スプリンターズステークスはストレイトガールが人気に応えました。
スプリント日本一は、キャリアが物を言ったか。
前半の600mが34秒1という、スプリンターズステークスにしてはスローペースになった今回(2000年以降に中山で行われた回ではいちばん遅い)は、ハクサンムーンとアクティブミノル、ミッキーアイルが先行しました。
その一方でストレイトガールは中団に位置し、残り200mを切った最後の坂でスパートし、ゴール寸前で抜け出しました。
勝ったストレイトガールは、春のヴィクトリアマイルに続いてG1は2勝目。
そして今回の勝利で、未勝利戦から数えて通算10勝目となりました。
しかもヴィクトリアマイルを除いた9勝すべてが芝1200mでのもので、まさに現世代の“1200mのスペシャリスト”といえましょう。
今回が国内最後、そして次の香港スプリントがラストランだそうなので、有終の美を飾ってもらいたいところです。
ちなみに2着のサクラゴスペルも通算9勝(1200mが3勝、1400mが5勝、1600mが1勝)していました。
<競馬川柳>
混戦を キャリアで断った 女王かな
とは書きながら、ストレイトガールは中山初登場でした(昨年の2着は新潟でのもの)