伝統の レースもこれで 99回…
先週で小倉における開催が終わり、今週のみ京都・東京の2場開催になります。
日曜日にはフェブラリーステークスが行われますが、その前に京都では京都記念が行われます。
今年で99回目を迎え、天皇賞・中山大障害・目黒記念に次ぐ長い歴史を持つ伝統のレースは、天皇賞・春へと向かうにあたり、大事なレースになりそうです。
出走馬はこちら をご覧下さい。
去年の有馬記念や3歳クラシック路線を賑わせた馬たちが来るかと思いきや、02年生まれ世代(4歳)からはシックスセンスだけ、有馬記念出走馬はデルタブルースだけが出走と、ちょっと物足りないメンバーとなってしまいました。
その分、サクラセンチュリーやシルクフェイマス、マーブルチーフ、ビッグゴールドなど、京都コースに強い馬たちが出走するので、その辺が物足りないメンバー構成をカバーしてくれるでしょう。
さて予想。
シックスセンスが出走するのは見ものです。
何と言っても56キロで走ることができるのは非常に有利です。
ただ、京都コースが合うかどうかが微妙です。
菊花賞では4着に終わり、デイリー杯2歳Sでは8着に敗れています。
3着に入っている京都2歳Sも内回りコースでした。
これをどう見るかが予想の分かれ目でしょう。
今回は、京都コースが微妙であることより、56キロで走れることを有利と見ておきます。
ただ、軸にはしません。
また、デルタブルースは菊花賞馬といえども58キロで走ることができ、ヴィータローザは中山金杯で復活の兆しを見せました。
それでも軸にはしません。
そこで、誰を軸にするか?
答えはサクラセンチュリーです。
サクラもデルタブルースと同じく58キロですが、去年の日経新春杯やアルゼンチン共和国杯など、2400~2500mの距離における実績は目を見張るものがあります。
2200mでも成績は【2・0・1・0】と、強さは魅力があります。
相手はデルタブルースとシックスセンスが筆頭ですが、もう少し出走表を詳しく見てみると、おもしろそうな馬がもう1頭います。
関東から参戦するトウショウナイトです。
去年2着だったにもかかわらず、休み明け2走目となる今回は57キロで走ることができます。
天皇賞・春でも10番人気ながら4着に食い込んでいます。
今年は負担重量の差で有利になっているはずです。
ちなみに、シルクフェイマスとビッグゴールドは消しておきます。
前者は59キロ、後者は58キロと、実績の割には負担重量が厳しいです。
また、過去のデータから、このレースは負担重量に恵まれた馬が頑張ることが比較的多く、“京都巧者”(となる者)の台頭も目立っています。
そんなところも考えておきたいと思います。