなかで、いろいろともがいてきましたが、少し冷静に振り返ってみれば、結果としてこの1週間は「何もできなかった」です。

もちろん、「何もしなかった」わけではなく、ひたすらアサインされたプロジェクトに関する知識レベルでのキャッチアップを図ってきました。そういう意味では、1週間という短い時間の中で、以前の自分の仕事では考えられないスピードで、関連する業界や技術に関する知識を身につけることはできたと思います。

しかし、コンサルタントとしては知識レベルの深さ・広さで付加価値を生み出せるわけではありません。世の中には、業界通やその筋の技術に詳しい方はたくさんいるわけで、1週間やそこら(あるいは数ヶ月)がんばって知識を身につけたところで、そういった方にはそうそう勝てません。

もちろん知識が必要ないわけではありませんが、必要なことは、それをベースにしながら、われわれならではの切り口で事象を整理する、ゼロベースで進むべき方向性を考える、そしてクライアントが確実に実行できる仕組みを作るなどといった付加価値をつけることです。

そういった意味においては、クライアントに出せるレベルのパワーポイント資料1枚作ることができず、またクライアントとのミーティングに参加しても何も意味のあることを発言できず、この1週間は私は何も成果を出すことはできませんでした。

このようにまだスタートが切れているわけではないですが、一方で、この1週間いろいろもがく中で、「どこがスタートラインか」は何となくわかってきました。この認識は結構重要です。

先の長いチャレンジの始まりの始まりといった感じですが、やっぱりこの仕事は面白いですし、好奇心旺盛な自分に合っている仕事だと思いますので、早く一人前になれるようにがんばりたいと思います。


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昨日でトレーニングが終了し、早速、今日から実際のプロジェクトにアサインされました。

プロジェクトリーダーから概要を聞きましたが、非常にエキサイティングな内容です。Confidentialityの問題から内容は一切書くことはできませんが、とてもやりがいのあるプロジェクトです。

アサインされたプロジェクトでしっかりアウトプットが出せるように、月並みな言葉ですが、精一杯がんばろうと思います。また時として苦しい状況に陥るかもしれませんが、精一杯この仕事を楽しみたいと思います。

このブログについても、仕事とは直接関係ない差し障りのない内容で、コンサルティングの仕事を通じて感じたこと、自分自身で成長したと思うこと、逆になかなか思うように行かないことなど、日記的な位置づけでぼちぼちと書き続けていこうと思っています。



いよいよ明日でトレーニング期間が終わります。今日はある課題に関する発表を行ったのですが、それに対するマネージャーのコメントは非常に厳しいものでした。この内容では実際のコンサルティングの現場では使い物にならないと。

自分ではそれなりにちゃんとまとめて結構いい出来かなと思っていた内容でしたが、全くベクトルがずれていたようです。

前職の経営企画の仕事においては、ビジネスの全体ストーリーを書くのは経営者の役割で、自分はそれをサポートするというものでした。つまり、いろいろと情報を分析しながら、経営者の意向にとって資料をまとめていくことが主な仕事だったのですが、その進め方のクセがついていることが今回は仇になりました。

要は単なる分析屋さんになってしまっていて、いくつか面白い事実の発見はあるものの、結局ビジネスをどうするのか問いに対して、答えを出せていないということです。経営者の視座をもってビジネスを考えるというのは以前からできていないと自覚していたのですが、まさにその点を指摘された格好です。

前回の記事で、プロフェッショナルファームとして必要な付加価値は何かということを書きましたが、少なくとも、前職でやっていたような仕事の進め方ではその答えにたどり着けないことは今日はっきりとわかりました。つまり、自分が事業部長や社長になったつもりで、自分ならその事業をどのようにしていくのかを考えなければなりません

今日言われたことは非常に厳しいことなのですが、自分に足りないところや求められるレベルに達していないところをストレートに指摘してくれますので、どこを改善しなければならないかは非常に明確になります。なので、これで何かショックをうけて落ち込むというようなことではなく、逆に今後の進むべき道が少し見えてきたような気がします。

これまでの仕事の習慣をここで一度ゼロ・リセットして、もう一度、ゼロからそういった高い視座を養うトレーニングをしていきます。

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トレーニングも2週間目に入り、プロフェッショナルとしてのマインドセットが自分の中に少しずつ定着してきました。

特に認識しなければならないことは、我々がクライアント企業の戦略構築・実行に関わるコンサルティングを提供するに際し、クライアントからはかかっているコストに対してではなく、プロジェクトから生み出せる付加価値に対してお金をいただいているということです。つまり、我々が提供するのは真の「顧客価値」そのものでなければなりません。

これはプロジェクトに関わるコンサルタントの立場から言えば、どれだけ時間(=コスト)をかけたかではなく、どれだけ付加価値をつけられたかが重要になるということです。つまり、たくさん時間をかけて作業した(考えた)のだから、少々アウトプットのレベルが低くてもいいでしょ、というのは一切言い訳になりません。

そうすると、有限の時間リソースの中でいかに付加価値をつけられるか、そして更に、それが他のコンサルタントではつけられない付加価値とすることができるかどうかが、ファームの中での自分自身の存在価値になります。

では、その「付加価値って何?」ということになるのですが、さすがにまだ掴めていません。プロフェッショナルファームとして認めれる付加価値のレベルとはどの程度のものなのか、まずはこの問いに答えられるようになることが、自分自身の当面の重要な課題であると思っています。

ただ、これまでの経験の中から、それなりに付加価値の「種」になりそうなことが自分の中に確かにあるような気がしています。それは知識ではなく、全体像を俯瞰する見方や、分析の切り口の設定やなど、これまでの仕事で身につけた思考プロセスや行動様式なのではないかと思っています。

そして、この種(原石)を見つけてそれを磨き上げていくということは、すなわち、自分の強みをさらに尖らせていくということです。以前の記事で、弱みを埋めるよりはまず徹底的に強みを磨くことが重要なのではないかと書きましたが、実際に仕事を始めてみて、この考えは正しいという確信を得るに至りました。

そして、自分自身の強みを客観的に認識し、それを徹底的に伸ばしていくために、これから仕事でかかわるいろんな人からフィードバックをもらうようにしたいと思っています。

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