息子は中3で、2月に私立、3月に公立高校の受験を控えている。
私は、彼が小学校6年生の時に別居し離婚。
息子は転校したくないことを1番の理由として父親の元に残った。
実際のところ、元ダンナさんとは始めから夫婦というより
息子を介して親同士が同居して生活しているというスタイルだった。
共にフリーランスで働くもの同士
仕事に対しての理解は深く、一緒にイベントの仕事をしたこともあったけど
夫婦というものは、やはりお互いを大切にし合える思いがないと続かない。
愛がない生活は本当に淋しい。
それがないと、お互いが傷ついてしまう事を年月と共に痛感した。
それでも一緒に暮らしていたのは息子の存在だけだった。
私は、眠れなくなり精神的にも肉体的にも限界を迎えた。
だから 家を出た。
問題は息子
あえて、彼の家の近くにマンションを借りて夕食は私のところで食べ
お弁当は作って届け、週末には私の元に泊まる生活を続けてきた。
中3になり夏から塾に通い始めた。
塾の費用、息子に掛かる費用は全て折半。
不況の中、フリーランスの身には厳しい時代だけど
息子の親同士、タックルを組んで息子を育てている。
元ダンナと私が共通していることは「息子を愛している」ということ
だから、離婚しても協力し合い、息子を育てている。
ラジオ番組の2月オンエアー収録でコメンテーターを務めて頂いた
坂元建築工芸の坂元社長は6人の子供のお父さん。
実際には4人が実子で2人は再婚された奥さんの連れ子さん。
しかし、社長の下で家業を手伝っているのは連れ子さん。
仕事の上では親方と弟子、家に帰れば普通の親子。
そんなシンプルな関係で生きていますとおっしゃる親方は
お顔から温かい人柄が滲み出す素敵な方で、その言葉には
「愛」を感じる。
「坂元建築工芸」ホームページ
「愛」って、自分本位のものではない。
自分よりも相手を大切に思うこころではないのかな・・・
先日、ニュースになった子供を虐待死させた夫婦。
再婚相手の虐待・・・
その子供は、とても賢い子だった。
大切なその子の未来を可能性を身勝手な大人が消してしまった。
だけど、一番心配なのは その子のお母さん
どんな思いで我が子が虐待されているのを見ていたのか・・・
子供は自分の分身でもある。
自分の心が痛くなかったのだろうか・・・
ニュースになるのはほんの一部で、実は見えないところで
沢山の子供が泣いている。
もしかすると、バーチャルが散乱している現代の中で
感情が希薄になってしまい相手の気持ちを酌むこと・・・
いえ、自分自身の本当の気持ちを感じることすらできなくなって
いるんだろうか・・・?
人の感情が鈍っている
そんな気がする
もっと シンプルに喜怒哀楽を表現しなきゃいけない気がする
話しがすっかり逸れてしまったけど
子供を産んだ以上、親には責任がある
子育てをしながら親も育つ
どんな環境にあっても、絶対的な愛で向き合う子供との関係で
親は色々な事を学び、子供を介して人との繋がりや有り方を学ぶ。
今、受験という大変な時期の中で 私ができることは・・・
やっぱり ごはんを作り、お弁当を届ける事くらいしかないのかな。
だけど、愛情をいっぱいいっぱい注ぎながら料理を作る
それでいいんだと 自分を納得させている。
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